
3行でわかる結論
- 「APIで1日500枚まで無料」は、2026年10月の公式料金ページと合いません。
- 無料で画像を作れるのはGeminiアプリだけ。APIの画像生成モデルは5つとも有料です。
- APIの単価はStandardで1枚約5円から、Batchならその半額。2.1は1K画像の出力なら旧2の半額です。
※上図は、Gemini APIの料金ページ(2026年10月22日更新)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
無料で画像を作れるのは、Geminiアプリだけ
Geminiアプリ(gemini.google.com)は、無料のままでも画像の生成と編集ができます。いっぽう開発者向けのGemini APIは、画像生成モデルが5つとも無料枠なし。「APIで1日500枚まで無料」という話は、2026年10月22日に更新された公式の料金ページと合いません。
APIの単価はStandardで1枚約5円から。新しい2.1は1K画像で旧2の半額
いまドキュメントが新しいプロジェクトにすすめているのは、Nano Banana 2.1です。1K画像の出力が1枚$0.0336で、1ドル150円なら約5円。前の主力のNano Banana 2($0.067)の半分です。ただ、入力と「思考」の単価は2.1のほうが高めです。急がない大量生成なら、Batch APIでどのモデルもさらに半額。2.1の1Kなら$0.0168(約2.5円)です。

※上図は、Gemini APIの料金ページ(2026年10月22日更新)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
アプリの「1日◯枚」は、公式には書かれていない
公式ヘルプにあるのは、計算量で決まる上限が5時間ごとにリセットされ、週の上限もある、という仕組みだけ。枚数ではなく、「AI Plusは標準の2倍、AI Proは4倍」という倍率で示しています。ネットで見かける「1日100枚」は、公式の数字ではありません。
結び:ブログの画像ならアプリの無料版、大量に作るならAPIの2.1
アイキャッチを時々作るくらいなら、Geminiアプリの無料版で足ります。仕組みに組み込むならAPIのNano Banana 2.1か、1Kで十分なら2 Lite。それから、旧Nano Banana(gemini-2.5-flash-image)は料金ページで2026年10月2日に停止と告知されています。古い解説のコードをそのまま写さないでください。
もっと詳しく:5つのモデルと料金、アプリの上限、SynthIDと規約出典との照合・検算・細かい条件。ここを押すと畳めます出典との照合・検算・細かい条件。開くと全文が読めます
Geminiの画像生成の「1日500枚まで無料」「完全無料で無制限」は、事実と違います。 そうした情報が、調べると大量に出てきます。
生成AIはモデルの入れ替わりがとても速く、半年前の記事がそのまま残って検索上位にいることが珍しくないからです。実際、この記事を最初に書いた2026年7月に参照した調査資料も、現行世代のモデルが丸ごと抜け落ちていました。その後の3か月でも、Nano Banana 2.1が加わり、旧Nano Bananaは停止の告知が出ています。
そこでこの記事では、Google公式のGemini APIドキュメントと公式の料金ページ、Geminiプラン公式ページ、Gemini アプリ ヘルプで1つずつ確認した内容だけを書きます。2026年10月24日に、すべて開き直しました。推測と伝聞は入れません。
公式ページ同士の書き方がずれていたところと、ネットに残る数字をまとめると、こうなります。

※上図は、Gemini APIの画像生成ドキュメントと料金ページ、Google AI プランのページ、Gemini アプリ ヘルプ(2026年10月24日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
| 項目 | 片方の書き方 | もう片方の書き方 |
|---|---|---|
| 旧Nano Banana(gemini-2.5-flash-image) | 画像生成ドキュメント: 選べるモデルの1つとして掲載 | 料金ページ: 2026年10月2日に停止すると告知 |
| Google AI Ultra(月14,500円)の上限 | プランのページ: AI Proの5倍 | ヘルプ: AI Proの4倍または20倍 |
| Nano Banana 2.1の4K画像 | 料金ページ: 3780トークン($0.113) | 画像生成ドキュメント: 2520トークン(計算すると$0.0756) |
