一目カード。Google AI Pro(月2,900円)の契約者は、Gemini 4 ArgonをGeminiアプリで使える。Google AI Studioで契約の特典枠のままArgonを使うには、月14,500円からのGoogle AI Ultraが必要。

※上図は、Googleの公式ブログ(2026年10月13日)、Gemini APIのドキュメント「Google AI plans」、Geminiの日本のプランページ(いずれも2026年10月14日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。

3行でわかる結論

  • AI Pro(月2,900円)なら、Gemini 4 ArgonはGeminiアプリで選べます。AI Studioで契約の特典枠のまま使うには、月14,500円からのUltraが要ります。
  • Argonを何回使えるかは非公表。Ultraの上限は、日本語の上限ヘルプだけ「Proの4倍」で、プランページと別のヘルプは「5倍」です。
  • APIはどのプランとも別の従量課金。入力2ドル・出力10ドルの導入価格は11月30日までで、12月1日から2倍になります。

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AI Proなら、ArgonはGeminiアプリの中で選べる

Google AI Pro(月2,900円)に入っていれば、Gemini 4 ArgonはGeminiアプリのモデル選択に出てきます。Googleが10月13日(米国時間)に、AI ProとUltraの契約者へ広げました。ふつうのチャットだけでなく、タスクモードでも選べるんです。

Google AI ProとGoogle AI UltraでGemini 4 Argonを使える場所を比べた図。Geminiアプリのチャットとタスクはどちらも使える。Google AI Studioの契約の特典枠ではAI Proは使えずUltraは使える。Google AntigravityはUltraで使える。AI Proは、Google OneのページにはAntigravityでArgonを使えるとあるが、開発者向けの公式ブログはUltraの名前だけを挙げていて、書き方が割れている。Gemini APIはどちらのプランでも契約とは別の従量課金。

※上図は、Googleの公式ブログ2本(2026年10月13日)、Gemini APIのドキュメント「Google AI plans」「Pricing」、Google OneのGoogle AIプランのページ(2026年10月14日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。

選べないのは、Google AI Studioの契約の特典枠。ここでArgonを使えるのはUltraの契約者だけです。Google Antigravityは、Google OneのページがAI Proにも「Argonを使える」と書く一方、開発者向けの公式ブログはUltraの名前しか挙げておらず、公式ページどうしで割れています。

回数は非公表。Ultraの倍率は日本語ヘルプだけ「4倍」

Argonを1日に何回使えるかは、Googleのどのページにも書かれていません。上限はアプリ全体の使用量で決まり、5時間ごとに戻って、週の上限もあります。上のモデルほど使用量は早く減ります。

Ultraに上げたときの倍率は、ページによって違います。日本語の上限ヘルプは「AI Pro の上限の 4 倍または 20 倍」。でも日本のプランページは月14,500円のUltraを「AI Pro の 5 倍」と書き、英語版のヘルプも「5x」です。14,500円のUltraは、Proの5倍と読むのが筋です。

APIは別払いで、12月1日から2倍になる

AI Proの月額に、APIの利用料は入っていません。Gemini APIでArgonを使うと、100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドル。この導入価格は11月30日までで、12月1日から入力4ドル・出力20ドル。どちらもちょうど2倍です。

気をつけたいのは、日本語のページだけ読んでいる場合。日本語版の発表ブログにも、日本語版のAPI料金ページにも、この値上げは載っていません。

結び:アプリで試すならAI Proのまま。開発で使うかでUltraを決める

アプリで試すだけなら、AI Proのままで足ります。チャット欄の下のモデル選択でArgonを自分で選び、思考レベルも決めておきましょう。選ばないと思考レベルは「低」になります。AI Studioの特典枠で毎日使うなら、Ultraとの差は月11,600円。APIで組み込むあなたは、12月1日からの値段で見積もっておくと安心です。

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もっと詳しく:Googleの公式ページを日本語版と英語版で突き合わせた検証の全文出典との照合・検算・細かい条件。ここを押すと畳めます出典との照合・検算・細かい条件。開くと全文が読めます

