Notta Memo(ノッタメモ)は、厚さ3.5mm・重量28gの名刺サイズに、ワンタッチ録音と高精度AI文字起こしを凝縮したカード型AIボイスレコーダーです。 58言語のリアルタイム翻訳にも対応し、AI文字起こしサービス「Notta」のクラウドと直結します。録音アプリを立ち上げる手間も、着信で録音が止まる心配も、会議中にスマホのバッテリーが尽きる心配もありません。
そしてもう一つ、同じNottaのエンジンを使いながらまったく違う形をした選択肢が、AI議事録イヤホンZENCHORD 1(ゼンコード・ワン)です。料金プランも無料枠も共通ですが、記録の始め方・通話の録り方・オフラインで録れるかが根本的に違います。
この記事では、Notta Memoの実力を最大のライバルPLAUD NOTEとの違いを軸に整理したうえで、同じNotta搭載でもカード型とイヤホン型で何が変わるのかを、2026年7月時点の公式情報で比較します。
📄 この記事の作り方
本記事はNotta MemoとPLAUD各機種の公式仕様・料金ページを比較した公開情報ベースの解説です。どちらの機器も運営者は所有していません。 文字起こしの精度や装着感といった、使ってみないと分からないことは書いていません。
仕様と価格は 2026年7月21日〜24日に各社公式サイトで確認したものです。本文では、本体価格よりも後から効いてくる文字起こしの時間上限に重心を置いています。
Notta Memoとは?30秒でわかる要点

※上図はイメージです(出典: Pexels / Pexels License)。製品そのものを撮影した写真ではありません。
- クラウド型AI文字起こしサービス「Notta」のリアル版インターフェースとなるカード型ボイスレコーダー
- 厚さ3.5mm・28gのアルミ合金ボディ(ダイヤモンドカット加工)。LCDディスプレイ搭載
- トグルスイッチ1つで「会議録音モード」と「通話録音モード」を切り替え
- 最高98.86%の文字起こし精度、58言語のリアルタイム文字起こし&翻訳に対応
- 本体価格23,500円(税込)。購入者には毎月300分のスタータープランが生涯無料で付く
- データはAWS東京リージョンで管理。SOC2・ISO 27001・GDPR・HIPAA準拠
ひとことで言えば、「対面の会議も電話も、Web会議も、すべてNottaのクラウドに集約する入り口」となるデバイスです。
ハードウェア:名刺サイズに詰め込まれた5マイク
Notta Memoの外形は幅86.1×高さ55.1×厚さ3.5mm、重量約28g。クレジットカードとほぼ同じ薄さで、名刺入れや胸ポケットにすっと収まります。アルミ合金にダイヤモンドカット加工を施した筐体は、擦れや小傷が目立ちにくく、ビジネスシーンに合う上質な質感です。
左側面にはカチッとしたクリック感のある物理トグルスイッチ、本体右上にはLCDディスプレイを搭載。録音中マークやバッテリー残量がひと目でわかるので、「ちゃんと録れているか」の不安がありません。付属のMagSafeケースと薄型マグネットリングで、iPhone・Androidの背面に磁力で装着できます。
- 内蔵ストレージ32GB(約144〜2,000時間相当を保存)
- バッテリー470mAh:連続約30時間録音・待機約28日、フル充電は約1.5時間
- 5マイク構成:全指向性MEMSマイク×4+骨伝導マイク×1(推奨集音距離3m・最大5m)
2つの録音モードの使い分け
| モード | 切り替え | 仕組み | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 会議録音モード | スイッチを下 | 4基のMEMSマイクで全方位を集音 | 対面商談・会議室・デスク上に平置き |
| 通話録音モード | スイッチを上+スマホ背面に装着 | 骨伝導マイクがスマホの振動を検知 | 電話・LINE通話などの通話記録 |
通話録音モードのポイントは、スマホのスピーカーから伝わる物理振動を骨伝導マイクで拾うことです。OSの通話録音制限に影響されず、相手の声も自分の声も明瞭に記録できます。この「ハードウェアで通話を録る」発想は、後述するPLAUDと同じ強みです。
AI機能:録るだけで、要約とTODOまで自動
録音データはBluetooth/Wi-Fiで即座にスマホアプリとNottaクラウドへ同期され、AIが処理します。
