一目カード。天秤AI byGMOは、無料版もPlus(月970円)も1日のクレジットは80で同じ。Plusで増えるのはWeb検索・Deep Research・ファイル添付・画像生成の4つ。

3行でわかる結論

  • 無料版はかなり使える。 主要モデルの多くが0〜1クレジットで、1日80クレジット。ここで大半の人は足りる
  • Plus(月970円)はクレジットが増えるプランではない。 増えるのはWeb検索・Deep Research・ファイル添付・画像生成
  • 本命は法人版。 入力データがAIの学習に使われず、定額プランなら標準・高度AIのチャットが無制限(ただし専門AIとClaude Fable 5には制限あり)

※上図は、天秤AI byGMO公式サポートの料金表(2026年7月29日確認)をもとに当サイトが作成した図です。天秤AI byGMO・GMOが提供している図ではありません。

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無料版は1日80クレジット。主力モデルの多くは0〜1クレジットで動く

天秤AIの無料版は、1日80クレジットまで使えます。GPT・Claude・Geminiの主力モデルの多くは0〜1クレジット。1クレジットのモデルを6つ並べて比べても、1回6クレジットです。1日およそ13回は回せます。

天秤AIの1回あたり消費クレジットの横棒グラフ。o3 Deep Researchが80、Claude Opus 4.1が40、Nano Banana 2が25、GPT 5.5が4、Claude Opus 4.5から4.7が1、GPT 5 nanoが0。1日の枠は80クレジット。

※上図は、天秤AI byGMO公式サポートの消費クレジット表(2026年7月29日確認)をもとに当サイトが作成した図です。天秤AI byGMO・GMOが提供している図ではありません。

枠をすぐ使い切るのは、重い機能を使ったときです。OpenAI o3のDeep Researchは1回80クレジットで、その日の分が1回で消えます。画像生成も1枚40クレジットのモデルがあります。新しいモデルのほうが安い逆転もあります。Claude Opus 4.1は40クレジット、新しいOpus 4.5〜4.7は1クレジットです。

Plus(月970円)を払っても、クレジットは増えない

Plusの1日のクレジットも80で、無料版と同じです。増えるのはWeb検索・Deep Research・ファイル添付・画像生成の4つ。無料版では画像生成が使えません。この4つに用がなければ、無料版のままで困りません。

仕事で使うなら法人版。入力データはAIの学習に使われない

法人版は、入力したプロンプトと回答がAIの学習や二次利用に使われません。スタンダードプランは月1,900円/ID(年払いは16,800円/ID)。標準・高度AIのチャットは回数制限なしです。ただ、使い放題ではありません。専門AIは全部合わせて月50回まで。Claude Fable 5もスタンダードでは使えません。

無料期間はスタンダードが2週間、Bizが初月。過ぎると自動で有料に移り、日割りの返金はありません。

結び:まず無料版を試して、課金は機能で決める

個人なら、まず無料版で複数のAIを並べてみてください。Web検索やファイル添付が要るときだけPlusです。会社で使うなら、無料期間のうちに合うかを確かめましょう。開始と同時に、解約期限をカレンダーに入れておくと安心です。

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もっと詳しく:料金表・消費クレジット・法人プランを公式ページと照らした全文出典との照合・検算・細かい条件。ここを押すと畳めます出典との照合・検算・細かい条件。開くと全文が読めます

GMOインターネットグループの天秤AI byGMOは、1回の入力を最大6つのAIへ同時に投げ、回答を横並びで比較できるサービスです。 ChatGPT Plus・Claude Pro・Geminiを3つ契約すると、月におよそ9,000円かかります。かといって1つに絞ると、今度は「この回答は本当に正しいのか」を確かめる相手がいなくなります。天秤AIなら、1つの契約で複数のAIの答えを見比べられます。

ただ、この手のサービスはネット上の解説が古くなりやすいという問題があります。実際、公式のサポートページと法人向けLPを1つずつ当たったところ、よく見かける説明とはかなり違う実態が出てきました。搭載モデルの世代、クレジットの仕組み、法人プランの課金条件は、いずれも動いています。

