
3行でわかる結論
- Geminiアプリの動画は、月725円のAI Plus以上ならどのプランでもGemini Omni Flashで作れます。アプリで何本作れるかは非公表です。
- 本数を数えられるのはGoogle Flowだけ。AI Proの毎月1,000クレジットは、720p・8秒の動画で83本ぶん。日本ではクレジットを買い足せません。
- APIは10月22日からOmniだけ。720pで1秒約0.10ドルで、停止したVeo 3.1 Lite(1秒0.05ドル)の約2倍です。
※上図は、Google Flowのヘルプ「Google Flow クレジットを管理する」とGeminiの日本のプランページ(いずれも2026年10月27日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
Geminiアプリの動画は、AI Plus以上ならどのプランでもOmniで作れる
Geminiアプリで動画を作れるのは、Google AI Plus(月725円)・Pro(月2,900円)・Ultra(月14,500円から)の契約者です。モデルはどのプランも同じGemini Omni Flashで、Veoの代わりに入りました。作れるのは10秒の動画で、写真は5枚まで使えます。無料のままでは作れず、18歳以上という条件もあります。
アプリで1日に何本作れるかは、Googleのどのページにも書かれていません。上限はアプリ全体の使用量で決まり、英語版のヘルプは動画を「いちばん使用量を使う」機能に挙げています。
本数を数えられるのはFlow。AI Proなら8秒の動画で月83本ぶん
本数の目安が立つのは、Googleの動画制作ツール「Google Flow」のほうです。プランごとに毎月クレジットが付き、Omniの720p・8秒の動画は1本12クレジット。割り算すると次のとおりです。

※上図は、Google Flowのヘルプ「Google Flow クレジットを管理する」とGeminiの日本のプランページ(2026年10月27日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
| プラン | 毎月のクレジット | 8秒の動画 |
|---|---|---|
| AI Plus | 200 | 16本 |
| AI Pro | 1,000 | 83本 |
| AI Ultra(14,500円) | 10,000 | 833本 |
| AI Ultra(32,000円) | 25,000 | 2,083本 |
できた動画を言葉で直す「編集」は、1回40クレジットと重め。しかも日本では、クレジットを追加で買えません。 毎月の枠が使える上限です。
APIは10月22日からOmniだけ。8秒で約0.81ドル
開発者向けのGemini APIでは、Veo 3.1のプレビュー3モデルが10月22日に止まりました。後継のOmniは無料枠がなく、720pで1秒約0.10ドル。いちばん安かったVeo 3.1 Lite(1秒0.05ドル)の約2倍で、標準のVeo 3.1(1秒0.40ドル)の約4分の1です。
結び:アプリで試すならPlusから、本数が要るならFlowの枠で選ぶ
まず触ってみたいなら、AI Plusで足ります。毎月まとまった本数を作るあなたは、Flowのクレジットを本数に直してプランを決めましょう。APIで組み込んでいたなら、Liteの倍の単価で見積もり直しが必要です。
もっと詳しく:Googleの公式ページを日本語版と英語版で突き合わせた検証の全文出典との照合・検算・細かい条件。ここを押すと畳めます出典との照合・検算・細かい条件。開くと全文が読めます
ここからは、上の結論の根拠です。読んだのは、Geminiの日本のプランページと米国のプランページ、Geminiの動画生成の紹介ページ(日本語版・英語版)、Gemini Omniの発表ブログ、Geminiアプリのヘルプ2本(日本語版・英語版)、Google Flowのヘルプ3本(クレジットは日本語版・英語版)、Google OneのAIクレジットのヘルプ、Gemini APIのドキュメント(動画生成・Omniのガイド・モデルのページ・料金・廃止予定表・リリースノート・提供地域)、報道1本です。どれも2026年10月27日に開きました。停止前のVeo 3.1の料金は、2026年9月16日にWayback Machineへ保存された料金ページで読んでいます。
Omniへの切り替えは、5月にアプリ、10月22日にAPI

※上図は、Gemini APIのリリースノートと廃止予定表、9to5Googleの記事(2026年5月19日)(2026年10月27日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
