「画像生成AIを使ってみたいけれど、種類が多すぎて違いが分からない」——文章AI以上に、画像生成はサービスごとの個性が強い分野です。無料で気軽に試せるものから、本格的なイラスト制作環境まで、選び方を間違えると「思っていたのと違う」になりがちです。

この記事では、代表的な画像生成AI5つを取り上げ、2026年7月時点の料金・無料枠・商用利用の条件を整理しました。読み終えるころには、あなたの目的に合う1つが決まります。

結論:目的別のおすすめ早見表

先に結論です。迷ったら次の基準で選べば大きく外しません。

  • まず無料で体験したい → ChatGPT または Gemini
  • アート作品としてのクオリティ重視 → Midjourney
  • 仕事のデザイン素材・商用の安心感重視 → Adobe Firefly
  • Stable Diffusionでイラスト制作に没頭したい / モデルを自由に選びたい → ConoHa AI Canvas

画像生成AIの選び方(4つの基準)

1. 無料でどこまで試せるか

無料枠は「あり/なし」だけでなく量に大きな差があります。ChatGPTやGeminiは無料で体験できますが、Midjourneyは無料プランがありません(2023年に廃止され、現在も復活していません)。まず無料組で「AIに指示して画像を作る」感覚を掴むのが定石です。

2. 商用利用の条件

ブログのアイキャッチや商品バナーに使うなら、商用利用の条件確認は必須です。サービスによって「有料プランなら可」「使用するモデルのライセンス次第」など条件が異なります。詳細は各サービスの節で解説します。

3. 生成量とコストのバランス

たくさん作るほど、枚数制限・クレジット制・時間課金の違いが効いてきます。「月に数枚」なら無料組で十分、「毎日大量に」なら定額制や時間課金型が有利になります。

4. カスタマイズ性

「プロンプトを入れて出てきたものを使う」だけなら汎用型で十分。好みの画風モデル(Checkpoint)やLoRAを選んで思い通りの絵柄を追求したいなら、Stable Diffusion系の環境が必要になります。ここが最初の大きな分かれ道です。

比較表:主要5サービスの料金と特徴

2026年7月18日時点の情報です。料金・仕様は変動するため、申込前に必ず各公式サイトでご確認ください。

サービス無料枠有料プラン(月額)商用利用特に向いている用途
ChatGPTあり(1日数枚程度)Plus 3,000円可(規約の範囲で)対話しながら手軽に生成・修正
GeminiありAI Pro 2,900円規約の確認推奨無料で高品質・文字入り画像に強い
MidjourneyなしBasic 10ドル〜有料プランで可※アート性の高い作品づくり
Adobe Fireflyあり(月25クレジット)Standard 1,580円〜商用前提の設計デザイン素材・Adobe連携
ConoHa AI Canvas各プランに無料利用時間エントリー 1,100円〜(税込)モデルのライセンス次第Stable Diffusionでの本格制作

※Midjourneyは年間売上100万ドル超の企業はPro以上のプランが必要です。

それぞれの特徴とおすすめな人

① ChatGPT|対話しながら作れる手軽さNo.1

文章AIとしておなじみのChatGPTは、チャットで指示するだけで画像も生成できます。最大の強みは「もう少し明るく」「文字を入れて」と対話で修正を重ねられること。専門知識ゼロでも意図に近づけていけます。

無料プランでも1日数枚程度は試せるので(上限は時期により変動)、入門として最適。本格的に使うならPlusプラン(3,000円/月・税込)で生成枚数が大きく増えます。

こんな人におすすめ:

  • 画像生成が初めてで、まず体験してみたい人
  • 文章作成と画像作成を1つのツールで済ませたい人

▶ ChatGPT 公式サイトで試す

② Gemini|無料での画質と「文字入り画像」に強い

Googleの画像生成(Nano Banana系モデル)は、無料でも高品質な生成が試せるのが魅力です。特に上位モデルは画像内への日本語・英語の文字入れの正確さに定評があり、サムネイルやバナーづくりと相性が良好。有料のGoogle AI Pro(2,900円/月)で利用枠が広がります。

