ChatGPT Plus、Claude Pro、Gemini の有料プラン。3つ契約すると、月におよそ9,000円かかります。かといって1つに絞ると、今度は「この回答は本当に正しいのか」を確かめる相手がいなくなる。
その両方を解こうとしているのが、GMOインターネットグループの 天秤AI byGMO です。1回の入力を最大6つのAIへ同時に投げ、回答を横並びで比較できます。
ただ、この手のサービスはネット上の解説が古くなりやすいという問題があります。実際、公式のサポートページと法人向けLPを1つずつ当たったところ、よく見かける説明とはかなり違う実態が出てきました。搭載モデルの世代、クレジットの仕組み、法人プランの課金条件——いずれも動いています。
この記事では、公式サポートの料金・クレジット表と法人向け公式LP、GMOの公式プレスリリースで確認できた内容だけを書きます。
3行でわかる結論
- 無料版はかなり使える。 主要モデルの多くが0〜1クレジットで、1日80クレジット。ここで大半の人は足りる
- Plus(月970円)はクレジットが増えるプランではない。 増えるのはWeb検索・Deep Research・ファイル添付・画像生成
- 本命は法人版。 入力データがAIの学習に使われず、定額プランなら標準・高度AIのチャットが無制限(ただし専門AIとClaude Fable 5には制限あり)
天秤AIとは何か(30秒で)
1つのプロンプトを、バックエンドから各社のAPIへ並列送信し、最大6モデルの回答を1画面にカラム表示するサービスです。画像生成は最大3モデルまで同時実行できます。
単に並べるだけでなく、天秤ジャッジという機能が付いています。複数の回答を別のAIが自動で読み比べ、共通点・相違点・各回答の評価・見落とされている論点・最終的な統合結論までをレポート化するものです。長文を6本読み比べる負担を肩代わりさせる、という発想の機能です。
もう1つ、壁打ち機能(特許出願中)があります。各AIの回答を入力欄へ引き戻し、思考を深掘りするための追加プロンプトを自動生成するもので、同じAIに何度も聞き直す手間を省く目的の機能です。
運営はGMO天秤AI株式会社。東証プライム上場のGMOインターネットグループ傘下で、2025年3月10日に「GMO教えてAI株式会社」から商号変更しています。「教えてAI」という旧サービス名で書かれた記事は、その時点で古いと判断して構いません。
【最重要】Plus(970円)を払ってもクレジットは増えない
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい点です。公式サポートページの記載はこうです。
| プラン | 1日あたりの利用可能クレジット |
|---|---|
| 無料プラン | 80クレジット |
| Plusプラン | 80クレジット |
月970円のPlusを契約しても、1日に使えるクレジットは無料版と同じ80のままです。 クレジットは毎日0時にリセットされます。
「有料にすれば高性能モデルをもっと回せる」と考えて課金すると、期待は外れます。ではPlusで何が変わるのか。公式の料金表を整理すると、こうなります。
| 項目 | Free | Plus(970円/月・税込) |
|---|---|---|
| 1日のクレジット | 80 | 80(同じ) |
| WEB検索機能 | なし | あり |
| Deep Research | なし | あり |
| ファイル添付 | なし | あり |
| 画像生成・編集 | なし | あり |
| 履歴保存件数 | 最大10件 | 最大100件 |
つまりPlusは「量を増やす課金」ではなく、「機能を開ける課金」です。 PDFやWordを読ませたい、Web検索させたい、画像を作りたい——この4つに用がなければ、無料版のままで機能面の不足はありません。
なお無料プランでは画像生成が使えません。「天秤AIは無料で3つの画像生成AIを同時比較できる」という説明を見かけますが、公式の料金表では画像生成・編集機能は「なし」です。
クレジットは何に消えるのか(公式の消費表)
「モデルごとの消費クレジットは非公開」と書いている記事がありますが、公式サポートに全モデル分が公開されています。2026年7月時点の内容を、消費量ごとに整理しました。
| 消費 | 該当モデル(抜粋) |
|---|---|
| 0(無料) | ChatGPT 4o mini、ChatGPT 4.1 nano、GPT 5 nano、GPT 5.4 mini、GPT 5.4 nano、Gemini 3.0 Flash、Gemini 2.5 Flash、Grok 4.1 fast |
| 1 | GPT 5/5.1/5.2/5.4、OpenAI o3、Claude Opus 4.5/4.6/4.7、Claude Sonnet 4/4.5/4.6、Claude Haiku 4.5、Gemini 3.1 Pro/3.0 Pro/2.5 Pro、Grok 4、Grok 4.2、PLaMo 2.1 Prime、DeepSeek R1/V3、Perplexity Web検索 |