Gemini Omniは、Google I/O 2026で発表されました。9to5Googleの5月19日の記事は、Omni Flashが "Rolling out to AI Plus, Pro, and Ultra starting in the Gemini app, Google Flow, YouTube Shorts" と伝えています(9to5Google)。Googleの発表ブログも "Gemini Omni Flash is rolling out today to all Google AI Plus, Pro and Ultra subscribers globally through the Gemini app and Google Flow" と書いています(Introducing Gemini Omni — Google公式ブログ)。ブログのページには日付の表示がなかったので、日付は報道で補っています。
開発者向けは、その後に段階を踏みました。Gemini APIのリリースノートによると、6月30日にプレビュー版の gemini-omni-flash-preview(720p・3〜10秒)、8月27日に一般提供版の gemini-omni-1.1-flash が出ています(Gemini API リリースノート)。
そして10月22日。廃止予定表で、Veo 3.1のプレビュー3モデルの停止日がこの日になっています(Gemini API 廃止予定表)。
| モデルID | 公開日 | 停止日 | 推奨される後継 |
|---|---|---|---|
| veo-3.1-generate-preview | 2025年10月15日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
| veo-3.1-fast-generate-preview | 2025年10月15日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
| veo-3.1-lite-generate-preview | 2026年3月31日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
| gemini-omni-flash-preview | 2026年6月30日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
動画生成のページの冒頭にも、いまは "The Veo 3.1 Preview in the Gemini API has been shut down." の一文があります(Video generation in the Gemini API)。同じページは、移行先としてOmniのほかに "the GA models available through the Gemini Enterprise Agent Platform" も挙げています。Veo 3.1そのものを使い続けたい企業向けには、別の窓口が残っている形です。
確定していることと、公式が数字を出していないこと
| 区分 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 公式に明記 | Geminiアプリの動画生成にはGoogle AIプランが必要。18歳未満は使えない | 動画生成のヘルプ(日本語版・英語版) |
| 公式に明記 | アプリではOmniがVeoに代わる。動画は10秒、写真は5枚まで | 動画生成の紹介ページ(日本語版・英語版) |
| 公式に明記 | Flowの毎月のクレジットは、Plus 200・Pro 1,000・Ultra 10,000か25,000 | 日本のプランページ・Flowのヘルプ |
| 公式に明記 | FlowのOmniは720p・8秒で12クレジット、編集は1回40クレジット | Flowのヘルプ(日本語版・英語版) |
| 公式に明記 | 日本ではAIクレジットを買えない | Google OneとFlowのヘルプ |
| 公式に明記 | APIのVeo 3.1プレビューは10月22日に停止。Omniは720pで1秒5,792トークン、出力100万トークンあたり17.50ドル | API料金ページ・廃止予定表 |
| 公式どうしの食い違い | 日本のプランページのプラン欄はOmni、よくある質問はVeo 3.1のまま | 日本のプランページ |
| 公式どうしの食い違い | 日本のプランページの注記は「AIクレジットを購入すると上限を引き上げられる」、ヘルプは日本では買えない | 日本のプランページ・Google OneとFlowのヘルプ |
| 公式どうしの食い違い | Flowの4Kアップスケールに要るクレジット(10か50か) | Flowのヘルプの日本語版と英語版 |
| 公式に数字が無い | Geminiアプリで1日・1か月に作れる本数 | アプリの上限ヘルプ・動画生成のヘルプ |
| 公式に数字が無い | APIのOmniの1080p・4K・360pのトークン数 | API料金ページ・Omniのガイド・モデルのページ |
| 報道ベース | 5月19日にアプリとFlowで提供が始まった | 9to5Google |