| アプリで作れる画像の枚数 | ネットの記事: 1日100枚など | 公式ヘルプ: 枚数は書かれていない。計算量の上限が5時間ごとにリセット |
「無料」には2種類ある。アプリは無料、APIは有料
最初にここを押さえてください。Geminiの画像生成には入口が2つあり、無料の意味がまったく違います。
| Geminiアプリ(gemini.google.com) | Gemini API(開発者向け) | |
|---|---|---|
| 無料で使えるか | 使える(無料プランで画像の生成・編集が可能) | 無料枠なし(画像生成モデルは全て有料) |
| 使う人 | 一般ユーザー | 開発者・自動化したい人 |
| 上限 | Googleは絶対枚数を公表していない | 従量課金(1画像あたり数円〜数十円) |
つまり、「Geminiの画像生成は無料で使える」は、アプリの話としては正しく、APIの話としては誤りです。 ネット上の混乱の多くは、この取り違えから生まれています。
とくに広く出回っている「APIの無料枠で1日500枚生成できる」という情報は、現在の公式料金ページと一致しません。 後述しますが、画像生成モデルは5つとも無料枠が「Not available」と明記されています。
現行の画像生成モデルは5つ。新しいプロジェクトは2.1

※上図は、運営者が2026年7月にGeminiで生成した画像です。Googleが提供する素材ではありません。
Geminiの画像生成モデルは通称「Nano Banana(ナノバナナ)」と呼ばれます。2026年10月24日時点で画像生成ドキュメントに載っているのは次の5つです。
| 通称 | 正式なモデルID | 対応解像度 | 参照画像の上限 |
|---|---|---|---|
| Nano Banana 2.1 | gemini-nano-banana-2.1 | 1K / 2K / 4K | 物体10枚+人物4枚 |
| Nano Banana 2 Lite | gemini-3.1-flash-lite-image | 1Kのみ | 物体 最大14枚 |
| Nano Banana 2 | gemini-3.1-flash-image | 512px / 1K / 2K / 4K | 物体10枚+人物4枚 |
| Nano Banana Pro | gemini-3-pro-image | 1K / 2K / 4K | 物体6枚+人物5枚+スタイル3枚 |
| Nano Banana(旧世代) | gemini-2.5-flash-image | 1K(1024px)まで | 最大3枚 |
ドキュメントは、Nano Banana 2を「前世代」と呼び、「すべての新しいプロジェクトで Nano Banana 2.1 を使用することをおすすめします」と書いています。旧世代のNano Bananaについては、2 Liteへの移行をすすめています。
その旧世代は、料金ページのほうに「2026年10月2日に停止する」という警告が出ています。移行先として挙がっているのは、3.1 Flash Image(Nano Banana 2)と3.1 Flash Lite Image(2 Lite)です。ドキュメントの一覧には、この確認日の時点でもまだ選べるモデルとして載っていました。停止日はもう過ぎているので、新しく組むなら2.1か2 Liteから選ぶのが確実です。
ここで古い情報を見分けるポイントを挙げておきます。
- 「Nano Banana Pro は
gemini-3-pro-preview」と書いてある記事は誤りです。gemini-3-pro-previewはテキスト系のモデルで、しかもモデル一覧では「Shut down」になっています。画像生成のProはgemini-3-pro-imageです - 「Geminiの画像生成はImagen 3」という説明も古いです。 画像生成ドキュメントはImagenを「以前のテキスト画像変換モデル(シャットダウン)」と書いていて、料金ページにも欄がありません。Geminiの画像生成の主役はNano Banana系です
- 「入力できる画像は3枚まで」は、旧Nano Bananaの数字です。 ドキュメントの制限事項は、
gemini-2.5-flash-imageを最大3枚、現行のモデルを合計で最大14枚としています - 「スタイルの参照画像はどれも3枚まで」も誤りです。 スタイル参照の欄があるのはProだけです
どれを選ぶか
- とにかく安く大量に、1Kで足りる → Nano Banana 2 Lite(1Kのみ。ドキュメントは「複数の参照入力やマルチターンの連続編集には最適化されていません」と書いている)