- 文字起こし精度は最高98.86%、58言語対応。「えー」「あの」などのフィラー自動除去や句読点の自動挿入で、読みやすいテキストになります
- 自動話者識別(ダイアライゼーション):声質の違いをAIが認識し、発言者ごとにラベル分け
- 58言語のリアルタイム翻訳:海外スタッフとの会議や多言語商談で、その場で翻訳テキストを出力
- AI要約:30種類以上のテンプレートで、決定事項・アクションアイテム(TODO)・要旨を構造化
- Notta Brain:長い対話データに自然言語で質問し、必要な情報だけを対話形式で引き出せる
作成した議事録や要約は、ワンクリックでSlack・Teams・Salesforce・Notionなどへ転送可能。営業のCRM入力の自動化にも使えます。なお、蓄積したデータに自然言語で質問できるAIアシスタント「Notta Brain」は単体でも申し込めます。
料金プラン:無料の300分から(ZENCHORD 1と共通)
本体を買うと、Nottaアカウントにスタータープランが生涯無料で付与されます。この料金体系は後述のZENCHORD 1でも同じで、どちらのデバイスを買っても購入者特典は月300分のスタータープランです。料金体系は次のとおりです(税込)。
| プラン | 月額 | 年額(実質月額) | 月間文字起こし | 1回の最大録音 | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| スターター(本体購入特典) | 無料 | 無料 | 300分 | 最大5時間 | AI要約月100回、話者識別、Notta AIチャット、共有。翻訳に回数制限 |
| フリー(デバイスなしで使う場合) | 無料 | 無料 | 120分 | 3分 | AI要約月10回、エクスポート不可 |
| プレミアム | 1,980円 | 14,220円(1,185円) | 1,800分(30時間) | 最大5時間 | 単語登録、カスタム要約テンプレ5種、全形式エクスポート |
| ビジネス | 4,180円 | 30,096円(2,508円) | 無制限 | 最大5時間 | カスタム要約無制限、複数アカウント管理・チーム共有、Salesforce/Zapier連携 |
本体を買うだけで付く「スタータープラン(月300分・生涯無料)」が、Notta搭載デバイス最大のお得ポイントです。週1回の定例会議や重要商談だけを記録するライトユーザーなら、ランニングコスト0円で運用できます。デバイスを持たずにNottaを使う場合の無料枠は月120分・1回3分までなので、1回あたり5時間まで録れるスタータープランとは実用度がまるで違います。
単語登録(専門用語・社内略称の辞書登録)は誤変換を減らす機能で、プレミアムで最大200個、ビジネスで最大1,000個まで。ZENCHORD 1側の公式資料ではスタータープランでも200個まで案内されており、資料によって表記に差があります。契約前に公式サイトで最新の上限をご確認ください。
月300分(約5時間)は連日会議があると月半ばで使い切ります。翻訳機能にも回数制限があり(2か国語文字起こし・翻訳は月4回、1か国語リアルタイム翻訳は月2回)、多言語機能を本格的に使うなら、実質月1,185円のプレミアムプランへの移行を前提に見積もってください。
ソフトウェアとしてのNotta本体の詳しい機能・セキュリティ・無料トライアルの条件はAI議事録・文字起こしツール比較(Nottaの詳細解説つき)にまとめています。
【本題】Notta Memo vs PLAUD NOTE 徹底比較
AIボイスレコーダーで必ず比較対象になるのが、カード型の先駆けであるPLAUD NOTEシリーズです。全部入りで並べると、両者の性格の違いがはっきり見えます。
| 比較項目 | Notta Memo | PLAUD NOTE | PLAUD NOTE Pro |
|---|---|---|---|
| 本体価格(税込) | 23,500円 | 27,500円 | 30,800円 |
| サイズ・重量 | 86.1×55.1×3.5mm / 28g | 85.6×54.1×2.99mm / 30g | 同左 |
| マイク構成 | MEMS×4+骨伝導×1 | MEMS×2+骨伝導×1 | 強化マイクアレイ |