| 当サイトの計算 | クレジットを本数に直した数、APIの1本あたりの料金と円換算 | 公式の数字から計算 |
使える場所は3つ。プランで変わるのはアプリとFlow
Googleの動画生成は、使う場所が3つに分かれています。プランに入っているのはアプリとFlowで、APIは契約とは別の従量課金です。
| 使う場所 | 無料 | AI Plus(725円) | AI Pro(2,900円) | AI Ultra(14,500円〜) |
|---|---|---|---|---|
| Geminiアプリの動画生成 | 使えない | Omni Flash | Omni Flash | Omni Flash |
| Google Flow(毎月のクレジット) | なし | 200 | 1,000 | 10,000か25,000 |
| Google Flow(毎日のクレジット) | 50 | 50 | 50 | 50 |
| Gemini API | 無料枠なし・従量課金 | 同じ | 同じ | 同じ |
アプリについては、動画生成のヘルプに「個人アカウントでこの機能をご利用いただくには、Google AI プランが必要です」「現在のところ、18 歳未満のユーザーはこの機能を利用できません」とあります(Gemini アプリで動画を生成する — Gemini アプリ ヘルプ・英語版)。上限ヘルプの英語版の機能表も、動画生成の行は「プランなし」の列だけチェックが付いていません。
日本の紹介ページは「Gemini Omni は、Gemini アプリで Veo に代わって導入されます」と書き、できることとして「10 秒間の動画を作成」「写真を動画に変換(最大 5 枚)」「シーンの延長」「動画から動画への編集」「アバター」を並べています(Gemini Omni — Gemini 日本・英語版)。アプリで一度にアップロードできるのは、動画1本と画像5枚までです。
日本のプランページは、AI Plus・Pro・Ultraの3つともGoogle Flowの欄に「Gemini Omni Flash を利用したり、カスタムツールを作成したりして」と書いています(Gemini のプラン(日本))。プランで違うのはクレジットの量で、モデルの名前は同じです。
アプリの本数は、どのページにも書かれていない
Geminiアプリで動画を何本作れるか、を探して次のページを読みました。上限ヘルプ(日本語版・英語版)、動画生成のヘルプ(日本語版・英語版)、日本と米国のプランページ、動画生成の紹介ページ(日本語版・英語版)。「1日◯本」の形の数字は、どこにもありませんでした。
書かれているのは、上限の決まり方です。日本のプランページの注記は「コンピューティング量に基づく使用量上限が適用されます。使用量上限は、週単位の上限に達するまで 5 時間ごとにリセットされます」。上限ヘルプの英語版には、使い方ごとの重さの表があり、動画生成は "High"、説明は "Video generally requires the most usage." です(Gemini Apps limits & upgrades — Gemini Apps Help)。この表は、日本語版の上限ヘルプにはありません(日本語版)。
つまり、アプリで動画を作るほど、同じ5時間・同じ週の中でチャットやDeep Researchに回せる分が減ります。プランごとの上限の倍率は「プランなしの2倍(Plus)」「4倍(Pro)」「Proの5倍か20倍(Ultra)」。Ultraの倍率は日本語の上限ヘルプだけ「4 倍または 20 倍」と書いていて、この食い違いはGemini 4 ArgonとAI Proの記事で詳しく扱いました。
Flowのクレジットは「1回の生成」ごと。1本の値段は長さと解像度で決まる
Flowのヘルプには、モデルごと・長さごとのクレジットが表で載っています(Google Flow クレジットを管理する — Google Flow ヘルプ・英語版)。Omniの部分を抜き出します。
| 生成の種類 | 4秒 | 6秒 | 8秒 | 10秒 |
|---|---|---|---|---|
| Omni Flash(720p) | 7 | 10 | 12 | 15 |
| Omni Flash(360p) | 4 | 5 | 6 | 7 |
| Omni Flashでの編集(長さ・解像度を問わない) | 40 | 40 | 40 | 40 |
表の上には「リクエストごとではなく、生成ごとの数値です」と注意書きがあり、「1 回のリクエストで 2 つの動画が生成される場合があります」と続きます。1回頼んで2本できる設定なら、8秒の動画で24クレジットが一度に減ります。本数は同じでも、頼める回数は半分です。
この表で、毎月のクレジットを本数に直すと次のとおり。端数は切り捨てています。
| プラン | 毎月のクレジット | 720p・8秒 | 720p・10秒 | 360p・8秒 | 編集 |
|---|---|---|---|---|---|
| AI Plus | 200 | 16本 | 13本 | 33本 | 5回 |
