Oura Ring 5は、前モデルから体積を約40%削減して“世界最小級”になった、フィンランドOura Health社製の第5世代スマートリングです。 指にはめていることを忘れるほど薄くなりながら、計測精度とバッテリーはむしろ向上しています。2026年6月5日に日本で発売されました。

この記事では、Oura Ring 5のハードウェアの進化、睡眠・心拍の精度、料金とサブスクの実態、そして「Oura Ring 4を持っている人は買い替えるべきか」という一番の悩みまでを整理します。あわせて、日本の購入者にとって見落としやすい「新機能の一部が日本では提供されていない」という事実も、公式の記載にもとづいて指摘します。

📄 この記事は公開情報にもとづく解説です

当サイトはOura Ring 5の実機を所有していません。本記事の数値はOura公式サイト・公式ブログ・サポート文書・査読付き論文・国内報道を1件ずつ確認したもので、装着感などの体感は、出典を明記したうえで第三者レビューの記述として紹介しています。運営者が実際に使用している製品は3台のみで、該当する記事(スマートウォッチ比較など)には「✅ この製品は運営者が実際に使用しています」と個別に明記しています。

なお、2026年7月24日の公開時点では本記事に出典リンクが1本もなく、精度・充電時間・価格区分などに誤りがありました。2026年8月1日に全数値を検証し、訂正した箇所は本文中に「⚠️ 訂正」として残しています(消さずに残すのは、同じ数字が他サイトにも出回っているためです)。

Oura Ring 5(オーラリング 5)シルバー・スマートリング

Oura Ring 5(オーラリング 5)シルバー・スマートリング

PR楽天市場(Oura公式)

65,800円(記事作成時点)

Oura Ring 5とは?30秒でわかる要点

朝の光の中で穏やかに眠る女性

  • フィンランドのOura Health社による、第5世代のスマートリング(2026年6月5日 日本発売)
  • 前モデル比 体積約40%小型化。幅6.09mm・厚さ2.28mm、重量2.0〜2.69g(Ring 4は3.3〜5.2g)
  • フルチタン+高耐久PVDコーティング、100m防水(IP68基準)。サウナや水上スポーツは可、ダイビングは不可
  • 精度はOura Ring 4比で夜間HRV +12%、ランニング等の運動時心拍 +19%(Ouraの自社公表値)
  • 公称6〜9日のバッテリー。充電は残量に応じて20〜80分
  • 65,800円(Silver / Black)と81,800円(Gold / Deep Rose / Brushed Silver / Stealth)。16,000円の差は色だけで、中身は同一
  • 別途Oura Membership(月999円/年11,800円)が必要
  • 目玉機能のHealth RadarとGLP-1 Insightsは米国・UAE・インド限定。日本では使えない

ひとことで言えば、「スマートウォッチよりずっと目立たず、睡眠と体調を本気で測れる指輪」。ハードの完成度は上がりましたが、日本で使えるソフト機能は本国と同じではありません

進化点①:体積40%小型化で“着けている感覚”が消えた

Oura Ring 5の最大の進化は、装着感です。幅6.09mm・厚さ2.28mmまで薄型化されました。前モデルOura Ring 4は幅7.9mm・厚さ約2.88mmなので(Ouraサポート)、指をすり合わせたときの接触感が大きく減っています。重量も2.0〜2.69gと、Ring 4の3.3〜5.2gからほぼ半減しました(TechCrunch)。

ここで期待値の調整を1つ。メーカーの「40%小型化」は体積(立体的なサイズ)の話です(Impress Watch)。断面積で計算すると 6.09×2.28 ÷ 7.9×2.88 = 約39%減で公称とほぼ一致しますが、幅・厚さそれぞれの削減率は約21〜23%にとどまります。「厚みが40%も薄くなった」という理解は誤りなので、そこは正しく持っておきましょう。

とはいえ、2.28mmという薄さの効果は海外の実機レビューでも一致しています。TechCrunchは「着けていることをよく忘れる」と評し、Ring 4より夜間の睡眠計測時に快適だとしています(TechCrunch)。

素材はフルチタンに高耐久PVDコーティングを施し、Oura史上最も傷に強い仕上がり。カラーはSilver / Black / Gold / Deep Rose / Brushed Silver / Stealth の全6色展開です。

進化点②:センサーを減らして、精度を上げた

朝日の中をランニングする人

スペック表だけ見ると「あれ?」と思う変更があります。受光信号の経路(signal pathway)が減っているのです。Ouraは Oura Ring 4 を「18-path multi-wavelength PPG subsystem(18経路のマルチ波長PPGサブシステム)」と説明していましたが(Oura公式ブログ)、Ring 5 の説明は「12 signal pathways」に変わりました(Oura公式ブログ)。