書いているのは、公式サポートの料金・クレジット表と法人向け公式LP、GMOの公式プレスリリースで確認できた内容だけです。

天秤AIとは何か(30秒で)

1つのプロンプトを、バックエンドから各社のAPIへ並列送信し、最大6モデルの回答を1画面にカラム表示するサービスです。画像生成は最大3モデルまで同時実行できます。

単に並べるだけでなく、天秤ジャッジという機能が付いています。複数の回答を別のAIが自動で読み比べ、共通点・相違点・各回答の評価・見落とされている論点・最終的な統合結論までをレポート化するものです。長文を6本読み比べる負担を肩代わりさせる、という発想の機能です。

もう1つ、壁打ち機能(特許出願中)があります。各AIの回答を入力欄へ引き戻し、思考を深掘りするための追加プロンプトを自動生成するもので、同じAIに何度も聞き直す手間を省く目的の機能です。

運営はGMO天秤AI株式会社。東証プライム上場のGMOインターネットグループ傘下で、2025年3月10日に「GMO教えてAI株式会社」から商号変更しています。「教えてAI」という旧サービス名で書かれた記事は、その時点で古いと判断して構いません。


Plus(970円)を払っても、クレジットは増えない

まず押さえておきたいのが、ここ。公式サポートページには、こう書かれています。

プラン1日あたりの利用可能クレジット
無料プラン80クレジット
Plusプラン80クレジット

月970円のPlusを契約しても、1日に使えるクレジットは無料版と同じ80のままです。 クレジットは毎日0時にリセットされます。

「有料にすれば高性能モデルをもっと回せる」と考えて課金すると、期待は外れます。ではPlusで何が変わるのか。公式の料金表を整理すると、こうなります。

項目FreePlus(970円/月・税込)
1日のクレジット8080(同じ)
WEB検索機能なしあり
Deep Researchなしあり
ファイル添付なしあり
画像生成・編集なしあり
履歴保存件数最大10件最大100件

つまりPlusは「量を増やす課金」ではなく、「機能を開ける課金」です。PDFやWordを読ませたい、Web検索させたい、画像を作りたい、この4つに用がなければ、無料版のままで機能面の不足はありません。

なお無料プランでは画像生成が使えません。「天秤AIは無料で3つの画像生成AIを同時比較できる」という説明を見かけますが、公式の料金表では画像生成・編集機能は「なし」です。

画像を数多く出したいなら、1枚ごとに課金されない選択肢もあります。ブラウザでStable Diffusionが動くConoHa AI Canvasは、枚数ではなくWebUIの使用時間で課金される仕組みです。月額1,100円のエントリープランに10時間ぶんの無料時間が付き、生成できる枚数に上限はありません。


クレジットは何に消えるのか(公式の消費表)

「モデルごとの消費クレジットは非公開」と書いている記事がありますが、公式サポートに全モデル分が公開されています。2026年7月時点の内容を、消費量ごとに整理しました。

消費該当モデル(抜粋)
0(無料)ChatGPT 4o mini、ChatGPT 4.1 nano、GPT 5 nano、GPT 5.4 mini、GPT 5.4 nano、Gemini 3.0 Flash、Gemini 2.5 Flash、Grok 4.1 fast
1GPT 5/5.1/5.2/5.4、OpenAI o3、Claude Opus 4.5/4.6/4.7、Claude Sonnet 4/4.5/4.6、Claude Haiku 4.5、Gemini 3.1 Pro/3.0 Pro/2.5 Pro、Grok 4、Grok 4.2、PLaMo 2.1 Prime、DeepSeek R1/V3、Perplexity Web検索
4GPT 5.5、Gemini 3.5 Flash、Grok 4.3
25OpenAI o1、Claude Opus 4
40GPT 5 Pro/5.2 Pro/5.4 Pro/5.5 Pro、OpenAI o3 Pro、Claude Opus 4.1