| 4 | GPT 5.5、Gemini 3.5 Flash、Grok 4.3 |
| 25 | OpenAI o1、Claude Opus 4 |
| 40 | GPT 5 Pro/5.2 Pro/5.4 Pro/5.5 Pro、OpenAI o3 Pro、Claude Opus 4.1 |
この表には、直感に反する事実が隠れています。
Claude Opus 4.1が40クレジットなのに対し、より新しいOpus 4.5・4.6・4.7はわずか1クレジットです。 40倍の差です。Gemini 3.1 Proも1クレジット。「新しい上位モデルほど高い」という思い込みで古いモデルを選ぶと、意味なくクレジットを溶かすことになります。
実際の計算をしてみます。1クレジットのモデルを6つ選んで同時比較すると、1回で6クレジット。80クレジットなら1日およそ13回の6モデル同時比較ができます。個人の調べもの用途なら、これで足りることが多いはずです。
一方で注意すべきはこちらです。
| 機能 | 消費クレジット |
|---|---|
| 天秤AI Deep Research | 40 |
| OpenAI o4mini DeepResearch | 40 |
| OpenAI o3 DeepResearch | 80 |
| GPT Image 2/Nano Banana Pro(画像生成) | 40 |
| Nano Banana 2/Imagen4/Seedream 4.5 | 25 |
OpenAI o3のDeep Researchは1回80クレジット——その日の枠を1回で使い切ります。 画像生成も1枚40クレジットのモデルがあり、2枚で1日分です。「クレジットがすぐ尽きる」という不満の多くは、この高額機能を軽い気持ちで叩いた結果だと考えられます。
搭載モデルは、想像よりずっと新しい
天秤AIの解説記事を読むと、GPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Pro といったモデル名が並んでいることがあります。2026年7月時点では、これらはもう主力ではありません。
公式の消費クレジット表に載っている顔ぶれは、OpenAIがGPT 5系(5/5.1/5.2/5.4/5.5とそれぞれのPro)、AnthropicがClaude Opus 4.5〜4.7、Sonnet 4.6、Haiku 4.5、GoogleがGemini 3.1 Pro/3.5 Flash。加えてxAIのGrok 4系、国産のPLaMo 2.1 Prime、DeepSeek、Perplexityの検索特化モデルまで揃っています。
さらに直近では、2026年7月28日にClaude Opus 5が搭載されました。AnthropicがClaude Opus 5を公開したのは7月24日なので、本家リリースからわずか4日で追加されていることになります。「新モデルの反映が遅い」という指摘は、少なくとも最上位モデルに関しては当たらなくなっています。
xAIのGrokが入っている点も見落とされがちです。ChatGPT・Claude・Geminiの3社比較というイメージで語られることが多いのですが、実際は4社目が既に入っています。
なお、法人版の料金ページに載っているモデル一覧は、個人向けのクレジット表よりさらに先を行っています。 Claude Opus 5とSonnet 5、GPT 5.6系(Luna/Sol/Terra)、Gemini 3.6 Flash、Grok 4.5、PLaMo 3.0 Prime——個人向けの表にまだ無い型番が並んでいます。同じ「天秤AI」でも、個人版と法人版で選べるモデルは完全に同じではないという点は押さえておいてください。
料金プランの全体像
公式サポートの料金表と、法人向けLPの記載をまとめます。
| 天秤AI Free | 天秤AI Plus | 天秤AI Biz | Bizスタンダード | |
|---|---|---|---|---|
| 対象 | 個人 | 個人 | 法人・組織 | 法人・組織 |
| 月額(税込) | 0円 | 970円 | 1,100円/ID +従量 | 1,900円/ID |
| 年額(税込) | — | — | — | 16,800円/ID(月あたり約1,400円) |
| 履歴保存 | 最大10件 | 最大100件 | 制限なし | 制限なし |
| 組織管理機能 | なし | なし | あり | あり |
| データのAI学習利用 | — | — | されない | されない |
個人で「まず触ってみたい」なら無料版、「ファイルを読ませたい・調査させたい」ならPlus、「業務データを入れる」なら法人版、という切り分けになります。
法人版:従量と定額、どちらが得か
法人向けには課金方式の違う2プランがあり、ここの損益分岐が導入判断の要です。