| 内蔵ストレージ | 32GB | 64GB | 64GB |
| 連続録音/待機 | 30時間/28日 | 30時間/60日 | 30時間/60日 |
| 無料枠 | 月300分(生涯無料) | 月300分(生涯無料) | 月300分(生涯無料) |
| 有料プラン年額 | 14,220円(月1,800分) | 16,800円(月1,200分) | 16,800円(月1,200分) |
| リアルタイム翻訳 | ○ 58言語対応 | × 非対応 | × 非対応 |
| 要約テンプレート | 30種類以上 | 10,000種類以上 | 10,000種類以上 |
| Web会議連携 | Notta Bot自動参加 | ファイル後処理 | ファイル後処理 |
| 設計思想 | PCブラウザ・Web会議一元化・チーム | スマホ完結・対面・個人 | ディスプレイ搭載・商談特化 |
Notta Memoが勝っている点
- 価格とランニングコスト — 本体はPLAUD NOTEより4,000円安く、有料プランも年14,220円で月1,800分(PLAUDは16,800円で1,200分)。単位時間あたり約30%以上お得です。
- リアルタイム翻訳 — ここが決定的。PLAUDは翻訳非対応なのに対し、Notta Memoは58言語のリアルタイム翻訳に対応します。多言語会議が多い人はこの一点でNotta Memoです。
- Web会議の一元管理 — Notta Botが Zoom/Teams/Meet に自動参加し、対面録音とWeb会議の記録が同じクラウドに統合されます。PCブラウザで議事録を一括管理したいチームに強い。
PLAUDが勝っている点
- ストレージ64GB(Notta Memoは32GB)。ただしNotta MemoはWi-Fi同期でクラウドに逃がす設計なので、実務で困る場面は多くありません。
- 待機60日(Notta Memoは28日)。数週間放置してもすぐ使えます。
- 要約テンプレート10,000種類以上(Notta Memoは30種類以上+Notta Brain)。用途が細分化されている人には効きます。
結論:多言語・Web会議・チーム運用・コスパを重視するならNotta Memo、スマホ完結の対面録音や個人のアイデア記録、テンプレの豊富さを重視するならPLAUD。より詳しいPLAUD側の解説はPLAUD(プラウド)のAIボイスレコーダー比較記事をご覧ください。
もう一つのNotta搭載デバイス:AI議事録イヤホン「ZENCHORD 1」
Notta Memoと同じNottaのAIプラットフォームを使いながら、形がまったく違う選択肢がZENCHORD 1です。録音専用機を「取り出して置く」のではなく、すでに耳に着いているイヤホンをワンタッチで録音に切り替えます。 これがコンセプトです。
クラウドファンディング「Makuake」ではAIイヤホンカテゴリー最高額となる1億2,500万円以上・支援者5,388人を集め、一般販売後も家電量販店やECで購入できます。
ZENCHORD 1の要点
- Notta搭載のAI議事録イヤホン(オープンイヤー型・完全ワイヤレス)。耳に着けたまま突発の通話・打合せをワンタッチで記録できる
- 開発は株式会社Acalie(Zenchord AI)×Notta株式会社の協業。日本正規販売元は株式会社Acalie
- 計6マイク+AIノイズキャンセリングで集音。充電ケース自体にも独立集音マイクと録音チップを内蔵
- 通話・Web会議・対面の3スタイルに対応。音声はNottaのAIプラットフォームで文字起こし・要約される
- 定価は24,980円〜26,980円(税込)。購入者には無料のNottaスタータープラン(上の料金表と同じ内容)が付く
ハードウェア仕様
イヤホンとしての基本性能も、AI録音のためのハードウェアも両立させた構成です。数値は公式情報(2026年7月時点)にもとづきます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 形態・構造 | オープンイヤー型(耳掛けフック式)。耳穴を塞がない設計・柔軟なTPU素材 |
| 重量 | イヤホン片耳 約10g / 充電ケース 約65g(総重量 約85g) |
| マイク | 計6マイク+AIノイズキャンセリング(本体とケースに独立配置) |
