
3行でわかる結論
- Museは日本でも無料で使えます。でも、9月の発表がうたったLinkの購入保護は、規約ではいま米国の居住者だけです。
- 会話は、初めて使うときからAIの学習に使う設定です。Gmailやマネーフォワード MEから読んだ情報も、同じスイッチで決まります。
- 有料プランは、公式ヘルプだと月20ドルと月100ドルの米ドル表記だけ。円の値段(月2,799円から)は、報道に出ている数字です。
※上図は、StripeのLink 購入保護規約(2026年9月8日発効)とMetaの日本語版の発表(2026年10月28日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Meta・Stripeが提供している図ではありません。
以下はスポンサーによる広告です。記事の内容とは独立しています。
Museは日本でも無料で使える。買い物の補償は、規約では米国の居住者だけ
Museは10月23日から、日本でもiPhone・Android・muse.aiで使えるようになりました。北米以外では日本が最初で、基本の機能は無料のままです。
気をつけたいのは買い物。9月の発表は、Stripeの「Link」で払えば購入保護が付くとうたっていました。ところがLinkの規約は、この保護を「現在、米国の居住者のみ」としています。

※上図は、Metaの日本語版の発表(2026年9月9日)、Metaヘルプセンター「Museでの支払いのしくみ」、StripeのLink 購入保護規約(2026年9月8日発効。いずれも10月28日に確認)をもとに当サイトが作成した図です。Meta・Stripeが提供している図ではありません。
Museの規約も、買い物で出た損は利用者が負うと書いています。日本から任せるなら、お店の返品条件とカード会社の補償を先に確かめておきたいところです。
Museの会話は、最初からAIの学習に使われる設定
発表は「オプトアウトすることもできます」と書くだけ。ヘルプを読むと、この設定は初めて使うときからオンなんです。GmailやマネーフォワードMEから読んだ情報も、同じスイッチで決まります。[設定]→[データコントロール]でオフにでき、オフにすると過去のやりとりにも効きます。
有料プランの円の値段は、公式ページにまだ無い
Metaの日本語ヘルプにあるのは、Power(月20ドル)とMaximum(月100ドル)の米ドル表記だけ。円の値段は、PC Watchなどの報道が月2,799円からと伝えています。最終的な金額は、申し込む前の画面で確かめてください。
結び:無料のまま始めて、最初に学習の設定を見直す
試すなら、無料のまま始めて、学習の設定を先に決めておくのが順番です。買い物を任せるのは、補償の範囲がはっきりするまで、返品しやすいお店にとどめておくと安心。メルカリやチケットぴあとの連携、Ray-Ban Metaからの呼び出しは、日本ではまだ時期が出ていません。
以下はスポンサーによる広告です。記事の内容とは独立しています。
もっと詳しく:発表文を、規約・ヘルプ・購入保護規約と照らした検証の全文出典との照合・検算・細かい条件。ここを押すと畳めます出典との照合・検算・細かい条件。開くと全文が読めます
この節は、2026年10月28日時点のMetaの発表・ヘルプセンター・利用規約、StripeのLink購入保護規約、提携先の発表をもとに整理しています。発表文に書かれていない条件は、どの文書のどの言い回しから読んだかを、そのつど示します。
Museとは|メッセージを送る感覚で、作業を任せるAIエージェント
Museは、Metaのパーソナル「AIエージェント」です。やることを伝えると、Museが計画を立て、ブラウザを開いたりフォームに入力したりして、代わりに作業を進めます(Meta日本語版の発表 10月23日)。
- アプリを閉じても、時間のかかる作業は続けます。メールの送信や購入のように承認が要る場面で、通知が来ます
- 動くのは、利用者ごとに隔離されたクラウド上の専用の仮想マシン「Muse Secure VM」です
- ネットへの出入りは、Museとは別の「Sentinel」エージェントが管理します
- Museは利用者のパスワードや支払い方法を見られない、とMetaは説明しています
9月の発表によると、中で動いているのはMetaのAIモデル「Muse Spark」です(Meta日本語版の発表 9月9日)。つまり「Muse」は、エージェントの名前であり、モデルの名前でもあります。これが料金を読むときにややこしくなる点で、あとで触れます。
AIエージェントを外側から閉じ込める仕組みの考え方は、NVIDIAの例をOpen Agent Safety Platformの記事で詳しく読めます。MuseのSecure VMとSentinelも、同じ「エージェントを信用せず、出口を見張る」発想の設計です。
日本の提供は、米国の約1か月半後

※上図は、Metaの日本語版の発表(2026年9月9日・10月23日)、Meta日本語ブログ(2026年9月23日)、マネーフォワードのプレスリリース(2026年10月26日)をもとに当サイトが作成した図です。Meta・マネーフォワードが提供している図ではありません。