新しいモデルほど高い、とは限りません。

Claude Opus 4.1が40クレジットなのに対し、より新しいOpus 4.5・4.6・4.7はわずか1クレジットです。 40倍の差です。Gemini 3.1 Proも1クレジット。「新しい上位モデルほど高い」という思い込みで古いモデルを選ぶと、意味なくクレジットを溶かすことになります。

実際の計算をしてみます。1クレジットのモデルを6つ選んで同時比較すると、1回で6クレジット。80クレジットなら1日およそ13回の6モデル同時比較ができます。毎日の調べものに使う程度なら、この回数で回せます。

一方で注意すべきはこちらです。

機能消費クレジット
天秤AI Deep Research40
OpenAI o4mini DeepResearch40
OpenAI o3 DeepResearch80
GPT Image 2/Nano Banana Pro(画像生成)40
Nano Banana 2/Imagen4/Seedream 4.525

OpenAI o3のDeep Researchは1回80クレジット——その日の枠を1回で使い切ります。 画像生成も1枚40クレジットのモデルがあり、2枚で1日分です。「クレジットがすぐ尽きる」ときは、まずこの2つを使っていないかを確かめてください。


搭載モデルは、想像よりずっと新しい

天秤AIの解説記事を読むと、GPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Pro といったモデル名が並んでいることがあります。2026年7月時点では、これらはもう主力ではありません。

公式の消費クレジット表に載っている顔ぶれは、OpenAIがGPT 5系(5/5.1/5.2/5.4/5.5とそれぞれのPro)、AnthropicがClaude Opus 4.5〜4.7、Sonnet 4.6、Haiku 4.5、GoogleがGemini 3.1 Pro/3.5 Flash。加えてxAIのGrok 4系、国産のPLaMo 2.1 Prime、DeepSeek、Perplexityの検索特化モデルまで揃っています。

さらに直近では、2026年7月28日にClaude Opus 5が搭載されました。AnthropicがClaude Opus 5を公開したのは7月24日なので、本家リリースからわずか4日で追加されていることになります。「新モデルの反映が遅い」という指摘は、少なくとも最上位モデルに関しては当たらなくなっています。

本家で最新モデルを使おうとすると、プランと上限の確認が要ります。OpenAIが2026年9月に出したモデルでも、GPT-6 Astraを使える条件は加入プランによって分かれ、上位プランでも週単位の通数制限があります。

この「プランごとの線引き」は、入り口を変えても付いてきます。スマートスピーカーからGeminiに話しかける形も同じで、目玉の会話機能(Gemini Live)は本体を買っただけでは動かず、月1,000円のGoogle Home Premiumが別途必要です。天秤AIのように1つの窓口で複数モデルをまとめて触れる形は、モデルごとに違う課金条件を覚えなくて済むのが利点です。

xAIのGrokも入っています。ChatGPT・Claude・Geminiの3社だけではなく、4社目がすでにあるわけです。

なお、法人版の料金ページに載っているモデル一覧は、個人向けのクレジット表よりさらに先を行っています。 Claude Opus 5とSonnet 5、GPT 5.6系(Luna/Sol/Terra)、Gemini 3.6 Flash、Grok 4.5、PLaMo 3.0 Prime。これらは、個人向けの表にまだ無い型番です。同じ「天秤AI」でも、個人版と法人版で選べるモデルは完全に同じではないという点は押さえておいてください。


料金プランの全体像

公式サポートの料金表と、法人向けLPの記載をまとめます。

天秤AI Free天秤AI Plus天秤AI BizBizスタンダード
対象個人個人法人・組織法人・組織
月額(税込)0円970円1,100円/ID +従量1,900円/ID
年額(税込)———16,800円/ID(月あたり約1,400円)
履歴保存最大10件最大100件制限なし制限なし
組織管理機能なしなしありあり
データのAI学習利用——されないされない

個人で「まず触ってみたい」なら無料版、「ファイルを読ませたい・調査させたい」ならPlus、「業務データを入れる」なら法人版、という切り分けになります。


法人版:従量と定額、どちらが得か

法人向けには課金方式の違う2プランがあり、ここの損益分岐が導入判断の要です。

Bizプラン(従量課金型)