| AI Pro | 1,000 | 83本 | 66本 | 166本 | 25回 |
| AI Ultra(14,500円) | 10,000 | 833本 | 666本 | 1,666本 | 250回 |
| AI Ultra(32,000円) | 25,000 | 2,083本 | 1,666本 | 4,166本 | 625回 |
気をつけたいのは編集の重さです。 8秒の動画を1本作って2回直すと、12+40+40で92クレジット。AI Plusの200クレジットは、この流れを2回やると残り16になります。
Flowのヘルプは日本語版も英語版も、Ultraを「Google AI Ultra $100」「Google AI Ultra $200」と米ドルで書き分けています。日本のプランページは14,500円と32,000円で、Flowの欄は「10,000 または 25,000」。安いほうが10,000、高いほうが25,000と読むのが自然ですが、日本円の価格とクレジットを1対1で結んだ一文は、プランページにもヘルプにもありませんでした。
毎日の50クレジットは、契約していなくてももらえる
Flowのヘルプは「サブスクリプションの有無にかかわらず、1 日あたり 50 Google Flow クレジットが付与されます」と書いています。720p・8秒なら4本ぶん(48クレジット)です。毎日の分は「最初の生成」で次の日の付与が決まり、使い残しは繰り越されません。
Flowのモデルのヘルプにも「All users can access Gemini Omni models.」とあります(Learn about Google Flow models & supported features — Google Flow Help)。アプリでは無料で作れない動画が、Flowなら毎日の枠で試せる、という作りです。
ただし、契約していない人には時間の制限があります。ヘルプは「ピーク時間帯(UTC 午後 2 時~午後 5 時頃)は、サブスクリプションに登録していないと動画を生成できないことがあります」と書いています。日本時間に直すと夜11時から深夜2時ごろ。夜に作業する人ほど当たりやすい時間帯です。
日本のプランページの無料の列は、Flowの欄が「映画のようなシーンやストーリーを作成できます(Nano Banana Pro への制限付きアクセスが含まれています)」で、Omniの名前もクレジットの数もありません。無料でFlowの動画を試せることは、Flowのヘルプを読まないと分かりません。
360pは半分のクレジット。720pに上げられるのはProとUltra
Flowのモデルのヘルプによると、Omniの360pは720pの半分のクレジットで作れます。下書きで構図を決めてから720pで作り直す使い方を想定した設定です。そのうえで "Pro and Ultra subscribers can upscale their Omni 360p video generations to 720p for 0 credits." とあり、ここにAI Plusの名前はありません。
1080pへのアップスケールは、Plus・Pro・Ultraとも0クレジット。4Kへのアップスケールは、Ultraだけが使えます。
FlowではVeo 3.1をまだ選べる
アプリではOmniがVeoに代わりましたが、Flowのクレジットの表には、10月27日の時点でVeo 3.1が残っています。
| モデル | 8秒の動画のクレジット | 備考 |
|---|---|---|
| Veo 3.1 Lite(優先度低) | Ultra:0 | Ultra以外とUltraのファミリーメンバーは使えない |
| Veo 3.1 Lite | Ultra以外:10/Ultra:5 | Veo 3.1の動画の延長はLiteで行う |
| Veo 3.1 Fast | Ultra以外:20/Ultra:10 | 動画の編集は未対応 |
| Veo 3.1 Quality | 100 | 動画の編集・参照画像からの生成は未対応 |
| Omni Flash(720p) | 12 | 編集は40 |
AI Proで本数だけを見るなら、Veo 3.1 Liteの8秒(10クレジット)は月100本ぶんで、Omniの83本より多く作れます。いっぽう、モデルのヘルプはVeo 3.1の3つすべてに「Video to Video editing」を未対応と書いています。できた動画を言葉で直したいならOmni、延長したいならVeo 3.1 Lite、というのが10月27日時点の分け方です。FlowのOmniの延長は "Features coming soon" の扱いでした。
日本向けのページで、記述が食い違う3か所

※上図は、Geminiの日本のプランページ、Google Oneのヘルプ「Google AI クレジットを購入する」、Google Flowのヘルプ(日本語版・英語版)(2026年10月27日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