- 標準的な用途の主力 → Nano Banana 2.1(1K画像の出力単価は2 Liteと同じで、4Kまで出せる)
- 品質最優先・複雑な指示 → Nano Banana Pro(最も高精度だが単価も最高)
- 512pxの小さい画像が要る → Nano Banana 2(2.1は512px非対応)
API料金:1画像あたりいくらか
公式料金ページに記載されている、画像1枚あたりの単価です(2026年10月22日更新)。
| モデル | Standard | Batch | 無料枠 |
|---|---|---|---|
| Nano Banana 2.1 | $0.0336(1K)/$0.0504(2K)/$0.113(4K) | $0.0168/$0.0252/$0.0567 | なし |
| Nano Banana 2 Lite | $0.0336(1K) | $0.0168 | なし |
| Nano Banana 2 | $0.045(512px)/$0.067(1K)/$0.101(2K)/$0.151(4K) | $0.022/$0.034/$0.050/$0.076 | なし |
| Nano Banana Pro | $0.134(1K・2K)/$0.24(4K) | $0.067/$0.12 | なし |
| Nano Banana(2.5世代・停止告知) | $0.039 | $0.0195 | なし |
Batch API を使うと、いずれも単価が半額になります。急ぎでない大量生成なら、Batchを使うだけでコストが半分になります。Nano Banana Proには、Standardより高いPriorityの欄(画像出力が1.8倍)もあります。
いちばん目を引くのは、画像の出力単価は、新しい2.1のほうが旧2より安いことです。1Kで比べると$0.0336と$0.067で、ちょうど半額。4Kでも$0.113と$0.151です。
ただし、安いのは画像の出力だけです。100万トークンあたりの入力は2.1が$1.50で2が$0.50、テキストと「思考」の出力は2.1が$7.50で2が$3と、こちらは2.1のほうが2.5〜3倍高くなっています。ドキュメントには「思考トークンはデフォルトで課金されます」ともあります。参照画像をたくさん渡す使い方や長い指示を書く使い方では、差は半額より小さくなります。それでも1K・4Kの出力単価で並べれば2.1が下なので、512pxが要るとき以外は2.1から試すのが順当です。
もう1つ、2.1の4Kの値段は公式ページ同士で合っていません。料金ページは4K画像を3780トークン($0.113)と書いていますが、画像生成ドキュメントの解像度の表は同じ4Kを2520トークンとしています。2520トークンに同じ$30/100万トークンを掛けると、$0.0756です。どちらが正しいかは公開ページからは決められないので、この記事は高いほうの$0.113で計算しています。 4Kを大量に作る前に、実際の請求で1枚あたりを確かめておくと安心です。
感覚をつかむために日本円で言うと、1ドル150円で計算して、2.1や2 Liteの1Kなら1枚あたり約5円、Proの4Kでも1枚あたり約36円です(為替により変動)。100枚作っても数百円〜数千円なので、「無料枠がない」と聞いて身構えるほどの金額ではありません。
検索結果をもとに画像を作る「Google検索によるグラウンディング」は、Gemini 3以降のモデル全体で月5,000リクエストまで無料、その先は1,000リクエストあたり$14です。
個人向けプラン(Geminiアプリ)の料金

※上図は、運営者が2026年7月にGeminiで生成した画像です。Googleが提供する素材ではありません。
アプリから使う場合は、月額プランの世界になります。公式のプランページに載っている日本円価格です(2026年10月24日確認)。
| プラン | 月額 | 使用量の上限 | 画像生成まわり |
|---|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | 標準 | Nano Banana 2で画像の生成と編集ができる |
| Google AI Plus | ¥725 | 無料版の2倍 | Nano Banana Proでの再生成と動画生成が加わる |
| Google AI Pro | ¥2,900 | 無料版の4倍 | 同上 |
| Google AI Ultra | ¥14,500/¥32,000 | AI Proの5倍/20倍(プランのページ) | 同上 |
