米国外で初のGoogle直営店「Google Store 表参道」は、製品を買う店というより、AIを触って何かを持ち帰る場所でした。 2階にあるAI体験4つは、すべて無料です。
8月19日に行ってきました。開店から6日目の平日です。

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | Google Store 表参道 |
| 所在地 | 東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道「オモカド」 |
| オープン | 2026年8月13日(初日のみ14:00〜20:00) |
| 営業時間 | 10:00〜20:00 |
| フロア | 地下1階〜2階の3フロア |
| 建物面積 | 1,158㎡ |
| 体験の料金 | 無料 |
Googleの直営店としては11店舗目で、これまでの10店舗はすべて米国内にありました。米国外に出た1号店が東京になります。
日本が選ばれた理由について、Googleは初めて海外オフィスを開設した国であることと、表参道・原宿が新しいテクノロジーやファッションといった文化の生まれる場所であることを挙げています。
1階 Touch & Try|製品を触るフロア
入ってすぐの1階は、Made by Googleの製品を触って買えるフロアです。Pixel 11・Pixel 11 Pro Fold・Pixel 10a、Pixel Watch、Pixel Buds Proなどが並んでいます。価格や機種ごとの違いはMade by Google 2026のまとめに整理してあります。
フロアの一角には、Pixelの色がどう生まれたのかを見せるインスタレーション「California Dreaming: Landscape of Colors 2026」が置かれています。
触れるだけなら1階だけで完結します。 買う予定がなくても止められません。
2階 Pixel Studio|AI体験4つ
階段を上がった2階が、この店の本体です。フロア名は「Experience & Play」で、AI体験が集まっています。4つとも無料で、購入も不要です。
先に結論を書きます。時間が限られているなら、Avatar Station を優先してください。 唯一、物として持ち帰れるものが手に入ります。
Avatar Station|自分のアバターを作る
Pixelのカメラの前に立ち、スタイルを選んでポーズを取ると、Geminiが写真を解析してぬいぐるみ調のアバターを生成します。表参道限定の体験です。
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生成されたのが上の画像です。黒のセットアップという服装だけでなく、胸元に掛けたサングラス、ショルダーバッグ、スニーカーまで拾われています。バッグに付けた星のチャームまで残っているのは、正直よくできていると思いました。
持ち帰り方が2通りあるのが、この体験のいちばん良いところです。 その場で紙のIDカードとして印刷して渡され、二次元コードからデジタルデータもダウンロードできます。手ぶらで来ても、形のあるものが1つ増えて帰れます。
Project Genie|言葉から3D空間を作る
壁に並んだ丸窓型のスクリーンで、Google DeepMindの世界生成モデルを試せるブースです。手元のPixelにプロンプトを入れると、その言葉に沿った3D空間が生成されます。

生成されたのが上の空間です。小川と野花の草原を、白い犬が歩いていきます。画面に走っている白いグリッド線が、これが平面の映像ではなく奥行きを持った空間として作られていることを示しています。
生成した世界は、その場で動かして見て回れます。テキストを入れてから空間が立ち上がるまでが短く、待たされる感じがありません。
なお、ここはGoogle DeepMindの研究段階の技術を見せるブースです。製品として売られている機能ではありません。
Gemini Booth|雰囲気を選んで撮るだけ
感覚としてはプリクラに近いブースです。撮る前に、好きな雰囲気を選びます。 「秋葉原風」のようなスタイルが並んでいて、選んでから写真を撮ると、あとはGeminiが勝手に加工してくれます。
自分で加工の指示を出す必要はありません。スタイルを選ぶ、撮る。この2手だけで終わります。 プロンプトを書いたことがない人でも詰まらない作りでした。
120倍超解像ズームPro|近づくほど、寄っていく
大きなスクリーンの3mほど手前に立つところから始まります。そこからスクリーンへ歩いて近づくと、距離を詰めるのに合わせて画像がどんどん拡大されていきます。 自分の足で前に出ることが、そのままズーム操作になっている仕掛けです。
いちばん近くまで行ったところが120倍です。そこまで拡大しても像が崩れない、というのがこのブースの見せ方でした。
体を動かした分だけ絵が寄るので、「120倍」がどのくらいなのかが説明なしで伝わります。数字だけ見てもピンとこなかった人には、ここがいちばん分かりやすい展示だと思います。
地下1階 Here to Help|サポートと修理