米国での提供開始は9月8日(米国時間)。このときの日本語版の発表は、最後に「日本での提供については現時点で未定です」と書いていました。それから約1か月半後の10月23日、日本で使えるようになっています。
| 日付 | 出来事 | 出どころ |
|---|---|---|
| 2026年9月8日 | 米国で提供開始。日本は「現時点で未定」 | Meta日本語版の発表(9月9日) |
| 2026年9月23日 | Meta Connect 2026で、高度な音声モード・Muse Realtime Avatar・Muse専用のメールアドレスを発表 | Meta日本語ブログ |
| 2026年10月23日 | 日本で提供開始。北米以外で初めて | Meta日本語版の発表(10月23日) |
| 2026年10月26日 | マネーフォワード MEが、Museとの連携開始を発表 | マネーフォワードのプレスリリース |
| 未定 | メルカリ・チケットぴあとの連携、AIグラスへの搭載(日本) | Meta日本語版の発表、Meta日本語ブログ |
日本で使えるもの・まだのもの|発表と提携先の資料で仕分けた
日本での提供開始の発表と、その後に出た提携先の発表を、日本で使えるかどうかで並べるとこうなります。
| 機能・連携先 | 日本での扱い | 公式の書き方・根拠 |
|---|---|---|
| Museアプリ(iOS・Android)とmuse.ai | 使える | 「日本において本日より iOS、Android、および muse.ai で提供を開始」 |
| Gmail・Googleカレンダー・Instagram | 使える | 日本向けの発表に、連携できるサービスとして載っている |
| Stripe・Shopify・Trip.com・Agoda・Klook | 発表に載っている | 「グローバルで展開するさまざまなサービスとの連携」 |
| マネーフォワード ME | 10月26日に連携開始を発表 | 入出金・資産データの参照だけ。取引や書き換えはできない |
| メルカリ・チケットぴあ | まだ | 「連携を進めて参ります」。開始日は書かれていない |
| 高度な音声モード・Muse専用のメールアドレス | まだ | 「日本での提供状況については、別途ご案内します」 |
| Muse Realtime Avatar | まだ | 「(英語のみ)」と書かれ、同じく「別途ご案内」 |
| AIグラス(Ray-Ban Metaなど)での利用 | 未定 | 日本語ブログに「日本におけるMuseのAIグラス搭載時期は未定です」 |
| WhatsAppからの利用 | 日本の発表に出てこない | 9月の発表は「Museアプリまたは WhatsApp」。10月の日本向けの発表は「Museアプリから」だけ |
App Storeの日本版では、Muse from Metaは日本語に対応していて、年齢制限は18+です(App Store)。
マネーフォワード MEは、発表の3日後に連携が始まった
10月23日の発表では、メルカリ・マネーフォワード ME・チケットぴあの3つとも「連携を進めて参ります」という書き方でした。そのうちマネーフォワード MEは、10月26日に「連携を開始した」と発表しています。
マネーフォワードの発表で押さえておきたい条件は3つです。
- 連携は「データの参照専用」で、MuseがマネーフォワードMEのデータを変更・更新することはできない
- 金融商品の売買や出金・振込などの取引はできない
- マネーフォワード MEに登録した銀行や証券会社の認証情報は、Museに共有されない
できるのは、入出金や資産のデータをもとに、支出の傾向を聞いたり、貯金の計画を立ててもらったりすることです。発表は、サブスクの見直し候補を整理して、更新前の予定をカレンダーに入れる、という使い方を例に挙げています。
いっぽう、メルカリとチケットぴあについては、10月28日までに検索と報道で探した範囲で、連携開始の発表は見つかりませんでした。
Ray-Ban Metaからの呼び出しは、日本ではまだ「未定」
当サイトのRay-Ban Meta(Gen 3)の記事とAIグラス比較では、「Museとの連携は米国のみ」と書いてきました。Museのアプリが日本に来た今も、グラスの側は変わっていません。
Connect 2026をまとめたMetaの日本語ブログは、グラスに名前で呼び出せるMuseを「今後数か月のうちに」入れると書いたうえで、「日本におけるMuseのAIグラス搭載時期は未定です」と添えています。10月23日の日本向けの発表には、AIグラスの話そのものが出てきません。英語版のブログには、この日本向けの断り書きはありません(Meta Blog)。
つまり日本では、スマホとブラウザのMuseは使えるけれど、グラスから話しかけるMuseはまだ、ということ。グラスを買う理由をMuseに置いているなら、ここは待ちです。
買い物の補償|Linkの購入保護は、規約では「米国の居住者のみ」