画像まわりの機能の線引きは、ヘルプの機能一覧によるものです。「Nano Banana 2 による画像生成」は無料を含む全プランに印が付き、「Nano Banana Pro で画像の再度生成」はAI Plus以上にだけ付いています。
「1日◯枚まで」という数字には注意
Googleはアプリの画像生成について、1日あたりの絶対枚数を公表していません。
いまの公式ヘルプが説明しているのは、上限の決まり方です。プロンプトの複雑さ、使うモデルや機能、チャットの長さで計算量が決まり、その上限は、週ごとの上限に達するまで5時間ごとにリセットされます。画像や動画の生成は、使用量を多く消費する機能に入っています。
そのうえで示しているのは倍率だけです。プランなしを「標準の上限」として、AI Plusは2倍、AI Proは4倍。したがって、「無料版は1日100枚」「ピーク時は2〜10枚に制限される」といった具体的な数字を挙げている記事は、公式の裏付けがない推測値だと考えてください。
Ultraの倍率は、ページによって書き方がそろっていません。プランのページは¥14,500のプランを「AI Pro の 5 倍」、¥32,000を「AI Pro の 20 倍」としています。いっぽうヘルプの表は「サブスクリプションに応じて、AI Pro の上限の 4 倍または 20 倍」。¥14,500のほうが5倍なのか4倍なのか、公開ページからは確定できません。
足りなくなったときは、AIクレジットを買って上限を引き上げることもできる、とプランのページの注記にあります。解約はいつでもできますが、請求期間の残りの払い戻しはない、という条件も同じページに書かれています。
Geminiの画像生成が得意なこと

※上図は、運営者が2026年7月にGeminiで生成した画像です。Googleが提供する素材ではありません。
本記事の画像はGeminiで生成しました。 対話モデルは Gemini 3.6 Flash(湖の画像のみ Gemini 3.1 Pro)を使用しています。ただし、実際に画像を描画しているのは、いずれも裏で動くNano Banana系の画像生成モデルです。チャットで選ぶモデル名と、画像を描くモデル名は別物——この記事の主題そのものが、作例の作り方にも表れています。
ドキュメントが挙げている機能のうち、作例で確かめられたものと、ドキュメントに条件が書かれているものを分けて整理します。
1. 会話しながら直せる(マルチターン編集) 一発の長いプロンプトを書かなくても、「背景を夕方にして」のように会話を続けて直せます。ドキュメントも、画像を繰り返し直すにはマルチターンの会話をすすめています。2 Liteについては、マルチターンの連続編集には最適化されていない、とも書かれています。
2. 画像内の文字がきれいに出る(大きい文字限定) ドキュメントは「高度なテキスト レンダリング」として、インフォグラフィックやメニューの文字を生成できると書いています。
上の作例で実際に確認してみましょう。見出し級の文字は誤字ゼロで描けています。
- 「NANOBANANA2 RESEARCH HUB」
- 「NANOBANANA2: THE FUTURE OF NUTRITION & RESILIENCE」
- 「PROVING EXTRAORDINARY CAPABILITIES」
- 「ENHANCED NUTRIENT DENSITY」「SUPERIOR SHELF LIFE」「CLIMATE RESILIENT YIELD」
綴りだけでなく、字間や太さのバランスも自然です。
書いておくべき限界もあります。 同じ画像でも、展示台のパネルなど小さい文字は完全に崩れており、判読できません。 拡大すると、文字らしき形は並んでいるものの単語として成立していないことがはっきり分かります。
つまり実務上は、「大きく見せたい文字は任せられるが、細かい説明文は後からデザインツールで載せる」という使い分けが現実的です。「文字が得意になった」を額面どおり受け取って細かい文字まで任せると、公開後に読者から指摘される結果になります。
3. 日本語でプロンプトを書いてよい ドキュメントの制限事項は、最高のパフォーマンスを出せる言語の1つに ja-JP(日本語)を挙げています。この記事の作例も、日本語の指示で作りました。
4. 参照画像を複数渡せる 上の表のとおり、物体・人物(Proはスタイルも)の参照画像を、合計で最大14枚渡せます。「この商品を、この雰囲気で」といった指定が通るのは実務で効きます。
5. 検索した事実をもとに描ける Google検索を道具として使い、天気や最近の出来事など、いまの情報をもとに画像を作れます。Nano Banana 2.1と2は、画像検索の結果も使えます。2 Liteはこの機能に対応していません。