プランページのよくある質問は、Veo 3.1のまま
日本のプランページは、同じページの中で動画のモデルが2つ出てきます。
| 場所 | 原文 |
|---|---|
| AI Proのプラン欄 | 「1,000 Google Flow クレジットを手に入れて(中略)Gemini Omni Flash を利用したり」 |
| よくある質問「Google AI Pro とはどのようなものですか?」 | 「速度と効率性を重視した動画生成モデル『Veo 3.1 Lite』の限定トライアルもご利用いただけます」 |
| よくある質問「Google AI Ultra とはどのようなものですか?」 | 「Veo 3.1 による動画生成、Deep Research、音声解説などの強力な機能に加え」 |
どちらも同じ日本のプランページで、同じプランの動画生成を指しています。米国のプランページも、よくある質問は "a limited trial of Veo 3.1 Lite" と "video generation with Veo 3.1" のままでした(Gemini subscriptions(米国))。日本語訳だけが古いのではなく、よくある質問の節がOmniへの切り替えに追いついていない、と読めます。
これを読んで「AI ProはLiteのお試しだけ、Veo 3.1をちゃんと使うならUltra」と受け取ると、判断を誤ります。アプリのヘルプと紹介ページ、プラン欄の3つがOmniと書いているので、いまの姿はそちらです。2026年7月に書いたAI動画生成ツールの比較記事も、このよくある質問をもとにProとUltraの差を説明していました。
「AIクレジットを購入すると上限を引き上げられる」は、日本では使えない
日本のプランページの注記2には「AI クレジットを購入すると、使用量上限を引き上げることができます」とあります。同じ日本向けのページで、です。
ところが、Google OneのAIクレジットのヘルプは "AI credits are not available for purchase in Japan." と書いています(Purchase Google AI credits — Google One Help)。Flowのクレジットのヘルプ(日本語版)も「AI クレジットを追加購入する: サポート対象の地域(日本を除く)で」、Flowの提供地域のヘルプも "AI credits are currently unavailable in Japan." です(Where you can use Google Flow — Google Flow Help)。
日本の契約者にとっては、ここがいちばん効いてきます。Flowの毎月のクレジットと毎日の50クレジットを使い切ったら、次の請求期間まで待つか、上のプランに変えるしかありません。 毎月の分は請求期間の始まりに付与され、使い残しは翌月に繰り越されません。
ちなみに、AI Plusで買えるかもページで割れています。FlowのヘルプはPlus・Pro・Ultraの契約者が買えると書き、Google OneのヘルプはPlusでは買えないと書いています。日本ではどちらにしても買えないので、日本の読者の判断には響きません。
Flowの4Kアップスケールは、日本語版が10、英語版が50
Flowのクレジットの表の最後の行は、日本語版と英語版で数字が違います。
| ページ | 4Kアップスケーリングの行(原文) |
|---|---|
| Flowのクレジットのヘルプ(日本語版) | 「Ultra 以外のサブスクリプション: 利用不可 Ultra のサブスクリプション: 10」 |
| Flowのクレジットのヘルプ(英語版) | "Non-Ultra subscribers: Not available Ultra subscribers: 50" |
どちらも同じヘルプ記事の同じ表で、Ultraの契約者が4Kへ上げるときのクレジットを指しています。ほかの行(Omniの720p・360p、編集、Veo 3.1、1080p)は日英で同じ数字でした。日本語版の末尾には「AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります」とあります。
Ultraで4K納品をするあなたなら、この5倍の違いは見積もりに直接響きます。10,000クレジットのUltraで、8秒の720pを作って4Kにすると、1本62クレジット(日本語版なら22)。161本か454本か、という差になります。表の上には「最新のクレジット数を確認するには、プロンプト ボックスの右上にある設定アイコン をクリックします」とあるので、4Kを使う前に、Flowの設定アイコンで今の数字を見ておくのが確実です。
APIの料金:Omniは720pで1秒約0.10ドル、無料枠なし

※上図は、Gemini APIの料金ページ(2026年10月27日確認)と、2026年9月16日にWayback Machineに保存された同ページをもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。