しかしこれはスペックダウンではありません。Ring 5は経路の数ではなく、1本あたりの信号の質を上げる方向に振っています。

  • より強力なLED(Oura公式の表現は「More powerful LEDs」。国内報道では「前世代比で最大4倍」と伝えられています——Impress Watch
  • 肌に密着する高さ0.7mmのセンサードーム(Ring 4は0.3mm)
  • 受光面積を広げた大型フォトダイオード

Ouraが公表している改善幅は、次の2つです(Oura公式ブログ)。

  • 夜間HRVの精度が、Oura Ring 4比で12%向上(平均的なメンバーの場合)
  • ワークアウト時の心拍の信号品質が24%改善し、ランニング・サイクリング・ウォーキングなど主要種目で精度が19%向上

指の動脈は強い脈波信号を届けます。Ouraは「手首型ウェアラブルの最大100倍強い脈波信号」と説明しており、これがスマートリングの構造的な優位性です。

⚠️ 訂正:「心拍はECG比99%」「睡眠判定はPSG比95%」は正確ではありません

本記事は当初、「心拍数は医療用ECG比99%、睡眠段階の判定は臨床PSG比95%」と書いていました。この2つの数字を、OuraはOura Ring 5について主張していません。 検証したところ、次のとおりでした。

  • 心拍の「99%」 — 出どころは、Gen 3をECGと比較した査読論文(Sensors, 2024, 被験者114人)の相関係数 r=0.992〜0.994とみられます。相関係数は「誤差が1%」という意味ではなく、対象もRing 5ではありません。同じ論文は、高齢層のHRVや5分単位の短い区間では精度が落ちることも報告しています(MDPI Sensors
  • 睡眠の「95%」 — 東京大学がGen2/Gen3を96人・421,045エポックでPSG(睡眠ポリグラフ)と比較した研究(Sleep Medicine, 2024)では、感度94.4〜94.5%・機器間信頼性94.8%、段階別の一致率はREM 90.6%・浅い睡眠75.5%でした。「睡眠段階の判定が95%当たる」という読み方はできません(Oura公式ブログ

指での計測が手首より有利なのは事実ですが、「医療機器並みの精度」と受け取るのは行き過ぎです。体調の傾向をつかむ道具であって、診断の道具ではありません。

進化点③:ソフトウェア——ただし目玉は日本で使えない

Oura Ring 5の発表と同時に、アプリ側の新機能も公開されました。ここが日本の購入者にとって最大の注意点です。

Oura公式の発表文には、機能ごとに提供地域と対応世代が明記されています(Oura公式ブログ)。整理すると次のとおりです。

新機能内容提供地域対応世代
Health Radar血圧傾向を見る「Blood Pressure Signals」、睡眠時の呼吸パターンを30日単位で見る「Nighttime Breathing」など米国・UAE・インドのみGen3以降
GLP-1 InsightsGLP-1受容体作動薬を使う人向けに投薬・体重・生体データを統合表示米国・UAE・インドのみGen3以降
Live Activity Trackingペース・距離・心拍をリアルタイム表示。自動アクティビティ検出は40種類以上に対応全世界Gen3以降
Locate置き忘れたリングの場所を特定全世界Gen2以降
Lab Uploads / Data Deletion血液検査結果の取り込み/データ削除Data Deletionは全世界Gen2以降

つまり、発表で最も大きく扱われたHealth RadarとGLP-1 Insightsは、2026年8月1日時点で日本のユーザーには提供されていません。 これは日本だけの事情ではなく、英国のレビューでも同じ3機能(Health Radar・Health Records・GLP-1 Insights)が使えないと指摘されています(Engadget)。「血圧の傾向が見られるらしい」という理由で買うと、確実に空振りします。

一方、日本での発売時に案内されている女性向け機能は、更年期インサイト・ホルモン避妊サポート・生理周期インサイトです(家電 Watch)。女性の健康を軸に選ぶなら、日本で使えるのはこちらになります。

バッテリーと防水性能:公称6〜9日、海外レビューもおおむね一致

公称のバッテリー持続は6〜9日Ouraサポート)。海外の実機レビューもこの範囲か、やや上に収まっています。

  • TechCrunch:6〜9日(Oura Ring 4は5〜8日)。5日間つけっぱなしでまだ充電不要だった(TechCrunch
  • Engadget:公称は控えめだと評価。土曜に着け始めて、残量1日未満の警告が出たのは翌週の月曜(Engadget

体積を40%削りながらバッテリーが落ちていないのは、素直にすごい進化です。充電は残量に応じて20〜80分(Ouraサポートの表記は「約80分」)。100m防水(IP68基準)で、手洗いや入浴、サウナ、水上スポーツでもつけたままにできます(ダイビングは対象外)。