写真をGeminiで変える体験は、店頭でも試せます。Google Store 表参道の2階にあるGemini Boothは、雰囲気を選んで撮るとGeminiが写真を加工してくれるブースで、体験は無料です。店内の回り方はGoogle Store 表参道レビューにまとめています。
SynthID:生成画像には透かしが入り、誰でも確かめられる
Geminiが生成した画像には、Google DeepMindの電子透かし技術「SynthID」が全て埋め込まれます(画像生成ドキュメントに「生成されたすべての画像には SynthID の透かしが埋め込まれています」と明記)。
ヘルプの説明では「目に見えない透かし」です。
しかも、その判別はもう誰でもできます。ヘルプ「AI 生成の画像、動画、音声を検証する」によると、Geminiアプリにログインして画像をアップロードし、「これは AI で生成されたもの?」と聞けば、SynthIDの透かしを調べて答えてくれます。ファイルは1回に1つ、100MBまで。画像の検証は、24時間でおよそ10回までと上限があります。検出できるのは、いまのところGoogleのAIで作った・編集したものだけで、透かしが見つからなくても「ほかのAIで作られた可能性はある」と書かれています。
実務上の意味ははっきりしています。AI生成であることを隠して使っても、受け取った側がすぐに確かめられるということです。AI生成画像であることを明示できない用途には向きません。
念のため書いておくと、この記事に掲載している4枚にもSynthIDが入っています。 だからこそ上で明示しました。AI生成画像を使うこと自体は問題ありませんが、隠して使う前提で運用すると、確かめられたときに立場が悪くなります。
商用利用と権利:ここは自分で確認してください
商用利用については、この記事を含め、どの解説記事も最終的な判断材料にはできません。 理由は3つあります。
- 利用規約は変わります。 プラン改定のたびに条件が変わるため、記事の情報は書かれた時点のスナップショットにすぎません
- 契約形態で扱いが異なります。 個人向けプラン、Google Workspace、Vertex AI(企業向け)では条件が別物です
- 生成物が他人の権利を侵害していないかは、AIが保証してくれません。 既存の著作物やブランドロゴ、商標に似た画像が出てしまう可能性は常に残ります
画像生成ドキュメントは、この機能の利用が生成 AI の使用禁止に関するポリシーの対象だと明記しています。そのポリシーが禁じているものには、「人々を欺くことを目的に、(生者であるか死者であるかを問わず)それが自分ではないと明かさずになりすます」ことや、本人の同意なく作られた親密な画像、そして「人々を欺くことを目的に、人間によってのみ作成されたコンテンツであると主張し、生成されたコンテンツの出所を偽る」ことが入っています。
実務的に必ずやるべきことを挙げると、こうなります。
- 使う前に、自分の契約プランの利用規約を読む(記事ではなく規約そのものを)
- 公開前に画像検索で類似画像をチェックする(意図せず既存作品に酷似することがあります)
- ロゴ・商標・キャラクターが写り込んでいないか目視で確認する
- 実在の人物を描かせない。ポリシーは、人をだます目的のなりすましを禁じています。実在の人物の画像がどこまで生成されるかについて、公開ページに一律の線引きは見当たりません。人物が必要なら「30代の日本人男性」のような一般的な指定にするのが安全です
企業として本格的に使うなら、個人向けプランではなくWorkspaceやVertex AIなど企業向けの契約を選び、権利確認のプロセスを業務フローに組み込むのが前提になります。
ネットに出回っている誤情報のファクトチェック
調べる過程で見かけた説を、公式ドキュメントと突き合わせた結果です(2026年10月24日に確認し直し)。
| よく見る説 | 公式で確認した事実 |
|---|---|
| APIの無料枠で1日500枚まで生成できる | 画像生成モデルは5つとも無料枠が「Not available」 |
Nano Banana Pro のモデルIDは gemini-3-pro-preview | 正しくは gemini-3-pro-image。-preview はテキスト系モデル |
| Geminiの画像生成エンジンはImagen 3 | 現在の主役はNano Banana系。ドキュメントはImagenを「シャットダウン」と記載 |
| 入力できる参照画像は最大3枚 | それは旧Nano Bananaの数字。現行のモデルは合計で最大14枚 |