ここからは、上の結論の根拠です。読んだのは、Googleの発表ブログ(日本語版・英語版)、10月13日の公式ブログ2本、9月のまとめ記事、Geminiアプリのヘルプ3本(日本語版・英語版)、Gemini APIの料金ページ(日本語版・英語版)とドキュメント「Google AI plans」(日本語版・英語版)、Geminiの日本のプランページ、Google OneのGoogle AIプランのページ。報道は2本です。どれも2026年10月14日に開きました。

発表から13日で、Fairwindの参加者からAI Pro・Ultraへ広がった

Gemini 4 Argonの時系列。2026年9月30日に発表され、提供はFairwind Programの参加者だけだった。10月1日に日本語版のブログが出たが、値上げ後の価格の脚注は無い。10月13日にGoogle AI ProとUltraのGeminiアプリと有料APIへ広がった。APIの導入価格(入力100万トークンあたり2ドル・出力10ドル)は11月30日までで、12月1日から入力4ドル・出力20ドルになる。この記事は10月14日時点。

※上図は、Googleの発表ブログ(英語版・日本語版)、2026年10月13日の公式ブログ2本、Gemini APIの料金ページ(2026年10月14日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。

9月30日(米国時間)の発表は、Argonを「Fairwind Programを通じて、信頼できるサイバー防御の担当者へ順次展開する」と書いていました(Gemini 4 Argon — Google公式ブログ(英語))。一般向けについては、最後の節が "starting with paid API customers and Google AI Ultra subscribers"。有料APIの利用者とUltraの契約者から始める、という予告です。

日本語版のブログは10月1日の日付で出ています(Gemini 4 Argon:フロンティア知能の新時代 — Google Japan Blog)。同じ箇所は「有料 API をご利用のお客様や Google AI Ultra のユーザーをはじめ、開発者、企業、そして一般の皆さまへ本格的に公開する前に」。英語版と日本語版のどちらにも、AI Proの名前は出てきません。

9月の発表をまとめたGoogleの記事も、Argonは「Fairwind Programを通じて、信頼できるサイバー防御の担当者に展開中」と書いたままです(The latest AI news we announced in September 2026 — Google公式ブログ)。

それが10月13日、2本の公式ブログで一気に広がりました。

発表の時点で名前の無かったAI Proが、アプリ側に加わった形です。開発者向けの文には、AI Proは出てきません。

「9月はUltraだけだった」は報道の書き方

9to5Googleは10月13日の記事で、"Last month, initial availability was just for the Ultra ($99.99+) tier." と書いています(9to5Google)。9月中にUltraへ出したという記述は、上の英語版の発表ブログにも9月のまとめ記事にも見当たりませんでした。公式の記録で追えるのは「9月30日はFairwindだけ、10月13日にAI ProとUltra」という流れです。

確定していることと、報道ベースのこと

区分内容出どころ
公式に明記9月30日の時点の提供先はFairwind Programの参加者発表ブログ(英語版・日本語版)
公式に明記10月13日から、AI ProとUltraの契約者がGeminiアプリで使えるGeminiアプリ向けの公式ブログ
公式に明記AI Studioの契約の特典枠でArgonを使えるのはUltraだけ。AI Proでは使えない開発者向けの公式ブログ・Google AI plans
公式に明記Google検索のAIモードでも、AI ProとUltraがArgonを使えるGoogle OneのGoogle AIプランのページ
公式に明記API料金は11月30日まで入力2ドル・出力10ドル、12月1日から4ドル・20ドルGemini APIの料金ページ(英語版)
公式どうしの食い違いUltraの上限は「Proの4倍」か「5倍」か日本語の上限ヘルプと、プランページ・ほかのヘルプ
公式どうしの食い違いAI ProでAntigravityのArgonを使えるかGoogle OneのページはProも可、開発者向けの公式ブログはUltraだけを挙げる
報道ベース9月のうちはUltraだけに提供していた9to5Google
報道ベースAntigravityのデスクトップアプリとCLIでは、ArgonにUltraが必要9to5Google
報道ベース10月14日の執筆時点で、筆者の個人アカウントには届いていなかったHelenTech
当サイトの読み取り日本語の上限ヘルプは、古い訳のまま残っている日本語版と英語版の構成の違い
当サイトの計算上限あたりの月額、APIの試算公式の価格から計算