Bizプラン(従量課金型)
1IDあたり月1,100円(税込)。公式の料金ページによれば、毎月1,100円分の従量料金が無料枠として含まれ、超過分のみ1,000文字あたり5.5円〜の課金となります。
ここは条件が変わっている部分です。2025年5月のプレスリリース時点では「月10万文字まで基本料金内、超過は1,000文字ごとに税込11円」でした。従量単価と無料枠の条件は改定されているので、古いプレスリリースの数字で試算すると見積もりを外します。
助かるのは、モデルごとの従量単価が公式に全部公開されていることです。主なものを抜き出します(いずれも税込・1,000文字あたり)。
| 単価 | 該当モデル |
|---|---|
| 0円(無制限) | ChatGPT 4.1 mini/nano、4o mini、Claude Haiku 4.5、Gemini 2.5 Flash、GPT 5 mini/nano、GPT 5.4 mini/nano、GPT 5.6 Luna、Grok 4.2、o3 mini、o4 mini、Perplexity Web検索、PLaMo 3.0 Prime、DeepSeek |
| 5.5円 | ChatGPT 4.1、Claude Opus 4.5/4.6/4.7、Sonnet 4.5/4.6/5、Gemini 2.5 Pro/3.0 Pro/3.1 Pro/3.5 Flash/3.6 Flash、GPT 5/5.1/5.2/5.4、Grok 4.3/4.5、OpenAI o3 |
| 7.7円 | Claude Opus 4.8、Claude Opus 5、GPT 5.5、GPT 5.6 Sol/Terra |
| 11円 | Claude Opus 4.1、OpenAI o1、o3 Pro |
| 16.5〜22円 | GPT 5 pro(16.5円)、GPT 5.2 Pro/5.4 Pro/5.5 Pro(22円) |
画像生成は1枚あたりの課金で、GPT image miniが5.5円、Nano Bananaが11円、Nano Banana 2が22円、Nano Banana Proが33円、GPT Image 2とGPT image Latestが44円です。Deep Researchは1回あたり5.5〜11円。
ここでも個人版と同じ逆転が起きています。Claude Opus 4.1は11円なのに、より新しいOpus 4.5〜4.7は5.5円。 一方で無料枠で使えるモデルもかなり多く、軽い用途だけなら1,100円の基本料金内で収まる設計になっています。
スタンダードプラン(定額型)
月払い1,900円/ID、年払い16,800円/ID(月あたり約1,400円)。公式LPは年払いを「月払いより25%お得」としています。
こちらの要点は、標準AI・高度AIのチャットが回数制限なく定額である点です。ただし完全な無制限ではなく、公式の料金ページには次の上限が明記されています。
- 専門AI(GPT 5 Pro系、OpenAI o1/o3 Pro、Claude Opus 4.1 など):全専門AIの合計で月50回
- 画像生成:月1,000回
- Deep Research:月1,000回
「専門AIが月50回」ではなく専門AIぜんぶ合わせて月50回という合計上限なので、複数の推論モデルを使い分けるつもりなら、思ったより早く到達します。
そしてもう1つ、見落とすと痛い制限があります。Anthropicの最上位モデルClaude Fable 5は、スタンダードプランでは「利用できません」と明記されています。 使えるのは従量制のBizプランのみ(要問い合わせ)です。「定額プランなら全部使い放題」ではない、という例外がここにあります。
どちらを選ぶか
判断はシンプルです。社員のAI利用量が読めない、あるいは月1,100円分の従量枠に収まる程度なら従量型。 毎日のように文章作成や比較を回すなら、超過分が膨らむ前に定額型へ寄せたほうが安く収まります。
個別契約と比べると、ChatGPT・Claude・Geminiを3つ契約して月約9,000円のところ、年払いのスタンダードなら月1,400円相当。同じ土俵ではない(後述の制約があります)ものの、コスト差は大きいです。
無料で試せる期間は、プランによって違う
公式の料金ページは「初月 or 2週間 無料」という表記になっています。内訳はこうです。
| プラン | 無料期間 |
|---|---|
| スタンダード(定額) | 2週間 |
| Biz(従量) | 初月 |
公式LPは「無料期間中であれば、解約しても料金はかかりません」と明記しています。まず触ってみる分にはリスクはありません。
ただし注意点が2つあります。1つ目、期間内に解約しないと自動的に有料プランへ移行します。カード登録が開始時に必要で、しかも特定商取引法に基づく表記により、日割り計算による返金は行われません。年払いを選んで解約を忘れると1年分が確定するので、開始と同時に解約期限をカレンダーへ入れておくのが安全です。