| 集音ケース | 独立集音マイク&録音チップ内蔵。卓上配置で最大半径6mを360度集音 |
| 通信 | Bluetooth 6.0 / マルチポイント対応(PCとスマホの同時接続可) |
| コーデック | LDAC / AAC / SBC(ハイレゾ音源再生対応) |
| ドライバー | 17×12mm ダイナミックスピーカー |
| バッテリー | 単体 最大約10時間 / ケース併用 最大約30時間。急速充電対応(10分充電で約2時間使用) |
| 防水 | IPX4相当(生活防水) |
| 価格 | 定価 24,980円〜26,980円(税込)。実売 約19,412円〜21,560円 |
注目は充電ケースが単なる収納ではなく、それ自体が集音デバイスになっている点です。イヤホンを装着できない場面でも、ケースを机に置けば会議を記録できます。なお実売価格は販売チャネルやセールで変動するため、購入前に販売ページでご確認ください。
3つの録音スタイル
① 通話録音(iPhone / スマホ)
iOSは仕様上、単体での通話録音が難しいのが実情です。ZENCHORD 1はBluetoothでスマホ上のNottaアプリと連携し、「通話録音モード」で自分と相手の音声を双方向で録音・文字起こしします。移動中にかかってきた電話商談も、あとから内容を振り返れます。
② Web会議(Zoom / Teams / Meet / Webex)
PC・Macとペアリングすれば、ワイヤレスイヤホンマイクとして使いながら、その音声をNottaで同期できます。外部の議事録ボットを会議に招き入れずローカル音声で文字起こしします。 取引先のセキュリティポリシーに抵触しにくいのは実務上のメリットです。
③ 対面(充電ケースで卓上集音)
イヤホンの装着が難しい、あるいは失礼にあたる場面では、充電ケースを机の中央に置きボタン1タッチで卓上集音に切り替えます。半径6mを360度カバーしつつ環境音をフィルタし、会議の終了と同時にNottaの要約とタスク一覧ができあがる流れです。
文字起こし精度とセキュリティ
音声認識精度は、公式が公表している値で静かなオフィスで約95%、カフェなどの雑音下でも約85%とされます(6マイク+AIノイズキャンセリングによる)。セキュリティ面はNotta Memoと同じ設計で、全録音データを暗号化して日本国内のAWSサーバーに保管し、SOC2 Type II・ISO27001を取得、収集データをAIモデルの第三者学習に使用しない規約になっています。
ZENCHORD 1の正直なデメリット
- ケースの録音ボタンは押し心地が硬め — 誤作動防止のための仕様で、片手での咄嗟の操作には少し力が要ります。
- 屋外ではLEDの確認がしにくい場合がある — ケースのLEDインジケーターは、明るい屋外だと点灯状態を視認しづらいことがあります。
- オープンイヤーゆえの音の方向性 — カナル型のような遮音性・重低音の没入感とは方向性が異なります。静かな場所での大音量再生は音漏れの可能性があり、周囲への配慮が必要です。
- 常時Notta接続が前提 — 本体ボタンで録音するときも、スマホ/PCのNottaアプリとのBluetooth接続が維持されている必要があります。アプリのバックグラウンド停止や接続切断中はリアルタイム処理されないため、事前の接続確認を推奨します。
カード型とイヤホン型、どちらを選ぶか
同じNottaのクラウドに繋がり、無料枠も料金プランも同じ。それでもハードの形が違うだけで、実際の使い勝手は大きく変わります。判断軸ごとに並べると次のとおりです。
| 判断軸 | Notta Memo(カード型) | ZENCHORD 1(イヤホン型) |
|---|---|---|
| 記録の始め方 | 取り出して机に置く/スマホ背面に装着 | 耳に着いたままワンタッチ |
| 通話録音の仕組み | 骨伝導マイクがスマホの振動を検知(OSの通話録音制限を受けない) | BluetoothでNottaアプリと連携し双方向録音 |
| アプリ・通信の前提 | 本体単体で最大30時間ローカル録音。後からクラウド同期 | 常時Notta接続が前提(切断中はリアルタイム処理されない) |
| 対面の集音 | 5マイク(MEMS×4+骨伝導×1)・推奨3m/最大5m | 充電ケースが集音機になり最大半径6mを360度 |