AI Proで使える場所と、使えない場所

10月13日の2本のブログと、ヘルプ・ドキュメントの記述を、使う場所ごとに並べ直すと次のとおりです。

使う場所AI Pro(月2,900円)Ultra(月14,500円から)根拠
Geminiアプリのチャット使える使えるアプリ向けブログ・モデルのヘルプ
Geminiアプリのタスクモード使える使えるモデルのヘルプ
Google検索のAIモード使える使えるGoogle Oneのページ(10月13日の公式ブログ2本には記述なし)
Google AI Studio(契約の特典枠)使えない使えるGoogle AI plans・開発者向けブログ
Google AI Studio(有料APIキー)使える(従量課金)使える(従量課金)開発者向けブログ・Google AI plans
Google Antigravity公式ページで書き方が割れる使えるGoogle Oneのページ・開発者向けブログ(9to5GoogleはUltraが必要と報道)
Gemini API使える(従量課金)使える(従量課金)料金ページ

モデルのヘルプ「Gemini モデルについて」は、プランごとのモデルを表にしています(Gemini モデルについて — Gemini アプリ ヘルプ・英語版)。AI ProとUltraの行は、チャットモードが「Flash-Lite Flash Pro Argon」、タスクモードが「Flash Argon」。日本語版と英語版で同じ中身でした。

タスクモードの選択肢がFlashとArgonの2つだけ、というのはちょっと意外なところ。タスクモードで深く考えさせたいなら、Proではなく、いきなりArgonを選ぶことになります。

AI Plus(月725円)とプランなしの行には、Argonがありません。Plusは「Flash-Lite Flash Pro」、プランなしは「自動モードまたは Flash-Lite」です。

「Google AI Proでは使えない」は、AI Studioの特典枠の話

Gemini APIの英語版の料金ページには、Argonの節にこう書かれています(Gemini Developer API pricing)。

Note: Gemini 4 Argon is not available on the Free tier or on the Google AI Pro plan.

アプリでは使えるのに、と混乱しそうな一文です。でも、この「Google AI Pro plan」はアプリの話ではありません。同じサイトのドキュメント「Google AI plans」が、AI ProとUltraの契約をAI Studioで使うしくみを説明しています(Google AI plans — Gemini API ドキュメント・日本語版)。

プランAI Studio の使用状況モデルへのアクセスと特典(日本語版の原文)
無料控えめな割り当て基本的な上限とアクセス権
AI Pro割り当ての引き上げ「Gemini Pro、Nano Banana、Lyria などのプレミアム モデルへのアクセス(Gemini 4 Argon は AI Pro では利用できません)」
AI Ultra最大割り当て「プロトタイピング、開発、Gemini 4 Argon などの高度なフロンティア モデル向けの使用量上限が最大のプラン」

同じページの「制限事項」には、契約の特典はAI StudioのWeb画面の中だけで効く、と書かれています。APIキーや外のアプリから直接使う分は、別に請求されて管理も別。つまりAI Proの人も、Cloud Billingを有効にしたAPIキーを使えば、AI StudioでArgonを1回ごとに払って使えます。開発者向けのブログが「paid tier of the Gemini API in Google AI Studio」と書いているのは、この道のことです。

ほかにも、AI Proの人が引っかかりそうな注記が2つあります。

  • Google OneのAIクレジットは、AI Studioでは使えません。 Google Cloudのクレジットとも別物です
  • AI Studioの中のエージェント(Deep ResearchとAntigravityのプレビュー)は、契約の特典に入っておらず、有料のAPIキーが要ります