⚠️ 訂正:第三者レビューの数値を差し替えました

本記事は当初「PCMag:連続10.5日/The Guardian:約8日/CNET:約7日」と書き、充電時間を「約1.5時間」としていました。検証したところ、この3件のレビューは確認できず、充電時間も公式の記載(20〜80分)と食い違っていました。いずれも上記の実在する出典に差し替えています。

料金とサブスク:本体価格だけで判断しない

ここが購入前に必ず理解すべきポイントです。Oura Ring 5は、本体を買うだけでは主要機能を使い切れません

項目金額(税込)
本体(Silver / Black)65,800円
本体(Gold / Deep Rose / Brushed Silver / Stealth)81,800円
Oura Membership月999円/年11,800円
予備の充電器(別売・任意)6,800円

上位2色と下位2色の差は仕上げの色だけで、センサーも機能も同一です。 Engadgetはこの16,000円の価格差を「塗装に100ドル払っている」と表現しています(Engadget)。色にこだわりがなければ、Silver か Black を選べば十分です。

睡眠スコアや詳細な健康インサイトといった中核機能は、Oura Membershipの契約が前提です(本体購入で一定期間の無料体験は付きます)。

つまり実質的な総所有コストは、本体65,800円+年額プラン3年分35,400円=約10万円として見積もるのが現実的です。「指輪本体だけ買えば終わり」ではないことは、必ず頭に入れておきましょう。

⚠️ 訂正:「標準/プレミアムモデル」という区分と、充電ケースの価格

本記事は当初、価格差を「標準モデル/プレミアムモデル」と書いていましたが、Oura Ring 5にグレード違いのモデルは存在せず、差はカラーだけです。

また「充電ケース(別売)11,800円」としていましたが、携帯用の充電ケース(Oura Ring 5 Charging Case)は米国・カナダ・英国・EU向けの製品で、日本のOura公式ストアには並んでいません(2026年8月1日時点。日本のアクセサリー欄にあるのは6,800円の充電器のみ)。日本で買う場合、外出先での充電手段は現時点で用意されていないと考えてください。

【重要】Oura Ring 4を持っている人は買い替えるべき?

もっとも多い悩みに、はっきり答えます。

すでにOura Ring 4を使っている人は、基本的に急いで買い替える必要はありません。 なぜなら、今回発表された新しいソフトウェア機能は、いずれも「Gen3以降」または「Gen2以降」が対象で、Oura Ring 4もそのまま含まれるからです(Oura公式ブログ)。ソフト面のメリットは、買い替えなくても届きます。

しかも日本の場合、Health RadarとGLP-1 Insightsはそもそも提供地域に入っていません。「新機能のために買い替える」という動機は、日本ではさらに弱くなります。

したがって、Ring 4ユーザーの買い替え判断は「ハードの薄型化と装着感の改善に、価格差以上の価値を感じるか」の一点に絞られます。指への違和感が気になっていた人には価値がありますが、そうでなければ見送りも十分に合理的です。

一方で、新規購入の人や、Oura Ring 3(Gen 3)以前を使っている人には、強くおすすめできます。 装着感の飛躍的な改善と、現行最高水準の計測精度が一気に手に入ります。

サイズ選びの注意:対応が US 6〜13号に狭まった

小型化の代償として、対応サイズが 6〜13 に狭くなりました(Oura Ring 4は 4〜15)。TechCrunchもこれを数少ない後退点として挙げています(TechCrunch)。極端に細い指・太い指の人は選べない場合があります。

Ouraは購入前にサイズを測る無料のサイジングキットを用意しているので、必ず事前にサイズを確認してから注文してください。指のサイズは日内変動もあるため、複数のタイミングで測るのが失敗しないコツです。

正直なデメリット・注意点

  1. 目玉機能が日本では使えない — Health Radar と GLP-1 Insights は米国・UAE・インド限定。日本のユーザーには提供されていません。
  2. サブスク(月999円/年11,800円)が実質必須 — 中核機能に課金が必要で、長期の総コストは約10万円規模になります。
  3. 携帯用の充電ケースが日本で買えない — 日本のOura公式ストアに並ぶアクセサリーは6,800円の充電器のみ。外出先での充電手段は用意されていません。
  4. 対応サイズが狭まった(6〜13) — Ring 4の4〜15から後退。極小・極大サイズの人は選択肢がありません。
  5. 「40%小型化」は体積の話 — 幅・厚さの削減率は各21〜23%。表記の印象と実寸のギャップに注意。
  6. 精度の数字が独り歩きしている — 「ECG比99%」「PSG比95%」はOuraのRing 5に対する主張ではありません(本文の訂正を参照)。
  7. Ring 4ユーザーの買い替え妙味は限定的 — 新機能はGen3以降が対象でRing 4にも来るため、ハードの改善に価値を感じるかが判断軸です。
  8. 画面はない — 単体で数値を見るデバイスではなく、確認はスマホアプリ前提です。