| 公表精度 | 最高98.86%(静かな会議室・標準語の好条件) | 静かなオフィス約95%/雑音下でも約85% |
| イヤホンとしての用途 | なし(録音専用) | LDAC対応オープンイヤーとして日常使い可 |
| 携帯性 | 厚さ3.5mm・28g。名刺入れに入る | イヤホン+ケースで総重量約85g |
| 本体価格(税込) | 23,500円 | 定価24,980〜26,980円(実売 約19,412〜21,560円) |
| 購入特典 | スタータープラン月300分 | スタータープラン月300分 |
数値の前提が違う点に注意
精度の数字を横並びにするときは注意が必要です。Notta Memoの98.86%は「静かな会議室・標準語」という好条件での公称値、ZENCHORD 1の95%/85%は「静かなオフィス」「カフェなどの雑音下」という別々の条件での公表値で、測定条件がそろっていません。この2つの数字を直接比べて優劣を決めることはできません。どちらも、雑音・反響・方言・専門用語で精度が落ちるのは共通です。
決め手になるのは「オフラインで録れるか」と「準備動作」
実務で効いてくる差は、スペック表の細かい数値ではなく次の2点です。
1. オフラインで確実に録れるか — Notta Memoは本体単体で最大30時間のローカル録音ができ、インターネット未接続でも記録できます。スマホの持ち込みが制限される現場や、電波の届かない場所でも取りこぼしません。一方ZENCHORD 1は、本体ボタンで録音する場合でもスマホ/PCのNottaアプリとのBluetooth接続が前提です。「アプリが落ちていたら録れていなかった」というリスクを、あなたが許容できるかが分かれ目になります。
2. 記録を始めるまでの準備動作 — カード型は、会議のたびに端末を取り出して机に置く、あるいはスマホ背面に貼るという動作が必要です。対してZENCHORD 1は、すでに耳に着いているイヤホンをワンタッチで録音に切り替えられます。記録の付け忘れを構造的に防ぎやすいのが差別化点です。1日に短い打合せと電話が何本も入る働き方では、この差が効きます。
目的別の結論
同じNottaのクラウドを使う2台でも、あなたの働き方によって向き不向きははっきり分かれます。
Notta Memo(カード型)が向く人:
- スマホの持ち込み・通話録音が制限される金融・法務・医療・官公庁などの現場
- オフラインでも確実に録りたい、取りこぼしを絶対に避けたい人
- 名刺入れや胸ポケットに入れて持ち歩きたい人(28g・厚さ3.5mm)
- 録音は録音専用機に任せる、という割り切りができる人
ZENCHORD 1(イヤホン型)が向く人:
- 突発の電話・立ち話・短い打合せが多く、記録の付け忘れが怖い人
- すでにワイヤレスイヤホンを常用していて、持ち歩くガジェットを1つ減らしたい人
- 会議室での卓上集音を重視する人(ケース単体で最大半径6mを360度カバー)
- PC作業中にオープンイヤーでWeb会議に出るナレッジワーカー
どちらも向かない場合: 遮音性・重低音の没入リスニングが主目的ならZENCHORD 1は選ばないほうがよく、月に数回しか録音しないならソフトの無料枠で十分です。まずはAI議事録・文字起こしツール比較でソフト側の選択肢を確認してください。
どこで買う?価格の注意点

※上図はイメージです(出典: Pexels / Pexels License)。製品そのものを撮影した写真ではありません。
Notta Memoの通常モデルは23,500円(税込)ですが、Type-C対応ケース同梱モデルやスタートセットは25,500〜27,500円と、構成によって価格に幅があります。購入時は「どのセット内容か」を必ず確認してください。楽天などのECでは、実機と付属品を確認しながら選べます。

なお、公式ストアやECでは割引クーポンが配布されることもあり、条件が合えば通常価格より安く買える場合があります。購入前に、公式ストアと各ECの価格・セット内容・クーポンを見比べるのがおすすめです。ZENCHORD 1についても、定価24,980〜26,980円に対して実売は約19,412〜21,560円と幅があるため、販売チャネルごとの価格差を確認してから決めるのが賢明です。
正直なデメリット・注意点