契約者がGoogle Developer Programから毎月のCloudクレジットを受け取れる、という記述もあります。金額は、このページには書かれていませんでした。

Antigravityは、Google Oneと開発者向けブログで書き方が割れている

Google AntigravityでAI ProがArgonを使えるかは、公式ページどうしで食い違っています。

ページAI Proについての原文
Google OneのGoogle AIプランのページAI Proの特典に "Expanded access to Gemini 4 Argon in Google Antigravity."(Ultraは "Higher access to Gemini 4 Argon in Google Antigravity.")
開発者向けの公式ブログ(10月13日)"Google AI Ultra subscribers can try it in AI Studio, and our agent-first development platform, Google Antigravity."。AI Proの名前は無い

どちらも個人向けの契約で、Antigravityの中のArgonを指しています。9to5Googleは "In the Antigravity desktop app and Antigravity CLI, the new model requires AI Ultra." と報じていて、開発者向けブログと同じ側です。AntigravityのためにUltraへ上げるかを考えているなら、その前に、AI ProのままAntigravityのモデル選択にArgonが出てくるかを確かめてください。

Geminiアプリでは、モデルと思考レベルを自分で選ぶ

モデルのヘルプによると、切り替えはチャット欄の下にある、いま選んでいるモデルの名前から。鍵のアイコンが付いたモデルは、プランを上げないと使えません。選んだモデルと思考レベルは、その会話のあいだ続きます。あとで同じ会話に戻ってきても同じです。

思考レベルは「低」「中」「高」の3つ。選ばなかった場合は「低」になる、と切り替え手順の最後のヒントに書かれています。Argonを選んでも、思考レベルを触らなければ浅い考え方で答えることになります。

自動選択については、表の注記に「ほとんどのプロンプトでは、迅速な回答を得るために Flash-Lite が使用されます。より多くの推論を必要とするプロンプトでは、Flash または Pro を使用できます」とあります。この説明に、Argonの名前は出てきません。確実にArgonで答えさせたいなら、手で選んでおくのが安全です。

どのモデルが答えたかは、回答の下の「その他」から[思考プロセスを表示]を開き、いちばん下までスクロールすると分かります。上限に達したときは、Flash-Liteで会話が続きます。

アプリで読み込める量(コンテキストウィンドウ)は、AI ProとUltraで100万トークン(上限ヘルプ)。発表ブログにある「出力の上限を6万4千トークンから100万トークンへ」は、モデルそのものの話です。アプリで1回に何トークン出せるかは、読んだヘルプのどこにも書かれていませんでした。

Argonの回数は、上限のページにもモデルのページにも書かれていない

Argonだけの回数を探して、次のページを読みました。上限ヘルプ(日本語版・英語版)、モデルのヘルプ(日本語版・英語版)、変更内容のヘルプ(日本語版・英語版)、日本のプランページ、Google OneのGoogle AIプランのページ。どこにも「Argonは1日◯回」「5時間で◯回」の形の数字はありませんでした。

書かれているのは、上限の決まり方だけです。上限ヘルプはこう説明しています。

Gemini アプリには、Gemini のツールや機能を利用できる上限を定める、コンピューティング量に基づく使用量上限が設定されています。この上限は、プロンプトの複雑さ、使用するモデルと機能、チャットの長さなどを考慮して決定されます。使用量上限は、週ごとの上限に達するまで 5 時間ごとにリセットされます。

モデルのヘルプには「モデルが高度で思考レベルが高いほど、使用量は多くなります」。変更内容のヘルプは、上限が早く減るものとして、メディア生成、Deep Research、Proモデル、拡張思考とDeep Thinkを挙げています(Gemini モデルへのアクセスと使用量上限の変更 — Gemini アプリ ヘルプ)。Argonはこの一覧より後に出たモデルなので、名前はまだありません。Proより上のモデルなので、少なくともProより早く減ると考えてよさそうです。

プランどうしの差で分かるのは、倍率だけ。Google Oneのページは、AI Proを "Access to Gemini 4 Argon"、Ultraを "Higher access to Gemini 4 Argon" と書き分けています(Google AI plans — Google One)。