1IDあたり月1,100円(税込)。公式の料金ページによれば、毎月1,100円分の従量料金が無料枠として含まれ、超過分のみ1,000文字あたり5.5円〜の課金となります。

ここは条件が変わっている部分です。2025年5月のプレスリリース時点では「月10万文字まで基本料金内、超過は1,000文字ごとに税込11円」でした。従量単価と無料枠の条件は改定されているので、古いプレスリリースの数字で試算すると見積もりを外します。

助かるのは、モデルごとの従量単価が公式に全部公開されていることです。主なものを抜き出します(いずれも税込・1,000文字あたり)。

単価該当モデル
0円(無制限)ChatGPT 4.1 mini/nano、4o mini、Claude Haiku 4.5、Gemini 2.5 Flash、GPT 5 mini/nano、GPT 5.4 mini/nano、GPT 5.6 Luna、Grok 4.2、o3 mini、o4 mini、Perplexity Web検索、PLaMo 3.0 Prime、DeepSeek
5.5円ChatGPT 4.1、Claude Opus 4.5/4.6/4.7、Sonnet 4.5/4.6/5、Gemini 2.5 Pro/3.0 Pro/3.1 Pro/3.5 Flash/3.6 Flash、GPT 5/5.1/5.2/5.4、Grok 4.3/4.5、OpenAI o3
7.7円Claude Opus 4.8、Claude Opus 5、GPT 5.5、GPT 5.6 Sol/Terra
11円Claude Opus 4.1、OpenAI o1、o3 Pro
16.5〜22円GPT 5 pro(16.5円)、GPT 5.2 Pro/5.4 Pro/5.5 Pro(22円)

画像生成は1枚あたりの課金で、GPT image miniが5.5円、Nano Bananaが11円、Nano Banana 2が22円、Nano Banana Proが33円、GPT Image 2とGPT image Latestが44円です。Deep Researchは1回あたり5.5〜11円。

天秤AI Bizの1,000文字あたり従量単価の横棒グラフ。GPT 5.5 Proが22円、Claude Opus 4.1が11円、Claude Opus 5が7.7円、Claude Opus 4.5から4.7が5.5円、Claude Haiku 4.5が0円。

※上図は、天秤AI Biz公式の料金プラン(2026年7月29日確認)をもとに当サイトが作成した図です。天秤AI byGMO・GMOが提供している図ではありません。

ここでも個人版と同じ逆転が起きています。Claude Opus 4.1は11円なのに、より新しいOpus 4.5〜4.7は5.5円。 一方で無料枠で使えるモデルもかなり多く、軽い用途だけなら1,100円の基本料金内で収まる設計になっています。

スタンダードプラン(定額型)

月払い1,900円/ID、年払い16,800円/ID(月あたり約1,400円)。公式LPは年払いを「月払いより25%お得」としています。

こちらの要点は、標準AI・高度AIのチャットが回数制限なく定額である点です。ただし完全な無制限ではなく、公式の料金ページには次の上限が明記されています。

  • 専門AI(GPT 5 Pro系、OpenAI o1/o3 Pro、Claude Opus 4.1 など):全専門AIの合計で月50回
  • 画像生成:月1,000回
  • Deep Research:月1,000回

「専門AIが月50回」ではなく専門AIぜんぶ合わせて月50回という合計上限なので、複数の推論モデルを使い分けるつもりなら、案外すぐ上限に届きます。

そしてもう1つ、見落とすと痛い制限があります。Anthropicの最上位モデルClaude Fable 5は、スタンダードプランでは「利用できません」と明記されています。 使えるのは従量制のBizプランのみ(要問い合わせ)です。「定額プランなら全部使い放題」ではない、という例外がここにあります。

どちらを選ぶか

判断はシンプルです。社員のAI利用量が読めない、あるいは月1,100円分の従量枠に収まる程度なら従量型。 毎日のように文章作成や比較を回すなら、超過分が膨らむ前に定額型へ寄せたほうが安く収まります。