Gemini APIの料金ページ(最終更新 2026年10月22日)の、Omniの節です(Gemini Developer API pricing)。
| 項目 | 無料枠 | 有料枠(100万トークンあたり・米ドル) |
|---|---|---|
| 入力 | Not available | 1.50ドル(テキスト・画像・動画・音声) |
| 出力(思考を含む) | Not available | 9.00ドル(テキスト)/17.50ドル(動画) |
| 製品の改善への利用 | Yes | No |
注記は "Billing is based on total output token consumption, calculated at a rate of 5,792 tokens per second of 720p video. Under Standard pricing, this equates to an effective price of approximately $0.10 per second." です。計算すると、5,792×17.50÷100万で1秒0.10136ドル。8秒なら46,336トークンで約0.81ドル、10秒なら約1.01ドルです。
停止前のVeo 3.1は、秒単位の料金でした。9月16日に保存された料金ページの表です(Gemini Developer API pricing(2026年9月16日の保存版))。
| モデル | 720p | 1080p | 4K |
|---|---|---|---|
| Veo 3.1(標準) | 1秒0.40ドル | 1秒0.40ドル | 1秒0.60ドル |
| Veo 3.1 Fast | 1秒0.10ドル | 1秒0.12ドル | 1秒0.30ドル |
| Veo 3.1 Lite | 1秒0.05ドル | 1秒0.08ドル | 非対応 |
| Omni Flash(いま) | 1秒約0.10ドル | 公開されていない | 公開されていない |
8秒の720pで並べると、Liteは0.40ドル、Fastは0.80ドル、Omniは約0.81ドル、標準のVeo 3.1は3.20ドルです。Omniは、Liteの約2倍、Fastとほぼ同じ、標準の約4分の1。Liteで量を回していた仕組みほど、移行で費用が増えます。
試算に入れていない項目と、入れた場合の幅
上の比較は、出力の動画のトークンだけで計算しています。足し忘れやすいものが3つあります。
- 思考のトークン。 出力の価格には "including thinking tokens" とあり、テキストの出力は100万トークンあたり9.00ドルです。Omniがどれだけ考えるかは料金ページにもガイドにも書かれていないので、テキストの単価で数えて幅で示します。思考が0トークンなら8秒で約0.81ドル、1,000トークンなら約0.82ドル(0.009ドル増)、1万トークンなら約0.90ドル。動画の出力に比べると小さい額です
- 編集のたびの出力。 Omniは、できた動画を会話で直せます。料金は出力のトークンで決まるので、直した結果の8秒の動画にも、また約0.81ドルかかると読むのが自然です。ここは当サイトの読み取りで、料金ページに「編集1回いくら」の書き方はありません
- 720p以外の解像度。 Omniは360p・720p・1080p・4Kを選べ、1080pと4Kは "upscaled" と書かれています(Generate and edit videos with Gemini Omni Flash)。料金ページの注記にあるのは720pの5,792トークンだけで、ほかの解像度のトークン数は、料金ページ(英語版・日本語版)、Omniのガイド、モデルのページ、リリースノートのどれにも書かれていませんでした。1080pで作る前に、少ない本数で請求額を確かめてから増やすのが安全です
もう1つ、Veo 3.1の料金表にあった "You will only be charged if your video is successfully generated." という一文は、Omniの節にはありません。Omniで生成に失敗したときの請求の扱いは、料金ページからは読み取れません。
試算:Flowの83本を、APIで作るといくらか
AI ProのFlowのクレジット1,000で作れる「720p・8秒を83本」を、APIで作った場合の額です。83×約0.81ドルで約67ドル。仮に1ドル=150円で換算すると約1万円になります。
AI Proの月額は2,900円です。Flowの画面で作れば済む作業なら、APIで同じ本数を作るより、プランのクレジットのほうがずっと安く上がります。逆に、APIが向くのは、自分のアプリやサービスに動画生成を組み込むときです。Flowのクレジットは、APIキーには使えません。Gemini APIのドキュメント「Google AI plans」も、契約の特典はAI StudioのWeb画面の中だけで効き、APIキーでの利用は "billed and managed separately" と書いています(Google AI plans — Gemini API ドキュメント)。