2つ目、トライアル中は入力トークンの使用量に上限があります。公式には「上限に達した場合はトライアル終了を待たずに本利用へ移行でき、本利用ではこの上限は適用されない」と記載されています。つまり本番と全く同じ量を試せるわけではないので、負荷の大きい検証をするなら早めに本利用へ切り替える判断が要ります。
なお、いきなり試用に進みにくい場合は資料請求もできます。稟議や社内説明用の資料が受け取れるので、導入検討を上に通す段階ではこちらのほうが早いこともあります。
セキュリティと法人利用
法人版で明示されているのは、入力したプロンプトと生成された回答がAIモデルの再学習や二次利用に使われないという点です。個人向けの各社サービスをそのまま業務で使わせる場合との、いちばん大きな差がここになります。
公式LPに記載されている管理機能は次のとおりです。
- 入力データの外部送信なし/全通信TLS暗号化
- 多要素認証(MFA)、IPアドレス制限
- SSO対応、部署・ユーザー単位の権限設定
- 全操作の監査ログ、利用ダッシュボード
なお、SSOについては「対応」と公式LPに明記があります。「SAML/SSOの対応可否は不明」としている解説記事がありますが、現行のLPでは対応機能として挙げられています。ただし接続できるIdPの具体名までは記載がないため、Entra IDやOkta等との連携可否は問い合わせで確認するのが確実です。
導入実績としては、公式LPのトップに三井住友銀行でのAI活用実践ワークショップの実施レポートが掲載されています。ただし、累計導入社数といった定量的な実績数値は公開されていません。
向いている人・向いていない人
向いている
- どのAIの回答が正しいか確証が持てず、常に複数の答えを突き合わせたい人。ハルシネーションの検出は、複数モデルの不一致を見るのが最も手軽です
- ChatGPT・Claude・Geminiを全部使いたいが、月9,000円は払えない人
- 社員にAIを使わせたいが、業務データの学習利用を避けたい中小企業
- 稟議資料やオンボーディング支援が必要な、初めてAIを全社導入する組織
向いていない
- ClaudeのArtifactsやChatGPTのCanvasのような、対話しながらコードや文書をその場で描画・編集するワークスペースは使えません。 APIを束ねる構造上、各社独自のUI機能は再現されないためです。フロントエンド開発を対話でガンガン回す用途には向きません
- 書籍1冊分や巨大なコードベースを一度に流し込むような、超長文の処理を常用する人
- Custom GPTsやGemsのような、独自エージェントを自作して外部APIと繋ぎたい開発者
「単体契約の上位互換」ではなく、「比較と検証に特化した別のツール」と捉えるのが正確です。深く作り込む作業は各社の公式サービス、答え合わせと初期調査は天秤AI、という併用も現実的です。
ネット上の情報でよくある誤り
調べる過程で実際に見つかった、古い・不正確な記述をまとめます。
| よく見る記述 | 公式情報にもとづく事実 |
|---|---|
| 搭載モデルはGPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Pro など | 現行はGPT 5系、Claude Opus 4.5〜4.7+Opus 5、Gemini 3系。7/28にOpus 5が搭載済み |
| 対応しているのはChatGPT・Claude・Geminiの3社 | xAIのGrok 4系、PLaMo 2.1 Prime、DeepSeek、Perplexityも搭載 |
| モデル別の消費クレジット一覧は非公開 | 公式サポートに全モデル分が公開されている |
| 無料版でも3つの画像生成AIを同時比較できる | 公式の料金表では画像生成・編集は無料版「なし」(Plus以上) |
| Biz従量は月10万文字まで、超過は1,000文字あたり11円 | 現行LPは毎月1,100円分が無料枠、超過は1,000文字あたり5.5円〜 |
| SAML/SSOの対応可否は不明 | 公式LPに「SSO・IP制限・監査ログに対応」と明記 |
| 運営会社はGMO教えてAI株式会社 | 2025年3月10日にGMO天秤AI株式会社へ商号変更済み |
こうした古い情報が残りやすいのは、サービス側の更新頻度に記事の更新が追いつかないからです。天秤AIは最上位モデルを本家公開から数日で載せてくるため、半年前の記事は実質的に別サービスの説明になってしまいます。
よくある質問
無料版とPlus(970円)の違いは何ですか?
1日に使えるクレジットはどちらも80で同じです。Plusで追加されるのは、Web検索機能、Deep Research、ファイル添付、画像生成・編集の4つと、履歴保存件数の拡張(10件→100件)です。クレジットを増やしたくて課金しても量は変わらないため、この4機能に用があるかどうかで判断してください。
1日80クレジットは、どのくらい使えますか?