個別契約と比べると、ChatGPT・Claude・Geminiを3つ契約して月約9,000円のところ、年払いのスタンダードなら月1,400円相当。同じ土俵ではない(後述の制約があります)ものの、コスト差は大きいです。

無料で試せる期間は、プランによって違う

公式の料金ページは「初月 or 2週間 無料」という表記になっています。内訳はこうです。

プラン無料期間
スタンダード(定額)2週間
Biz(従量)初月

公式LPは「無料期間中であれば、解約しても料金はかかりません」と明記しています。まず触ってみる分にはリスクはありません。

ただし注意点が2つあります。1つ目、期間内に解約しないと自動的に有料プランへ移行します。カード登録が開始時に必要で、しかも特定商取引法に基づく表記により、日割り計算による返金は行われません。年払いを選んで解約を忘れると1年分が確定するので、開始と同時に解約期限をカレンダーへ入れておくのが安全です。

2つ目、トライアル中は入力トークンの使用量に上限があります。公式には「上限に達した場合はトライアル終了を待たずに本利用へ移行でき、本利用ではこの上限は適用されない」と記載されています。つまり本番と全く同じ量を試せるわけではないので、負荷の大きい検証をするなら早めに本利用へ切り替える判断が要ります。

いきなり試用に進みにくい場合は、法人向けサイトから資料請求もできます(法人名・法人連絡先の記入が必要)。稟議や社内説明の資料が先に要る段階なら、こちらから当たるほうが早いこともあります。


セキュリティと法人利用

法人版で明示されているのは、入力したプロンプトと生成された回答がAIモデルの再学習や二次利用に使われないという点です。個人向けの各社サービスをそのまま業務で使わせる場合との、いちばん大きな差がここになります。

公式LPに記載されている管理機能は次のとおりです。

  • 入力データの外部送信なし/全通信TLS暗号化
  • 多要素認証(MFA)、IPアドレス制限
  • SSO対応、部署・ユーザー単位の権限設定
  • 全操作の監査ログ、利用ダッシュボード

SSOについては「対応」と公式LPに明記があります。「SAML/SSOの対応可否は不明」としている解説記事がありますが、現行のLPでは対応機能として挙げられています。ただし接続できるIdPの具体名までは記載がないため、Entra IDやOkta等との連携可否は問い合わせで確認するのが確実です。

導入実績としては、公式LPのトップに三井住友銀行でのAI活用実践ワークショップの実施レポートが掲載されています。累計導入社数といった定量的な実績数値は公開されていません。


向いている人・向いていない人

向いている

  • どのAIの回答が正しいか確証が持てず、常に複数の答えを突き合わせたい人。ハルシネーションの検出は、複数モデルの不一致を見るのが最も手軽です
  • 自分ひとりでは文章の良し悪しを判断しにくい人。就活のES作成AIを比べた記事でも、汎用AIの回答を並べて見比べる使い方を選択肢に挙げています
  • ChatGPT・Claude・Geminiを全部使いたいが、月9,000円は払えない人
  • 社員にAIを使わせたいが、業務データの学習利用を避けたい中小企業
  • 稟議資料やオンボーディング支援が必要な、初めてAIを全社導入する組織

向いていない

  • ClaudeのArtifactsやChatGPTのCanvasのような、対話しながらコードや文書をその場で描画・編集するワークスペースは使えません。 APIを束ねる構造上、各社独自のUI機能は再現されないためです。フロントエンド開発を対話でガンガン回す用途には向きません。その場合は、ChatGPTやClaudeを直接使ってください
  • 書籍1冊分や巨大なコードベースを一度に流し込むような、超長文の処理を常用する人 → 各社の公式サービスを直接使ってください
  • Custom GPTsやGemsのような、独自エージェントを自作して外部APIと繋ぎたい開発者 → こちらも各社の公式サービスを使ってください
  • SEO記事を型に沿って量産したい人 → 天秤AIには見出し構成から本文までを通しで生成するワークフローがありません。その用途はラクリンとTranscopeの比較で扱っている専用ツールのほうが速いです