自分の残りを知るには、gemini.google.comの左下の[設定]から[使用量上限]を開きます。上限が近づくとアプリに通知が出て、達したときはいつ戻るかも表示される、とヘルプにあります。

Ultraは「Proの何倍」か。日本語のヘルプ2本で4倍と5倍に割れている

Googleの日本語のページと英語のページの違いを比べた図。Geminiアプリの上限ヘルプは、Ultraの上限を日本語版がAI Proの4倍または20倍、英語版が5倍または20倍と書き、日本のプランページも14,500円のUltraをAI Proの5倍としている。Gemini 4 Argonの発表ブログは、導入価格のあとの入力4ドル・出力20ドルを英語版だけが脚注に書いている。Gemini APIの料金ページは、日本語版(10月9日更新)にArgonの節が無く、英語版(10月13日更新)に11月30日までと12月1日からの値段がある。

※上図は、Gemini アプリ ヘルプ、Googleの発表ブログ、Gemini APIの料金ページの日本語版・英語版と、Geminiの日本のプランページ(2026年10月14日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。

Ultraの上限を、5つのページがどう書いているかを並べました。

ページ原文
上限ヘルプ(日本語版)「サブスクリプションに応じて、AI Pro の上限の 4 倍または 20 倍」
上限ヘルプ(英語版)"5x or 20x higher than AI Pro limits depending on your subscription"
変更内容のヘルプ(日本語版・2026年5月17日の変更の説明)「サブスクリプションに応じて AI Pro の 5 倍または 20 倍」
Geminiの日本のプランページ「¥14,500 JPY/月: AI Pro の 5 倍の使用量上限」「¥32,000 JPY /月: AI Pro の 20 倍の使用量上限」
Google OneのGoogle AIプラン料金表の列名が「Ultra 5x」「Ultra 20x」、行は「5x Pro plan」「20x Pro plan」

5つとも、同じもの(個人アカウントのGeminiアプリで、UltraがAI Proの何倍使えるか)を指しています。4倍と書いているのは、日本語の上限ヘルプの1本だけ。同じ日本語のヘルプでも、変更内容のページ(2026年5月17日の変更を説明した節の表)は5倍です(上限ヘルプ(日本語版)・英語版・Gemini のプラン(日本))。

日本語の上限ヘルプは、英語版と中身の並びも違います。日本語版には「Gemini 3 モデルについて」の節と、プランなしでも「Gemini 3 Pro」に○が付いた表が残っています。英語版にはこの節がありません。モデルのヘルプはプランなしを「自動モードまたは Flash-Lite」としているので、この表とも合いません。英語版にある「使い方ごとの使用量の目安」の表は、日本語版にはありません。ページの末尾には「AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります」の注記。日本語の上限ヘルプは、英語版が書き換わる前の訳が残っていると読むのが自然です。ここは当サイトの読み取りで、Googleがそう説明しているわけではありません。

この違いは、Ultraに上げるかどうかの判断にそのまま響きます。次の節で計算します。

Ultraに上げるなら、上限あたりの値段で比べる

AI Pro 1つ分の上限あたりの月額を比べた横棒グラフ。AI Proは月2,900円で2,900円。Ultraの5倍プランは月14,500円を5で割って2,900円。Ultraの20倍プランは月32,000円を20で割って1,600円。日本語の上限ヘルプにある4倍で計算すると、14,500円を4で割って3,625円になる。

※上図は、Geminiの日本のプランページとGemini アプリ ヘルプ(2026年10月14日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Googleが提供している図ではありません。

日本のプランページの月額を、上限の倍率で割ってみました。AI Pro 1つ分の上限あたり、いくら払っているかです。

プラン月額(日本の表示価格)上限(AI Proを1として)1つ分あたり
AI Pro2,900円12,900円
Ultra(5倍)14,500円52,900円
Ultra(20倍)32,000円201,600円
Ultra(日本語ヘルプの4倍で計算)14,500円43,625円