PR文だけでは見えない、実運用での留意点を正直にまとめます(Notta Memo側)。
- 文字起こし精度98.86%は「静かな環境での話」 — この98.86%は公称値で、静かな会議室・標準語といった好条件を前提とした数値です。BGMや歌声が混ざる環境では認識精度が大きく低下するとされ、カフェや音楽のある場所での録音は不向きです。
- 専門用語・社内用語・強い方言は誤変換しやすい — 事前の単語登録(プレミアム以上)や、事後の軽い修正は前提にしておきましょう。
- 無料枠300分はライト向け — 連日会議がある人は、実質「本体代+年14,220円」で見積もるのが安全です。
- 翻訳機能に回数制限がある — 無料のスタータープランでは、多言語翻訳の利用回数が限られます(2か国語文字起こし・翻訳は月4回、1か国語リアルタイム翻訳は月2回)。
- 価格表記に幅がある — Type-C版・セット版は割高になります。「23,500円」だけを見て注文すると、構成違いで想定と変わることがあります。
- ストレージは32GB — PLAUDの64GBより少なめ。基本はこまめにWi-Fi同期する運用が前提です。
ZENCHORD 1側の注意点は前章にまとめたとおりで、常時Notta接続が前提という運用面の制約が最大のポイントです。
録音時のマナーと配慮
商談・取材・会議では、録音の前に相手へ一言同意を得るのが基本マナーです。これはカード型でもイヤホン型でも変わりません。むしろイヤホン型は「録音していることが相手から見えにくい」ぶん、ひと言添える配慮がより重要になります。録音データの共有範囲にも注意しましょう。会社によっては録音自体を規定で制限している場合があるため、業務利用の前に社内ルールの確認をおすすめします。
こんな人におすすめ/向かない人

※上図はイメージです(出典: Pexels / Pexels License)。製品そのものを撮影した写真ではありません。
Notta搭載デバイス全般がおすすめできる人:
- 対面商談とWeb会議(Zoom/Teams/Meet)が混在するハイブリッドワーカー
- 海外顧客・多国籍チームとのやり取りが多く、リアルタイム翻訳が欲しい人
- 議事録をPCブラウザでチーム共有・一元管理したい組織
- スマホの持ち込みや通話録音が制限される金融・法務・医療・官公庁などの現場(Notta Memoなら本体単体で最大30時間ローカル録音でき、セキュアなPCで後からクラウド同期できる)
- とにかくコスパよくAIボイスレコーダーを始めたい人
向かない人:
- カフェなどBGMのある環境で高精度録音したい人(どちらも精度が落ちます)
- スマホアプリだけで対面録音を完結させたい人 → その用途はPLAUDのほうが得意です
- 月数回しか録音しない人 → まずはAI議事録・文字起こしツール比較で無料ソフトを試すのが先です
まとめ:Nottaを使うなら、入り口は「カード1枚」か「耳」か
Notta MemoとZENCHORD 1の本質は、どちらも単体のガジェットではなく、クラウド型AIサービス「Notta」を現実の会話につなぐ入り口です。対面もWeb会議も、電話も多言語も、同じクラウドに集約され、要約・TODO・翻訳まで自動で仕上がります。この一気通貫の体験は、議事録づくりに追われる人ほど価値が大きくなります。
カード型のNotta Memoは、リアルタイム翻訳とコストパフォーマンス、そしてオフラインでも本体単体で録れる確実性が強み。ライバルのPLAUDに対しても、翻訳対応と単位時間あたりの安さで明確に差別化されています。弱点は騒音下での精度低下と32GBという容量です。
イヤホン型のZENCHORD 1は、準備動作なしでワンタッチ記録できる手軽さと、イヤホンを兼ねることで荷物が減る実用性が強み。弱点は常時Notta接続が前提という運用の制約です。
どちらも購入者には月300分のスタータープランが付くので、まずは無料枠の範囲で自分の会議・通話を実際に録って確かめるのが確実です。ランニングコストをかけずに実力を測れます。
ソフトウェアとしてのNotta本体の料金・精度・セキュリティ、そしてtl;dvやRimo Voiceなど他ツールとの比較はAI議事録・文字起こしツールおすすめ4選比較、競合デバイスはPLAUD(プラウド)の比較記事もあわせてどうぞ。
よくある質問
Notta Memoは無料で使えますか?