こんな人におすすめ:

  • お金をかけずに高品質な生成を試したい人
  • 文字入りのサムネイル・バナー画像を作りたい人

▶ Gemini 公式サイトで試す

③ Midjourney|「作品」を作るならいまだ別格

アート性の高い画像で一世を風靡したMidjourney。構図・質感・雰囲気の完成度は現在も高い評価を保っています。注意点は無料プランがないこと(Basic 10ドル/月〜、米ドル建て)。商用利用は有料プラン加入で可能です。

こんな人におすすめ:

  • イラスト・アート作品としてのクオリティを最優先する人
  • 月10ドルの投資を惜しまず、作風を追求したい人

▶ Midjourney 公式サイトを見る

④ Adobe Firefly|商用デザインの安心感で選ぶ

Adobe Fireflyは、ライセンス許諾済みのAdobe Stock素材などで学習していることを掲げる、商用利用を前提に設計されたサービスです。PhotoshopやIllustratorとの連携もスムーズで、仕事のデザインフローに組み込みやすいのが強み。無料で月25クレジット、有料はStandard(1,580円/月)からで、2026年の改定で標準モデルでの画像生成は実質使い放題になりました。

こんな人におすすめ:

  • 仕事の制作物に使うため、権利面の安心感を重視する人
  • Adobe製品をすでに使っているデザイナー・ブロガー

▶ Adobe Firefly 公式サイトを見る

⑤ ConoHa AI Canvas|Stable Diffusionを環境構築なしで

「Stable Diffusionを使いたいけれど、高性能GPUのパソコンを持っていない・環境構築が難しそう」——その悩みを解決するのがGMOのConoHa AI Canvasです。ブラウザだけで、定番のWebUI(AUTOMATIC1111)やノード型のComfyUIをそのまま操作できます。

最大の魅力は自由度。Stable Diffusion 1.5〜XLのモデル(Checkpoint)やLoRAを自分で選んで導入でき、スタンダードプラン以上ならLoRAの自作(Kohya SS)まで可能。「枚数制」ではなく時間ベースの料金(エントリー1,100円/月・税込、毎月10時間のWebUI無料利用時間付き)なので、集中して大量に生成する使い方に向いています。

商用利用は「使用するモデルのライセンスで許可されていれば可」という条件付きなので、モデル選びの際にライセンス表記を確認しましょう。

こんな人におすすめ:

  • 好みの画風モデルやLoRAで、思い通りのイラストを追求したい人
  • GPUなしのPC・スマホからStable Diffusionを使いたい人

▶ ConoHa AI Canvas 公式サイトを見る

画像生成AIを使うときの3つの注意点

  1. 商用利用の条件は必ず一次情報で確認 — 規約は頻繁に更新されます。この記事の情報も、利用開始前に必ず各公式サイトで最新の規約をご確認ください。
  2. 実在の人物・既存キャラクターの生成は避ける — 肖像権・著作権の侵害リスクがあります。生成物の公開前に、特定の作品や人物に酷似していないかチェックを。
  3. 生成画像の「見えない前提」に注意 — 学習データやモデルのライセンスによって、生成物の扱いが変わる場合があります(特にStable Diffusion系のモデル利用時)。

まとめ:無料組で体験→目的が固まったら特化型へ

まずはChatGPTかGeminiの無料枠で「AIに画像を作らせる」体験をしてみてください。そのうえで——

作品クオリティを極めたくなったらMidjourney、仕事のデザインに使うならFirefly、モデルを選んで絵柄を追求したくなったらConoHa AI Canvas、という進み方が王道です。

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※本記事の料金・仕様は2026年7月18日時点で確認した情報です。変更される場合があるため、申込前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。