地下1階は「Support & Learn」、看板は「Here to Help」です。対面のサポート窓口と、店頭での修理、オンラインで買った製品の店頭受け取りを扱っています。
Googleのハードウェアはこれまで国内に持ち込み窓口がなく、故障時はオンラインでのやり取りが基本でした。東京に対面の窓口ができたことは、Pixelを長く使う人にとっては体験ブースより重要かもしれません。
限定グッズ|25種類のうち18種類が表参道だけ
2階の奥に公式グッズのコーナーがあります。オープン時点で25種類あり、そのうち7種類はグローバル共通です。 つまり表参道でしか買えないのは残りの18種類になります。
| グッズ | 価格 |
|---|---|
| Recrafted by Google Pixel(全6種類) | 各5,500円 |
| 醤油皿(4枚セット) | 3,700円 |
| 箸置き(4つセット) | 2,400円 |
「Recrafted by Google Pixel」は、Pixel Watchのバンドを作るときに出る端材を再利用したチャーム類です。和のモチーフが多いのは、表参道限定という位置づけを意識したものだと思われます。
このほか、オープン記念として丸扇子が先着1,000名に配られていました。配布物は時期で変わるので、公式の告知を確認してから行ってください。
行く前に知っておくといいこと
実際に回ってみて、先に知っておけばよかったと思った点を挙げます。
- 体験はすべて無料で、購入も不要です。 買わないと試せないと思って身構える必要はありません
- 持ち帰れるものが目的なら、2階から回るほうが効率的です。 1階の製品はいつでも量販店で触れますが、Avatar Stationは表参道限定です
- プリントを受け取る体験は、待ち時間が読めません。 混雑する時間帯を避けられるなら平日の早い時間が無難です
- 修理や相談で行くなら、来店前に予約状況を確認してください。 当日受付もありますが、地下1階は体験フロアとは動線が別です
隣接するテック系の拠点も近くにあります。Samsungの「Galaxy Harajuku」(神宮前1-8-9)とApple 表参道は、どちらも神宮前交差点から歩ける範囲です。まとめて回るなら半日は見ておいたほうがいいと思います。
結局、行く価値はあるか
AIを触ったことがない人ほど、行く価値があります。 ベンチマークの数字や仕様表ではなく、「言葉を入れたら空間ができた」「写真を撮ったらアバターになった」という形で結果が返ってくるからです。
逆に、Pixelのスペックを確かめたいだけなら、この店に来る必要はありません。 1階の展示は量販店と大きくは変わりません。目的が製品比較なら、Pixel 11シリーズの価格と違いをまとめた記事を読むほうが早いです。
この店の価値は、AIの出力をその日のうちに持って帰れるところにあります。紙のIDカードを1枚もらって帰るだけでも、行った意味はありました。
よくある質問
Google Store 表参道の体験は有料ですか?
無料です。Avatar Station、Gemini Booth、Project Genie、120倍超解像ズームProのいずれも料金はかからず、製品の購入も条件になっていません。プリントされたアバターのIDカードや写真も無料で持ち帰れます。
場所と営業時間を教えてください
東京都渋谷区神宮前4-30-3、東急プラザ表参道「オモカド」です。営業時間は10:00〜20:00。地下1階から2階までの3フロアで、建物面積は1,158㎡です。
修理は店頭でできますか?
地下1階の「Here to Help」で店頭修理を扱っています。対面のサポートと、オンラインで購入した製品の店頭受け取りも同じフロアです。Googleのハードウェアで国内に対面窓口ができたのは、この店が初めてです。
限定グッズは何種類ありますか?
オープン時点で25種類です。そのうち7種類はグローバル共通のため、表参道でしか買えないのは18種類になります。「Recrafted by Google Pixel」は全6種類で各5,500円、醤油皿4枚セットが3,700円、箸置き4つセットが2,400円です。
出典
- Geminiや最新 Google Pixelを体験できる「Google Store 表参道」がオープン(Google 公式ブログ)
- 表参道に「Google Store」オープン、米国外初の展開に日本が選ばれた理由(ケータイ Watch)
- 「Google Store 表参道」オープン 米国外初のPixel体験店舗(Impress Watch)
- 「Google Store 表参道」13日オープン AIを使った“お土産作り”から限定グッズまで、店内を詳細レポート(ITmedia NEWS)
- 2026年8月13日(木)オープン!Google Store 表参道(東急プラザ表参道「オモカド」)
※本記事の写真は2026年8月19日に運営者が撮影したものです。営業時間・価格・配布物は同日時点で各公式ページに掲載されていた情報にもとづきます。限定グッズの在庫や配布キャンペーンは変わるため、訪問前に公式の告知をご確認ください。