こんな人におすすめ/向かない人

指輪を着けた手でマグカップを持つ様子

おすすめできる人:

  • スマートウォッチの見た目や着け心地が苦手で、目立たず24時間つけたい
  • 睡眠の質を本気で改善したい人(睡眠計測はスマートリングの真骨頂)
  • 更年期の体調変化など、女性の健康をデータで把握したい人
  • 手首が塞がるのが嫌なアスリート・トレーニング愛好者
  • Oura Ring 3以前からの買い替え、または初めてのスマートリング

向かない人:

  • 月額のサブスクを払い続けたくない人(中核機能が使えません)
  • 本体だけで数値を確認したい人(画面はありません)
  • すでにOura Ring 4を満足して使っている人(買い替え妙味は小さめ)
  • 血中酸素や心電図など特定機能を重視する人 → 他機種も含めてスマートリング比較記事で全体像を掴むのが先です

まとめ:スマートリングの完成形に、また一歩近づいた

Oura Ring 5は、ウェアラブルの長年の課題だった「小型化と高精度の両立」を高い次元で実現した製品です。体積40%減で装着感は激減し、それでいて計測精度とバッテリーは向上しています。スマートリングとして、現時点で最も完成度が高い1台と言っていいでしょう。

判断の分かれ目は3つです。サブスクを含めた総コスト(約10万円)を受け入れられるかHealth RadarとGLP-1 Insightsが日本では使えないと分かったうえでなお欲しいか、そしてRing 4ユーザーならハードの改善に価格差以上の価値を感じるか。ここにあなたが納得できるなら、日々の睡眠と体調を“見える化”してくれる相棒として、長く活躍してくれます。

購入時は、まず無料サイジングキットでサイズを確認してから注文するのを忘れずに。

Oura Ring 5(オーラリング 5)シルバー・スマートリング

Oura Ring 5(オーラリング 5)シルバー・スマートリング

PR楽天市場(Oura公式)

65,800円(記事作成時点)

RingConnやSOXAIなど他のスマートリングとの比較はスマートリングおすすめ比較記事に、手首型と迷っている方はスマートウォッチ比較記事もあわせてどうぞ。

よくある質問

Oura Ring 5は本体を買えばすぐ全機能を使えますか?

いいえ。睡眠スコアや詳細な健康インサイトなどの中核機能を使うには、月額999円(年11,800円)のOura Membershipが必要です。本体購入で一定期間の無料体験は付きますが、継続利用にはサブスク契約が前提になります。

Oura Ring 4から買い替える価値はありますか?

急いで買い替える必要は基本的にありません。新しいソフトウェア機能の多くはOura Ring 4にも提供されるため、買い替えのメリットは主にハードの薄型化と装着感の改善に絞られます。あなたが指への違和感を気にしているのでなければ、見送りも合理的です。

「40%小型化」とは厚みが40%薄くなったということですか?

いいえ。40%は体積(立体的なサイズ)の削減率です。幅は7.9→6.09mm、厚さは2.88→2.28mmで、それぞれの削減率は約21〜23%にとどまります。断面積で計算すると約39%減となり、公称の40%とほぼ一致します。

日本でHealth RadarやGLP-1 Insightsは使えますか?

使えません。Oura公式の発表文では、この2機能の提供地域は米国・UAE・インドと明記されています(2026年8月1日時点)。英国でも同様に未提供です。日本で使える新機能はLive Activity Tracking、Locate、更年期インサイト、ホルモン避妊サポート、生理周期インサイトなどになります。

バッテリーはどれくらい持ちますか?防水は?

公称6〜9日です。海外の実機レビューでもおおむねこの範囲で、TechCrunchは5日間つけっぱなしでも充電不要だったと報告しています。充電は残量に応じて20〜80分。100m防水(IP68基準)で、入浴やサウナ、水上スポーツでも着用したまま使えます(ダイビングは対象外)。

サイズはどう選べばいいですか?

Oura Ring 5の対応サイズは6〜13です(Oura Ring 4は4〜15だったため、選べる幅は狭くなりました)。購入前に無料のサイジングキットで実際のサイズを測るのが確実です。指のサイズは時間帯で変わるため、複数のタイミングで測ると失敗しにくくなります。

主な出典

※本記事の価格・仕様は2026年8月1日時点で上記の一次情報・報道を1件ずつ確認したものです。価格は税込表示です。プラン改定や仕様変更、提供地域の拡大がありうるため、購入前に必ず公式サイト・販売ページで最新情報をご確認ください。健康・医療に関する判断は、医師など専門家にご相談ください。