14,500円は、ちょうど2,900円の5倍。5倍プランは、上限あたりの値段がAI Proとまったく同じです。上限だけが目当てのあなたには割安にならず、AI Studioの特典枠でArgonを使える、といった中身の違いにお金を払う形になります。日本語の上限ヘルプの「4倍」で計算すると、1つ分あたり3,625円。AI Proより25%高く見えてしまいます。

20倍プランは、1つ分あたり1,600円。使う量が多い人ほど得になる作りです。

気をつけたいのは、ここでの「上限」がアプリ全体の使用量だということ。Argonを使うと1回でどれだけ減るかは公開されていないので、この表から「Argonを何回」は出せません。

AI ProとUltra(5倍)の差は月11,600円、12か月で139,200円です。Geminiのプランごとの違いはAI文章作成ツールの比較でも整理しています。AI Proに付いてくる特典の扱いは、Google Health PremiumとAI Proの記事にまとめました。

API料金は11月30日まで導入価格。日本語のページからは値上げが読めない

英語版のAPI料金ページ(最終更新 2026年10月13日)にある、Argonの値段です。どれも100万トークンあたりの米ドルで、無料枠はありません。

使い方入力(11月30日まで → 12月1日から)出力・思考を含む(11月30日まで → 12月1日から)
Standard2.00ドル → 4.00ドル10.00ドル → 20.00ドル
Batch1.00ドル → 2.00ドル5.00ドル → 10.00ドル
Flex1.00ドル → 2.00ドル5.00ドル → 10.00ドル
Priority3.60ドル → 7.20ドル18.00ドル → 36.00ドル

キャッシュした入力は、Standardで0.10ドルから0.20ドルへ。ここには "Implicit caching only (explicit caching is not supported)" と添えられています。自分で指定してキャッシュする方法は使えず、自動でかかるキャッシュの割引だけ、ということです。同じページの3.1 Pro Previewには、キャッシュの保存料金(100万トークン・1時間あたり4.50ドル)が載っているので、ここは3.1 Proとの違いです。

Google検索のグラウンディングは、Gemini 3以降のモデルで共通の月5,000回まで無料、その先は1,000回あたり14ドル。有料枠の入力が製品の改善に使われるかの行は "No" でした。

値上げが読めるのは、英語のページだけです。

ページ導入価格のあとの値段
発表ブログ(英語版)脚注に "After the introductory period expires, the price of $4 per 1M input tokens and $20 per 1M output tokens will apply."。日付は書かれていない
発表ブログ(日本語版)「Argon は導入価格として、100 万入力トークンあたり 2 ドル 、100 万出力トークンあたり 10 ドル で提供され」まで。脚注が無い
API料金ページ(英語版・10月13日更新)11月30日までと12月1日からの値段
API料金ページ(日本語版・10月9日更新)Argonの節そのものが無い

日本語のページだけを見て「2ドルと10ドル」で見積もると、12月から倍の請求が来ます。APIの値段は、英語版の料金ページで確かめるのが確実です。日本語版は、ページの下の最終更新日が英語版より古いかで見分けられます。

試算:12月からは、短い入力なら3.1 Proより割高

Argonと、同じ料金ページの3.1 Pro Previewを比べます。3.1 Proは、入力が20万トークン以下か超えるかで値段が変わります(以下は入力2ドル・出力12ドル、超えると入力4ドル・出力18ドル)。Argonは、入力の長さで値段が変わりません。

出力の値段には、思考のトークンも入ります。モデルがどれだけ考えるかは、料金ページにも発表ブログにも書かれていません。なので下の表は、どちらのモデルも同じトークン数を使ったと仮定して、出力が少ない場合と多い場合の両方を出しました。

1回の仕事(Standard)Argon(11月30日まで)Argon(12月1日から)3.1 Pro Preview
入力10万・出力2万トークン0.40ドル0.80ドル0.44ドル
入力10万・出力10万トークン(思考が長い)1.20ドル2.40ドル1.40ドル
入力50万・出力2万トークン(長い資料)1.20ドル2.40ドル2.36ドル