APIでVeoから移るとき、変わること
Omniのガイドを読むと、Veo 3.1と同じ感覚では書き直せない部分があります。
| 項目 | Omni Flash(gemini-omni-1.1-flash) |
|---|---|
| 呼び出し方 | Interactions API(interactions.create) |
| 長さ | 3〜10秒・24fps(モデルのページ) |
| 解像度 | 360p/720p(既定)/1080p・4K(アップスケール) |
| 縦横 | 16:9(既定)/9:16 |
| 延長 | 末尾に3〜10秒をつなぐ。アップロードした動画は10秒以下 |
| 動画の参照 | 最大3本・各3秒まで。参照動画の音声は無視される |
| 音声の参照 | APIの今の版ではアップロードできない |
| 透かし | すべての動画にSynthIDが入る |
モデルのページは、出力を "Output video 3s-10s (360p/720p/1080p/4K, 24 FPS)" と書いています(Gemini Omni Flash — Gemini API モデル)。ガイドの「Technical details」には "English (EN) is fully supported, but other languages have not been evaluated" とあり、日本語のプロンプトは評価の対象外です。日本語で書いたプロンプトの出来は、英語より読みにくいと考えておきたいところです。
アップロードした動画の編集と延長は、EEA・スイス・英国では使えないと書かれています。日本は、Gemini APIの提供地域の一覧に入っています(Available regions — Gemini API)。
日本で使えるか:アプリ・Flow・APIとも日本は対象
日本から使えるかを、3つの場所ごとに確かめました。
- Geminiアプリ:日本のプランページにOmniが載っており、動画生成のヘルプは、動画編集のアップロードが使えない地域として「EEA、スイス、英国、および米国の特定の州」を挙げています。日本は入っていません
- Google Flow:提供地域のヘルプの国の一覧に「Japan」があり、対応言語にも「Japanese」があります。いっぽうで "we recommend using English prompts" とも書いています
- Gemini API:提供地域の一覧に「Japan」があります
どこでも、日本で使えないのはAIクレジットの購入だけでした。年齢は、アプリのヘルプ・Flowのヘルプ・紹介ページのどれも18歳以上です。
YouTube ShortsとYouTube Createアプリでも、Omniを "at no cost" で使えるよう順次広げる、と発表ブログは書いています。ただ、どの国からかの一覧はブログにありません。
やめる・戻すとき:クレジットは繰り越されない
プランをやめるときの扱いは、日本のプランページの注記どおりです。「解約はいつでも可能です。適用される法律で義務付けられている場合を除き、請求対象期間が残っていても、その部分についての払い戻しはいたしかねます」。
Flowの毎月のクレジットは請求期間の始まりに付与され、使い残しは繰り越されません。解約を考えているなら、その月の分は請求期間が終わる前に使っておきたいところです。Ultraからほかのプランに下げた場合の、残りのクレジットの扱いは、読んだヘルプには書かれていませんでした。
APIは使った分だけの請求なので、呼ぶのをやめれば費用は止まります。Veo 3.1のプレビューのIDは10月22日に停止しているので、コードに古いIDが残っていないかを確かめておきましょう。
画像生成のほうのプランごとの違いは、Geminiの画像生成ガイドでまとめています。
よくある質問
無料のGeminiでは、動画を作れませんか?
Geminiアプリでは作れません。動画生成のヘルプが、個人アカウントにはGoogle AIプランが必要だと書いています。Google Flowなら、契約していなくても毎日50クレジットがもらえ、Omniの720p・8秒なら4本ぶんです。ただし、日本時間の夜11時から深夜2時ごろは、契約していないと動画を作れないことがあります。
AI Proの「Veo 3.1 Liteの限定トライアル」は、もう終わったのですか?
アプリのモデルはOmniに替わっています。日本のプランページのよくある質問には「Veo 3.1 Lite」の限定トライアルの文が残っていますが、同じページのプラン欄、アプリのヘルプ、紹介ページはOmniと書いています。Flowでは、AI ProでもVeo 3.1 Liteを1本10クレジットで選べます。
Flowのクレジットを使い切ったら、どうなりますか?