この記事でいちばん伝えたいのがここです。Metaの案内と、保護を出すStripe側の規約で、対象の書き方が違っています。
9月の発表とヘルプは、地域の断りなしに補償を案内している
9月の日本語版の発表は、支払いについてこう書いていました。
Museは Stripeが提供する Linkで決済でき、破損・紛失した商品の無料補償、値下がり対応、手数料なしの返品、対象購入における返品保証を含むLinkの購入保護が適用される最初の AI エージェントとなります。
Metaヘルプセンターの日本語ページ「Museでの支払いのしくみ」も、Linkで払う方法を「推奨」とし、「StripeのLinkを利用する場合、Stripeは対象となる購入について、損傷、盗難、紛失、値下げ、返品の保証を提供します」と書いています(Metaヘルプ: 支払い)。どちらも、米国だけという断りはありません。
Linkの規約は、受けられる人を米国の居住者に限っている
保護を出すのはStripeです。そのLink購入保護規約の日本語版(2026年9月8日発効)は、第1条で対象をこう決めています(Link 購入保護規約)。
現在、Link 購入保護特典は米国の居住者のみが利用できるものです。
注では「米国とは、米国 50 州およびコロンビア特別区を指します」と念を押しています。さらにMuse向けの第6.2条も、対象を「米国内で Meta の Muse プロダクトを使用して」行った購入に限っています。
| Metaの案内 | StripeのLink購入保護規約 | |
|---|---|---|
| 誰が受けられるか | 地域の断りなし。「対象となる購入について…保証を提供」 | 「現在、米国の居住者のみが利用できる」 |
| Museでの買い物 | 「Linkの購入保護が適用される最初のAIエージェント」 | 「米国内でMetaのMuseプロダクトを使用して行われた対象購入」 |
Stripe自身の発表も、Museとつなげる人を「US consumers(米国の消費者)」と書いています(Stripe Newsroom)。10月23日の日本向けの発表は、連携先にStripeの名前を挙げていますが、購入保護には触れていません。
両方とも日本語で読めるページで、同じ「Linkの購入保護」を指しています。読み比べると、日本に住む人がMuseでLinkを使って買っても、この保護は受けられないと読むのが自然です。
規約は、買い物の損は利用者が負うと書いている
保護が無いなら、何かあったときは誰の責任か。Museの追加利用規約は、お金の動く操作について次のように書いています(Muse Supplemental Terms of Service・2026年9月8日更新)。
you bear all risk of financial loss arising from such actions and your use of Muse (そうした操作とMuseの利用から生じる金銭的損失のリスクは、すべてあなたが負います)
同じ条項は「certain transactions may be irreversible by their nature(取引によっては、その性質上取り消せないものがある)」とも書き、利用額の上限やカテゴリーの制限を決めるのも利用者の責任だとしています。日本語のヘルプも「Museがあなたに代わって行うすべての取引の責任は、あなたが負います」と書き、注文はすべて販売者が処理すると説明しています。
Metaの責任には上限もあります。重大な過失・故意・詐欺を除いて、Metaが負う責任の合計は「$250 or the amount you have paid us in the twelve months(250ドルか、直前12か月に払った額の大きいほう)」まで。規約は、法律がこうした制限を認めない国や地域では、法律が許す範囲に限るとも書いています。
承認は毎回求められるが、「常に許可」も選べる
Museは購入を完了する前に「必ずあなたの承認を求めます」とヘルプは書いています。ここは安心材料です。
でも、承認の仕方は選べます。ヘルプ「Museがあなたのガイダンスと承認に基づいて機能する仕組み」によると、コネクターごとに「常に許可」を選ぶと、Museはその種類の操作を「再度の確認なしに実行できます」(Metaヘルプ: 承認)。同じページは、メールの送信のように取り消せない操作もあると書いています。
規約の側は、送信・支払い・削除のような「状態を変える操作」には、実行前の確認か事前の許可を置くよう求めています。「常に許可」は、この事前の許可にあたります。そのうえで規約は、Museの操作の結果を「自分でやったのと同じように」利用者が負うと書いています。買い物まわりを「常に許可」にしなければ、思わぬ支払いを自分の手前で止められます。
AI学習|「オプトアウトできる」の中身は、最初からオンの設定

※上図は、Metaの日本語版の発表(2026年10月23日)、Metaヘルプセンター「Museのデータを管理する方法」、Muse Privacy Policy(いずれも2026年10月28日確認)をもとに当サイトが作成した図です。Metaが提供している図ではありません。