「単体契約の上位互換」ではなく、「比較と検証に特化した別のツール」と捉えるのが正確です。深く作り込む作業は各社の公式サービス、答え合わせと初期調査は天秤AI、という併用も現実的です。


ネット上の情報でよくある誤り

調べる過程で実際に見つかった、古い・不正確な記述をまとめます。

よく見る記述公式情報にもとづく事実
搭載モデルはGPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Pro など現行はGPT 5系、Claude Opus 4.5〜4.7+Opus 5、Gemini 3系。7/28にOpus 5が搭載済み
対応しているのはChatGPT・Claude・Geminiの3社xAIのGrok 4系、PLaMo 2.1 Prime、DeepSeek、Perplexityも搭載
モデル別の消費クレジット一覧は非公開公式サポートに全モデル分が公開されている
無料版でも3つの画像生成AIを同時比較できる公式の料金表では画像生成・編集は無料版「なし」(Plus以上)
Biz従量は月10万文字まで、超過は1,000文字あたり11円現行LPは毎月1,100円分が無料枠、超過は1,000文字あたり5.5円〜
SAML/SSOの対応可否は不明公式LPに「SSO・IP制限・監査ログに対応」と明記
運営会社はGMO教えてAI株式会社2025年3月10日にGMO天秤AI株式会社へ商号変更済み

こうした古い情報が残りやすいのは、サービス側の更新頻度に記事の更新が追いつかないからです。天秤AIは最上位モデルを本家公開から数日で載せてくるため、半年前の記事は実質的に別サービスの説明になってしまいます。

同じ現象は生成AI以外のジャンルでも起きています。家計簿アプリの比較では、2024年に終了したサービスや、改称前の旧名称のまま紹介され続けているアプリがいまだに並んでいました。料金と社名は、記事の日付より先に古くなります。


手元に置いておきたい3冊

ここまで見てきたとおり、天秤AIの価値は「複数のAIを並べて比べられること」にあります。ただし比べる相手が並んでも、どちらが良い回答かを判断する物差しは自分で持つしかありません。専門AIが月50回、クレジットが1日80という有限の枠を何に使うかも、結局は「AIに何をさせたいか」が決まっていないと決められません。その部分を埋める本を3冊挙げます。

生成AI「戦力化」の教科書(松本勇気):生成AIを「誰もが雇える優秀な新入社員」と捉え、AIオンボーディング/ワークフロー/ナレッジベースという順で仕事を教えていく構成の1冊。法人版を契約したものの現場で使われずに終わる、という最も多い失敗に正面から向き合っています。エージェント化とリスク対応の章まであるので、稟議を通す側の視点で読めます。

生成AI導入の教科書(小澤健祐):著者はAI専門メディアAINOWの編集長。「業務理解が第一歩」という立場から、導入ステップと既存システムとの連携パターンを整理しています。天秤AIのようなSaaSを選ぶ前に、そもそも自社のどの業務を対象にするかを決める段階の本です。3冊のなかでは最も安く、社内で複数人に配りやすい価格帯でもあります。

この一冊で全部わかる ChatGPT & Copilotの教科書[改訂第2版](中島大介):こちらは組織ではなく使う本人向け。プロンプトのコツと、業務効率化の具体的な使い方が中心です。天秤AIの無料版で6モデルを並べても、投げる質問が雑なら6つとも雑な回答が返ってきます。入力の質を上げる側から埋める1冊として。

※価格は2026年8月6日時点のものです。楽天ブックスの表示価格をご確認ください。


公式サイトと関連記事

個人で試すなら天秤AI 公式サイト、法人での検討なら天秤AI Biz 公式サイト・料金プランが一次情報です。当サイトはこれらのリンクから紹介料を受け取っていません。

関連記事として、Claude Opus 5の発表内容、AI文章作成ツールの比較、Geminiの画像生成ガイドもあわせてどうぞ。天秤AIに搭載されているNano Banana系のモデルについては、画像生成ガイドで詳しく扱っています。

よくある質問

無料版とPlus(970円)の違いは何ですか?