| いちばんの主力はNano Banana 2 | ドキュメントは新しいプロジェクトにNano Banana 2.1をすすめている。1Kの単価は2の半額 |
| 旧Nano Banana(2.5)がいちばん安くて手軽 | 料金ページは2026年10月2日に停止と告知。移行先は2か2 Lite |
| 無料版は1日100枚、混雑時は2〜10枚 | Googleは絶対枚数を公表していない。計算量の上限が5時間ごとにリセットされ、プラン間は倍率のみ |
| 有料プランは「Gemini Advanced 月20ドル」 | 現在は Google AI Plus / Pro / Ultra の3段階で、日本円表示 |
最後の2つは特に気をつけたいところです。古いプラン名や旧価格をそのまま載せている記事はかなり多いので、料金の話が出てきたら必ず日付を確認する癖をつけたほうがいいです。
用途別・どう使うのが正解か
| やりたいこと | 選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| ブログのアイキャッチを時々作る | Geminiアプリの無料プラン | 無料で生成・編集ができる。まずここで十分 |
| 毎日たくさん作る・動画も使いたい | Google AI Pro(¥2,900) | 無料版の4倍の上限。Nano Banana Proでの再生成も使える |
| 業務で大量生成・自動化したい | API(Nano Banana 2.1 または 2 Lite) | 1Kの出力なら1枚$0.0336。Batchで半額 |
| 品質を最優先したい | Nano Banana Pro | 4K対応で最高精度。単価は高い |
| 画像の中に文字を入れたい | Nano Banana 2 以降 | テキスト描画がこの世代で大きく改善 |

※上図は、運営者が2026年7月にGeminiで生成した画像です。Googleが提供する素材ではありません。
上は Gemini 3.1 Pro を対話モデルにして生成した風景です。水面の反射、残雪の質感、手前の花のピントの合い方まで破綻がなく、「写真として通用するか」というレベルでは十分に実用域に来ていることが分かります。SFや情報量の多い構図だけでなく、こうした自然な風景こそ現行モデルの地力が出る題材です。
自分で環境を用意してStable Diffusionを回す選択肢もあります。生成枚数が多く、モデルを細かく選びたいならConoHa AI Canvasの料金と始め方(注意点まで)が参考になります。他サービスとの横並び比較は画像生成AI比較記事にまとめています。
Nano Banana自体は、Google以外のサービス経由でも使えます。日本製のDrop AIはStable Diffusion XLとNano Bananaを切り替えて使う構成で、同じ日本語プロンプトでも前者は内部で英語に翻訳されてから渡り、後者は日本語のまま渡るという違いがあります。どのモデルを裏で動かしているかで、プロンプトの書き方まで変わるということです。
生成した画像をポスターやグッズに回すと、今度は解像度が壁になります。生成側で粘るより、書き出したあとに専用ソフトで引き上げるほうが早いこともあります。ローカル処理で完結する買い切りソフトを検討するなら、Aiarty Image Enhancerの料金と仕様をまとめた記事を参考にしてください。
生成AIの情報は、正確な記事でも数か月で古くなります。7月にこの記事を書いてから3か月で、主力のモデルが入れ替わりました。この記事も含めて、料金とモデル名は必ず公式ページで最新を確認してください。 それが結局いちばん速い方法です。
よくある質問
Geminiの画像生成は無料で使えますか?
Geminiアプリ(gemini.google.com)の無料プランでは、画像の生成と編集が利用できます。一方、開発者向けのGemini APIでは、画像生成モデル5つすべてに無料枠がなく、従量課金となります。「無料で使える」という情報はアプリの話であり、APIには当てはまりません。
1日に何枚まで生成できますか?
Googleはアプリの1日あたりの生成枚数を公表していません。公式ヘルプが説明しているのは、計算量で決まる上限が5時間ごとにリセットされ、週ごとの上限もあるという仕組みと、「AI Plusは標準の2倍」「AI Proは4倍」という倍率だけです。ネット上で見かける「1日100枚」などの具体的な数字は公式の裏付けがない推測値なので、業務の前提にはしないでください。
Nano Banana 2.1とNano Banana Proの違いは何ですか?