10月23日の発表は「MuseとのやりとりをMetaのAIモデルの学習に利用させないよう、オプトアウトすることもできます」と書いています。オプトアウトは「あとから外れる」形なので、最初はオンということです。ヘルプははっきり書いています(Metaヘルプ: データの管理)。
| 項目 | ヘルプ・ポリシーの書き方 |
|---|---|
| 設定の名前 | 「AIモデルの改善にご協力ください」 |
| 最初の状態 | 「この設定はMuseを初めて使用するときにオンになっています」 |
| オフにする場所 | [設定]→[データコントロール] |
| オフにしたとき | 「この設定を変更すると、過去のインタラクションにも適用されます」 |
| 連携先から読んだ情報 | コネクターなどから得た情報も、同じスイッチで学習に使うかが決まる(プライバシーポリシー) |
| 学習に使う場合 | 名前・メールアドレス・電話番号・社会保障番号などの個人情報を取り除き、アカウントとのつながりを外す |
連携先から読んだ家計やメールも、同じスイッチの対象
見落としやすいのは、連携先の情報です。Museのプライバシーポリシーはこう書いています(Muse Privacy Policy)。
The same toggle in your Settings controls whether that information can be used to improve AI at Meta. (設定の同じスイッチで、その情報をMetaのAIの改善に使えるかどうかが決まります)
「その情報」は、コネクターなど、Museが作業に使うサービスから得た情報のことです。マネーフォワード MEをつなげば家計や資産のデータ、Gmailをつなげばメールの中身が、やりとりに入りえます。スイッチがオンのままなら、それも学習の対象になりうる、と読めます。
学習に使う場合は個人情報を取り除くと、ポリシーは書いています。ただ、例に挙がっているのは名前・メールアドレス・電話番号と米国の社会保障番号で、日本の口座番号やマイナンバーについての記述は見当たりません。あなたが家計のデータをつなぐつもりなら、先にスイッチをオフにしておくのが無難です。
消しても、覚えたことが残る場合がある
データを消す方法もヘルプにあります。メッセージは1件ずつ消せて、[データコントロール]の[リセット]を使えば、チャット履歴・ファイル・進行中のタスクをまとめて消せます。リセットは元に戻せません。
気をつけたいのは、ヘルプのこの一文です。
Museから何かを削除した後も、Museは、削除したものから学習した情報を引き続き記憶している場合があります。
コネクターを切っても同じで、それまでに使った情報は「Museのメモリーや会話履歴に残っている可能性があります」(Metaヘルプ: コネクター)。特定の話題を忘れさせたいときは、チャットで「忘れて」と頼む方法も用意されています。Metaのアカウント自体を削除すれば、Museを含むすべてのデータが消える、とヘルプは説明しています。
ちなみに、Museの会話や仮想マシンのデータをMetaの広告システムと共有しない、という点は9月と10月の発表、プライバシーポリシーのどれも同じ書き方でした。9月の発表が「本年後半」と書いた、Metaにも中身が見えない「Muse Confidential VM」は、プライバシーポリシーでは「In the future(今後)」の選択肢という扱いのままです。
料金|公式ヘルプは米ドル表記。円の値段は報道に出ている
10月23日の発表は「多くの基本的な機能は無料で利用でき、さらに活用したい方向けにはサブスクリプションプランもご用意しています」と書くだけで、金額を出していません。
Metaヘルプの日本語ページ「Museサブスクリプションについて」は、プランを次のように書いています(Metaヘルプ: Museサブスクリプション)。
| プラン | 公式ヘルプの表記 | 毎週使えるMuseトークン | 報道の円の値段 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 利用上限あり | 書かれていない | — |
| Power | $20/月 | 5億 | 月2,799円 |
| Maximum | $100/月 | 30億 | 月13,990円 |
円の値段は、PC Watchが「毎月2,799円の『パワー』」「毎月1万3,990円の『マキシマム』」と書き、Impress Watchも「2,799円/月~」と伝えたものです(PC Watch・Impress Watch)。
円の値段を公式の資料で探した範囲は、次の4つです。
- Metaの10月23日の日本語版の発表:金額の記載なし
- Metaヘルプの日本語ページ:「$20/月」「$100/月」の米ドル表記だけ。「円」「日本」の語も、税込・税別の書き方も無い
- Metaヘルプの英語ページ:同じく米ドルだけ
- App Store日本版のMuse from Meta:「無料・アプリ内購入」とだけあり、課金の一覧は出ていない