1日に使えるクレジットはどちらも80で同じです。Plusで追加されるのは、Web検索機能、Deep Research、ファイル添付、画像生成・編集の4つと、履歴保存件数の拡張(10件→100件)です。クレジットを増やしたくて課金しても量は変わらないため、この4機能に用があるかどうかで判断してください。

1日80クレジットは、どのくらい使えますか?

消費1クレジットのモデル(GPT 5、Claude Opus 4.5〜4.7、Gemini 3.1 Proなど主力の多く)を6つ選んで同時比較すると1回6クレジットなので、1日およそ13回です。ただしOpenAI o3のDeep Researchは1回80クレジット、画像生成もモデルによっては1枚40クレジットを消費するため、これらを使うと一気に枠がなくなります。

クレジットを使い切るとどうなりますか?

消費0クレジットのモデルは引き続き使えます。ChatGPT 4o mini、GPT 5 nano、Gemini 3.0 Flash、Gemini 2.5 Flash、Grok 4.1 fastなどが該当し、軽い調べものや文章作成であればこれらだけでも実用になります。クレジットは毎日0時にリセットされます。

法人版の無料トライアル中に解約すれば料金はかかりませんか?

かかりません。公式サイトにも「無料期間中であれば、解約しても料金はかかりません」と明記されています。無料期間はスタンダードプランが2週間、Bizプランが初月です。ただし手続きをしないと自動的に有料プランへ移行し、特定商取引法に基づく表記により日割り計算での返金は行われないため、年払いを選択していた場合は1年分が確定します。トライアル中は入力トークンの使用量に上限があり、上限に達した場合は期間終了を待たずに本利用へ移行できます。

スタンダードプランなら、すべてのAIが使い放題ですか?

いいえ。標準AIと高度AIのチャットは無制限ですが、GPT 5 Pro系やOpenAI o1/o3 Pro、Claude Opus 4.1といった「専門AI」は全部合わせて月50回までです。画像生成とDeep Researchはそれぞれ月1,000回まで。さらに、Anthropicの最上位モデルであるClaude Fable 5はスタンダードプランでは利用できず、従量制のBizプランでの提供(要問い合わせ)となっています。

入力した業務データがAIの学習に使われませんか?

法人向けの天秤AI Bizでは、入力データおよび生成データがAIモデルの学習や二次利用に使われないことが明示されています。あわせて、入力データの外部送信なし、全通信のTLS暗号化、MFA、IP制限、監査ログといった管理機能が提供されています。個人向けプランは条件が異なるため、業務データを扱う場合は法人版を選んでください。

ClaudeのArtifactsやChatGPTのCanvasは使えますか?

使えません。天秤AIは各社のAPIを束ねて回答を並列比較する仕組みのため、各ベンダーが自社サービス上で提供している対話型ワークスペースのUIは再現されません。コードやHTMLをその場でプレビューしながら編集する用途では、各社の公式サービスを併用する必要があります。

出典

※2026年8月6日に記事内のリンク構成を見直しました(料金・仕様の記述は下記の調査時点のままです)。本記事の料金・仕様は2026年7月29日時点で、天秤AI公式サポートページ、天秤AI Biz公式LP、GMOインターネットグループの公式プレスリリースで確認した情報にもとづきます。搭載モデルと消費クレジットは運営の判断で変更される場合があります。契約前に必ず公式ページで最新情報をご確認ください。

📄 この記事の立場

  • 天秤AI byGMOの公式料金表・クレジット表・サポートページ・法人向けLPを読み込んだ、公開情報ベースの解説です。数値は2026年7月29日および8月6日に公式ページで確認しました
  • 有料プランは契約しておらず、無料版でクレジットを使い切るまでの実測も行っていません。
  • プランごとの表を横(機能軸)に読み直して、「Plusで増えるのはクレジットではない」といった、料金表を縦に見ただけでは出てこない点を拾っています
  • 本記事の天秤AIへのリンクは、すべて公式サイトへの通常リンクです。当サイトに紹介料は発生しません。記事内の書籍の商品カードだけが広告(アフィリエイトリンク)です