次の請求期間の始まりまで、毎月の分は戻りません。毎日の50クレジットは、翌日にまた付与されます。日本ではAIクレジットを追加で買えないので、足りないなら上のプランに変えることになります。
Geminiアプリで作る動画と、Flowのクレジットは関係ありますか?
読んだページの書き方では、別の枠です。Flowのヘルプは、Flowでの生成にはFlowのクレジットかAIクレジットが要ると書いています。アプリの動画については、上限ヘルプが使用量上限の中で重い機能として扱っていて、Flowのクレジットには触れていません。アプリで何本作れるかは、公表されていません。
APIの料金は、日本円でいくらですか?
APIは米ドル建てです。720pで1秒約0.10ドル、8秒の動画で約0.81ドル。1ドル=150円で換算すると約122円です。無料枠はありません。
日本語のプロンプトで作れますか?
Flowの対応言語には日本語が入っています。ただ、FlowのヘルプもAPIのガイドも英語のプロンプトを勧めています。APIのガイドは、英語以外の言語は評価していないと書いています。
出典
- Video generation in the Gemini API(Veo 3.1プレビューの停止日・移行先)
- Generate and edit videos with Gemini Omni Flash — Gemini API(解像度・延長・制限事項・対応言語)
- Gemini Omni Flash — Gemini API モデル(長さ3〜10秒・24fps)
- Gemini Developer API pricing(2026年10月22日更新)・2026年9月16日の保存版(Omniの料金・停止前のVeo 3.1の料金)
- Gemini API 廃止予定表(Veo 3.1・Omniプレビューの停止日)
- Gemini API リリースノート(Omniのプレビューと一般提供の日付)
- Available regions — Gemini API(提供地域)
- Google AI plans — Gemini API ドキュメント(契約の特典とAPIの請求の関係)
- Gemini のプラン(日本)(月額・Flowのクレジット・よくある質問・注記)
- Gemini subscriptions(米国)(よくある質問の比較)
- Gemini Omni — Gemini 日本・英語版(Veoからの切り替え・10秒・写真5枚)
- Introducing Gemini Omni — Google公式ブログ(提供先・SynthID・YouTube)
- Gemini アプリで動画を生成する — Gemini アプリ ヘルプ・英語版(プランと年齢の条件・アップロードの上限・地域)
- Google AI のサブスクリプション プランに応じた Gemini アプリの使用量上限とアップグレード — Gemini アプリ ヘルプ・英語版(上限の決まり方・動画の重さ・機能表)
- Google Flow クレジットを管理する — Google Flow ヘルプ・英語版(クレジットの付与と消費・4Kアップスケール)
- Learn about Google Flow models & supported features — Google Flow Help(モデルごとの対応機能・360p)
- Where you can use Google Flow — Google Flow Help(提供国・言語・日本のAIクレジット)
- Purchase Google AI credits — Google One Help(日本では購入不可)
- Google I/O 2026のまとめ記事 — 9to5Google(2026年5月19日)(報道: 発表日と提供先)
※本記事の価格と条件は、上記の出典を2026年10月27日に確認したものです。プランの月額は日本の表示価格、API料金は米ドルの表示価格です。クレジットを本数に直した数、APIの1本あたりの料金と円換算(1ドル=150円)は、公式の数字をもとに当サイトが計算しました。
※本文中の図5枚(一目カードを含む)は、Googleの公開資料をもとに当サイトが作成したものです。
📄 この記事の立場
- Geminiの日本・米国のプランページ、動画生成の紹介ページ(日本語版・英語版)、Gemini Omniの発表ブログ、Geminiアプリのヘルプ2本(日本語版・英語版)、Google Flowのヘルプ3本、Google Oneのヘルプ、Gemini APIのドキュメント8ページ、報道1本を、2026年10月27日に読み比べました
- 運営者はGoogle AI Ultraを契約しておらず、この記事のためにGemini OmniやGoogle Flowで動画を作ってもいません。 動画の出来や生成の速さ、クレジットの減り方は書けません。書いているのは、公開されている文書から読み取れることだけです
- 記事内のGoogleへのリンクは、すべてふつうのリンクです