計算はこうです。入力10万・出力2万なら、12月からのArgonは0.1×4+0.02×20=0.80ドル。3.1 Proは0.1×2+0.02×12=0.44ドル。

読み取れることは3つ。

  1. 11月30日までは、どの例でもArgonのほうが安いか同じくらいです
  2. 12月1日からは、入力が20万トークン以下の仕事で、Argonは3.1 Proの約1.7〜1.8倍になります
  3. 入力が20万トークンを超える長い資料では、12月からでもほぼ同じ(2.40ドルと2.36ドル)です

仮に1ドル=150円で換算すると、12月からの1つ目の例は1回120円、3.1 Proなら66円。毎日何百回も呼ぶ仕組みなら、この差は大きくなります。急がない処理なら、BatchかFlexで半額にする道もあります。

3.1 Proと何が違うか。Googleが出した数字は、どれも自社の測定

10月13日のアプリ向けブログは、Argonの答え方を「遠回しな言い方を減らして直接答える」「必要以上に繰り返さない」「決まり文句を使わない」と説明しています。長い作業では、途中の進み具合をこまめに知らせるとも。

日本語版の発表ブログには、次の数字が並んでいます。どれもGoogleが公表したもので、第三者が測り直したものではありません。

指標Gemini 4 Argon(Google公表値)
DeepSWE v1.1(実務のソフトウェア開発)77.9%
AutomationBench(Zapierの業務自動化)51.3%(1位)
LVBench(長い動画の理解)91.7%
CWE-bench v1(脆弱性の修正)68%(首位タイ)
出力トークンの上限6万4千トークンから100万トークンへ

3.1 Proの同じ指標の数字は、読んだ発表ブログには並んでいませんでした。なので「3.1 Proより何%上」とは、この記事では書けません。

日本で使えるか:日本のプランページには載るが、Argonの国の一覧は無い

日本のAI Pro契約者が使えるかどうかは、確定と未確定が混ざっています。

  • 上限ヘルプの「Google AI Pro と Google AI Ultra を利用できる国や地域」には、日本語版にも英語版にも日本が入っています
  • Geminiの日本のプランページは、AI ProとUltraの特典に「Gemini 4 Argon へのアクセス」を載せています。AI Proの欄には、英語のまま「Gemini 4 Argon rolling out」の札が付いていました
  • Google Oneのページは "Available to Google AI Ultra and rolling out to Google AI Pro subscribers in select countries." と書いています。ほかの機能には「full list of countries」へのリンクがあるのに、Argonの国の一覧はありません
  • 10月13日のアプリ向けブログは "Try these updates starting today." で終わり、国の名前は出てきません

つまり、日本向けのページに載っているので、日本が外されているとは読みにくい。いっぽうで、AI ProへのArgonは「一部の国で順次」で、いつ自分のアカウントに届くかはどこにも書かれていません。HelenTechは10月14日の記事で、執筆時点で筆者の個人アカウントには出ていなかった、と書いています(HelenTech)。

モデル選択にArgonが無いときは、アプリを最新にして、しばらく待つしかなさそうです。

ちなみに、年齢の書き方もページで違います。上限ヘルプは、Google AIのプランでGeminiアプリを使うには「ほとんどの国で、13 歳(またはお住まいの国の該当する年齢)以上」。日本のプランページの注記は「Google AI プラン、Gemini in Gmail、Gemini in Google ドキュメントなどは、18 歳以上のユーザーのみご利用いただけます」です。18歳未満で契約を考えているなら、申し込みの画面で条件を確かめてください。