消費1クレジットのモデル(GPT 5、Claude Opus 4.5〜4.7、Gemini 3.1 Proなど主力の多く)を6つ選んで同時比較すると1回6クレジットなので、1日およそ13回です。ただしOpenAI o3のDeep Researchは1回80クレジット、画像生成もモデルによっては1枚40クレジットを消費するため、これらを使うと一気に枠がなくなります。
クレジットを使い切るとどうなりますか?
消費0クレジットのモデルは引き続き使えます。ChatGPT 4o mini、GPT 5 nano、Gemini 3.0 Flash、Gemini 2.5 Flash、Grok 4.1 fastなどが該当し、軽い調べものや文章作成であればこれらだけでも実用になります。クレジットは毎日0時にリセットされます。
法人版の無料トライアル中に解約すれば料金はかかりませんか?
かかりません。公式サイトにも「無料期間中であれば、解約しても料金はかかりません」と明記されています。無料期間はスタンダードプランが2週間、Bizプランが初月です。ただし手続きをしないと自動的に有料プランへ移行し、特定商取引法に基づく表記により日割り計算での返金は行われないため、年払いを選択していた場合は1年分が確定します。なおトライアル中は入力トークンの使用量に上限があり、上限に達した場合は期間終了を待たずに本利用へ移行できます。
スタンダードプランなら、すべてのAIが使い放題ですか?
いいえ。標準AIと高度AIのチャットは無制限ですが、GPT 5 Pro系やOpenAI o1/o3 Pro、Claude Opus 4.1といった「専門AI」は全部合わせて月50回までです。画像生成とDeep Researchはそれぞれ月1,000回まで。さらに、Anthropicの最上位モデルであるClaude Fable 5はスタンダードプランでは利用できず、従量制のBizプランでの提供(要問い合わせ)となっています。
入力した業務データがAIの学習に使われませんか?
法人向けの天秤AI Bizでは、入力データおよび生成データがAIモデルの学習や二次利用に使われないことが明示されています。あわせて、入力データの外部送信なし、全通信のTLS暗号化、MFA、IP制限、監査ログといった管理機能が提供されています。個人向けプランは条件が異なるため、業務データを扱う場合は法人版を選んでください。
ClaudeのArtifactsやChatGPTのCanvasは使えますか?
使えません。天秤AIは各社のAPIを束ねて回答を並列比較する仕組みのため、各ベンダーが自社サービス上で提供している対話型ワークスペースのUIは再現されません。コードやHTMLをその場でプレビューしながら編集する用途では、各社の公式サービスを併用する必要があります。
まとめ
- 無料版の完成度が高い。 主力モデルの多くが0〜1クレジットで、1日80クレジット。まずここで試すのが合理的
- Plus(970円)はクレジットが増えるプランではない。 Web検索・Deep Research・ファイル添付・画像生成のための課金
- 新しいモデルほどクレジットが安い逆転がある。 Claude Opus 4.1は40、Opus 4.5〜4.7は1
- 搭載モデルは最新に近い。 Claude Opus 5は本家公開から4日で追加、Grok 4系も搭載済み
- 法人版の価値はセキュリティ。 入力データがAI学習に使われず、SSO・IP制限・監査ログに対応
- 定額プランにも例外がある。 専門AIは全部合わせて月50回、Claude Fable 5はスタンダードでは使えない
- 無料期間はスタンダードが2週間、Bizが初月。 ただし自動で有料移行し、返金は日割りも含めて不可
複数のAIを使い分ける前提が当たり前になった以上、「どれか1つを選ぶ」発想自体が古くなりつつあります。天秤AIはその前提に合わせて設計されたサービスで、単体契約の上位互換ではなく、比較と検証に特化した別種のツールとして見るのが正確な評価だと思います。
法人での導入は、無料期間のうちに自社の使い方へ合うかを見てから判断するのが確実です。稟議に回す資料が先に要る場合は、資料請求から始めるのが早道です。
▶ 最大6つの生成AIを同時に実行【天秤AI Biz byGMO】を無料で試す(スタンダード2週間/Biz初月) 
関連記事として、Claude Opus 5の発表内容、AI文章作成ツールの比較、Geminiの画像生成ガイドもあわせてどうぞ。天秤AIに搭載されているNano Banana系のモデルについては、画像生成ガイドで詳しく扱っています。
※本記事の料金・仕様は2026年7月29日時点で、天秤AI公式サポートページ、天秤AI Biz公式LP、GMOインターネットグループの公式プレスリリースで確認した情報にもとづきます。搭載モデルと消費クレジットは運営の判断で変更される場合があります。契約前に必ず公式ページで最新情報をご確認ください。
出典