本体を購入すると、月300分の文字起こしができるスタータープランが生涯無料で付きます。週1回程度の会議なら追加費用0円で運用できます。ただし翻訳機能には回数制限があり、連日会議がある場合は月300分を超えるため、プレミアムプラン(年払い実質月1,185円・月1,800分)への移行が現実的です。
Notta MemoとZENCHORD 1はどちらを選ぶべきですか?
料金プランと無料枠は同じなので、決め手はハードの形です。あなたがオフラインでも本体単体で確実に録りたい、スマホを持ち込めない現場がある、名刺入れに入る薄さが欲しいならNotta Memo。突発の電話や短い打合せが多く記録の付け忘れを防ぎたい、すでにイヤホンを常用していて荷物を減らしたいならZENCHORD 1です。ZENCHORD 1は常時Notta接続が前提である点に注意してください。
Notta MemoとPLAUD NOTEはどちらがいいですか?
多言語のリアルタイム翻訳・Web会議の一元管理・コスパを重視するならNotta Memo、スマホ完結の対面録音や要約テンプレートの豊富さを重視するならPLAUDです。価格はNotta Memo(23,500円)がPLAUD NOTE(27,500円)より安く、PLAUDは翻訳に非対応な点が大きな違いです。
Notta Memoはスマホの通話を録音できますか?
できます。通話録音モードに切り替え、MagSafeケースでスマホ背面に装着すると、骨伝導マイクがスマホの振動から音声を検知します。OSの通話録音制限に影響されず、相手と自分の声を双方明瞭に記録できます。ZENCHORD 1の場合は、BluetoothでスマホのNottaアプリと連携して双方向に録音する仕組みです。
文字起こしの精度はどれくらいですか?
Notta Memoは静かな会議室・標準語といった好条件で公称98.86%、ZENCHORD 1は静かなオフィスで約95%・カフェなどの雑音下で約85%と公表されています。ただし測定条件が異なるため、この数字を直接比較して優劣を決めることはできません。どちらもBGMや歌声が混ざる環境では精度が大きく低下し、専門用語や強い方言も誤変換が出やすいため、事後の軽い修正は前提にしておくと安心です。
機密性の高い会議で使っても安全ですか?
どちらも録音データはAWS東京リージョンで管理され、SOC2・ISO 27001などに準拠しています(Notta MemoはGDPR・CCPA・HIPAAにも準拠)。収集データをAIモデルの第三者学習に使用しない規約です。Notta Memoは本体単体で最大30時間のローカル録音ができ、インターネット未接続でも記録可能なため、スマホ持ち込みが制限される現場でも、セキュアなPCに戻ってからクラウド同期する運用ができます。
ZENCHORD 1は普通のイヤホンとしても使えますか?
使えます。LDAC/AAC/SBC対応のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンで、17×12mmのダイナミックスピーカーを搭載しハイレゾ音源の再生に対応します。ただし耳穴を塞がない構造のため、カナル型のような遮音性や重低音の没入感とは方向性が異なり、静かな場所での大音量再生は音漏れの可能性があります。
録音するとき、相手の同意は必要ですか?
商談・取材・会議では、録音の前に相手へ一言同意を得るのが基本マナーです。とくにイヤホン型は録音していることが相手から見えにくいため、ひと言添える配慮がより重要になります。会社によっては録音自体を規定で制限している場合があるため、業務利用の前に社内ルールの確認もおすすめします。
※本記事の価格・仕様は、Notta Memoが2026年7月24日時点、ZENCHORD 1が2026年7月21日時点で確認した調査情報にもとづきます。価格は税込表示です。プラン改定や仕様変更、セット内容による価格差がありうるため、購入前に必ず公式サイト・販売ページで最新情報をご確認ください。文字起こし精度や機能の効果は使用環境により異なり、健康・生産性への効果を保証するものではありません。