Nano Banana 2.1(gemini-nano-banana-2.1)は1K〜4Kに対応する標準の主力モデルで、ドキュメントが新しいプロジェクトにすすめています。参照画像は物体10枚+人物4枚まで。Nano Banana Pro(gemini-3-pro-image)は最上位モデルで、物体6枚+人物5枚+スタイル3枚を渡せる代わりに単価も高くなります。1K画像1枚の単価は、前者が$0.0336、後者が$0.134です。
API利用の料金はどのくらいですか?
1画像あたり、Nano Banana 2.1が$0.0336(1K)〜$0.113(4K)、Nano Banana 2 Liteが$0.0336(1K)、Nano Banana 2が$0.045(512px)〜$0.151(4K)、Nano Banana Proが$0.134(1K・2K)〜$0.24(4K)です。これはStandardの単価で、1ドル150円なら、おおよそ5円〜36円です。Batch APIを使うといずれも半額になるため、急ぎでない大量生成ではBatchの利用を推奨します。
旧Nano Banana(gemini-2.5-flash-image)はまだ使えますか?
公式の料金ページは、2026年10月2日に停止すると告知しています。移行先として挙がっているのは、Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image)とNano Banana 2 Lite(gemini-3.1-flash-lite-image)です。古い解説記事のコードを使うときは、モデルIDを確かめてください。
生成した画像を商用利用できますか?
契約プランと利用規約によって条件が異なり、規約は改定されます。また、生成物が既存の著作物や商標を侵害していないことをGoogleが保証するわけではありません。商用利用の前には、自分の契約プランの規約を直接確認したうえで、公開前に類似画像検索や商標・ロゴの目視チェックを行ってください。企業利用ではWorkspaceやVertex AIなど法人向け契約の検討が前提になります。
実在の有名人の画像は生成できますか?
Googleの生成AI使用禁止ポリシーは、人をだます目的のなりすましや、本人の同意なく作られた親密な画像を禁じています。どこまで生成されるかについて、公開ページに一律の線引きは見当たりません。人物を描きたい場合は「30代の日本人男性」のように、特定個人を識別できない一般的な表現でプロンプトを組み立てるのが安全です。
SynthIDとは何ですか?
Google DeepMindが開発した電子透かし技術で、Geminiが生成したすべての画像に自動で埋め込まれます。目に見えない透かしです。Geminiアプリにログインして画像をアップロードし、「これは AI で生成されたもの?」と聞けば、誰でも透かしの有無を確かめられます。
出典
- Nano Banana による画像生成(Gemini API ドキュメント)
- Gemini Developer API pricing(料金ページ)
- Gemini models(モデル一覧)
- Google AI プラン(Gemini サブスクリプション)
- Google AI のサブスクリプション プランに応じた Gemini アプリの使用量上限とアップグレード(Gemini アプリ ヘルプ)
- AI 生成の画像、動画、音声を検証する(Gemini アプリ ヘルプ)
- 生成 AI の使用禁止に関するポリシー(Google)
※本記事に掲載している作例の画像4枚は、すべてGeminiで生成したものです(2026年7月、対話モデル: Gemini 3.6 Flash / 湖の画像のみ Gemini 3.1 Pro)。いずれもSynthID電子透かしが埋め込まれています。
※本記事の料金・仕様は、2026年10月24日にGoogle公式のGemini APIドキュメント・料金ページ(2026年10月22日更新)・Geminiプランページ・Gemini アプリ ヘルプで確認した情報にもとづきます。生成AIはモデルと料金の改定が非常に速いため、実際の利用前に必ず公式ページで最新情報をご確認ください。米ドル建ての単価は為替により日本円換算額が変動します。商用利用や権利関係の最終判断は、ご自身の契約規約および必要に応じて専門家にご確認ください。
📄 この記事の立場
- 作例の画像4枚は、運営者がGeminiで生成したものです(2026年7月)。文字の描き方の評価は、その4枚から言えることだけを書いています
- API料金は、APIで画像を生成して確かめたものではなく、公式の料金ページ(2026年10月22日更新)の記載です
- アプリの上限は、公式ヘルプとプランのページ(2026年10月24日確認)の記載です。1日に何枚作れるかを自分で数えてはいません
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