やめる・戻すときは、モデルを選び直すだけ

Argonを使うのに追加の申し込みは要らないので、やめるときも手続きはありません。モデル選択でProやFlashに戻せば、その会話はそのモデルで続きます。

AI ProやUltraそのものをやめる場合、日本のプランページの注記は「解約はいつでも可能です。適用される法律で義務付けられている場合を除き、請求対象期間が残っていても、その部分についての払い戻しはいたしかねます」。月の途中でUltraを試してやめても、残りの日数分は戻ってこない、ということです。1か月だけ試すつもりでも、14,500円は丸ごとかかる前提で考えておきましょう。

APIは使った分だけの請求なので、呼ぶのをやめれば費用は止まります。12月1日をまたいで動かし続ける仕組みは、値上げ後の値段で予算を組み直しておきたいところです。

Googleのタスク機能(旧Gemini Spark)の日本での扱いは、Gemini Sparkの記事で書きました。9to5Googleは、今回のタスクの切り替えをSparkを統合したものと報じています。OpenAIの新モデルでも、発表とヘルプで提供の条件が違う形は同じでした(GPT-6 Astraを使える条件)。

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よくある質問

AI Proに入っていれば、追加料金なしでArgonを使えますか?

Geminiアプリの中なら、追加料金はかかりません。AI Proの月2,900円の上限の中で使えます。Gemini APIで使う場合だけ、契約とは別に、使った分のドル建ての料金がかかります。

モデル選択にArgonが出てきません。

AI ProへのArgonは、Google Oneのページで「一部の国で順次」と書かれています。日本のプランページには載っていますが、いつ届くかの日付はありません。アプリを最新にして待つのが現実的です。日本のサイトHelenTechも、10月14日の執筆時点で筆者の個人アカウントにはまだ出ていなかった、と書いています。

AI StudioでArgonを使うには、Ultraが必要ですか?

契約の特典枠で使うなら、Ultraが必要です。AI ProのままでもCloud Billingを有効にしたAPIキーを使えば、AI Studioで1回ごとに払って使えます。Google OneのAIクレジットはAI Studioでは使えません。

APIの導入価格はいつまでですか?

英語版のAPI料金ページによると、2026年11月30日までです。12月1日から、100万トークンあたり入力4ドル・出力20ドルになります。日本語版の料金ページと日本語版の発表ブログには、この日付も値上げ後の値段も載っていません。

Ultraの上限は、AI Proの4倍ですか、5倍ですか?

月14,500円のUltraは5倍、月32,000円のUltraは20倍と読むのが筋です。日本のプランページ、英語版の上限ヘルプ、日本語の変更内容のヘルプが5倍と書いていて、4倍は日本語の上限ヘルプだけでした。

無料版やAI Plus(月725円)でArgonは使えますか?

使えません。モデルのヘルプでは、AI Plusで選べるのはFlash-Lite・Flash・Pro、プランなしは自動モードかFlash-Liteまでです。APIも、Argonには無料枠がありません。

出典

※本記事の価格と条件は、上記の出典を2026年10月14日に確認したものです。プランの月額は日本の表示価格、API料金は米ドルの表示価格です。上限あたりの月額とAPIの試算は、公式の価格をもとに当サイトが計算しました。

※本文中の図5枚(一目カードを含む)は、Googleの公開資料をもとに当サイトが作成したものです。

📄 この記事の立場

  • Googleの発表ブログ(日本語版・英語版)と10月13日の公式ブログ2本、9月のまとめ記事、Geminiアプリのヘルプ3本(日本語版・英語版)、Gemini APIの料金ページとドキュメント(日本語版・英語版)、Geminiの日本のプランページ、Google Oneのページ、報道2本を、2026年10月14日に読み比べました
  • 運営者はGoogle AI Ultraを契約しておらず、この記事のためにGemini 4 Argonを使ってもいません。 答えの質や速さ、使用量の減り方は書けません。書いているのは、公開されている文書から読み取れることだけです
  • ベンチマークの数字は、Googleが自社で公表したものです
  • 記事内のGoogleへのリンクは、すべてふつうのリンクです
  • 記事内の広告は光回線のもので、Googleとは関係ありません

※本記事にはアフィリエイトリンク(広告)を含みます。広告は光回線のもので、Googleとは関係ありません。