ヘルプは、特典や提供状況は地域やアカウントで変わることがあり、申し込む前の画面で確かめられる、と書いています。報道の円の値段が税込かどうかは、記事に書かれていません。申し込みの画面に出る金額が、あなたの払う額です。
円の値段は、どちらのプランも1ドル約140円の付け方
報道の円の値段を、ヘルプのドルの値段で割ってみます。2,799円÷20ドルで約140円、13,990円÷100ドルでも約140円。2つのプランで、同じ比率で円の値段を付けた形です。これは為替レートではなく、値段どうしの比です。
プランの中身も比べておきます。Maximumは、Powerの5倍の値段で、毎週のMuseトークンは6倍。月額1ドルあたりの毎週のトークンは、Powerが2,500万、Maximumが3,000万です。
ただし「Museトークン」が何回分の作業になるのかは、どのヘルプにも書かれていません。追加トークンのページも、消費量はタスクによって違うとするだけです。トークンの量で作業の回数を見積もることはできないので、まずは無料の上限で足りるかを見るのが現実的です。
解約しても返金は無く、追加トークンも払い戻せない
やめるときと、足りないときの条件です。
| 項目 | ヘルプ・規約の書き方 |
|---|---|
| 自動更新 | 「キャンセルしない限り毎月自動的に更新されます」。請求日は最初に買った日と同じ日 |
| 解約したとき | 「サブスクリプションのキャンセルは返金対象外です」 |
| 解約後に使える期間 | 「現在の請求サイクルが終了するまで」特典を使える |
| App Store・Google Playで買ったとき | そのストアの手続きで解約する |
| 値上げ | 少なくとも30日前に知らせる(Metaサブスクリプション利用規約) |
| 追加のMuseトークン | サブスクなしでも買える。有効期限なし。法令で求められる場合を除き返金できない |
根拠はMetaヘルプ: 解約、Metaヘルプ: 追加トークン、Metaサブスクリプション利用規約です。サブスク利用規約は、アプリ内課金の返金はAppleやGoogleの決まりに従うとも書いています。
Meta Oneの月949円・2,900円は、別の契約
Metaには、9月から日本でも始まった「Meta One」というサブスクもあります。個人向けのCoreが月949円、Premiumが月2,900円(どちらも税込)です(Meta日本語版の発表 9月16日)。
紛らわしいのは、Meta Oneの説明に「Museモデルを基盤とした画像の作成・編集、動画生成など、Meta AIによるメディア生成機能」とあること。ここでいう「Muse」は、モデルの名前です。Meta Oneの日本語版の発表の各プラン説明に、Museエージェントの利用枠は書かれていません。Museのヘルプも、Museの有料プランとしてPowerとMaximumの2つだけを挙げています。
Meta Oneに入っても、Museエージェントの上限が増えるとは読めない書き方です。Museをたくさん使いたいなら、見るべきはPowerとMaximumのほうです。
規約と紛争|日本の利用者は、Meta本体の規約でカリフォルニア州法になる
Museの追加利用規約の契約相手は、米国のMeta Platforms, Inc.です。利用できるのは18歳以上(その国でもっと高い年齢が求められるなら、その年齢以上)。日本の成人年齢は18歳なので、18歳から使えます。
紛争の決まりは、少し回り道をしています。
- 追加利用規約の第19条は、紛争を個別の仲裁で解決し、集団訴訟を認めないと定めています。カリフォルニア州法とカリフォルニア州の裁判所を指定しているのも、この第19条です
- ところが同じ第19条の最後に、米国とカナダ以外に住む人には第19条を適用せず、紛争は「Meta Terms of Service」に従う、とあります
- そのMeta利用規約の日本語版(2025年1月1日から適用)は、第4.4条「紛争」で、カリフォルニア州北部の連邦地方裁判所かサンマテオ郡の州裁判所を専属管轄とし、カリフォルニア州法に準拠すると書いています(Meta利用規約)
まとめると、日本の利用者には仲裁と集団訴訟の放棄の条項はかかりません。それでも、準拠法と裁判所は、Meta本体の規約を通じてカリフォルニア州になる、という並びです。
規約は、Museが作ったものや送ったものの責任を利用者に負わせ、AIエージェントの行動について「Metaへのいかなる請求も明示的に放棄する」とまで書いています。日本の消費者を守る法律がどこまで優先するかは、規約自身が「法律が許す範囲で」と書くだけで、具体的には示していません。
どこまでが確定で、どこからが報道か
| 区分 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 確定(一次資料) | 10月23日に日本で提供開始。iOS・Android・muse.ai。基本機能は無料 | Meta日本語版の発表 |
| 確定(一次資料) | 音声モード・専用メールアドレス・Realtime Avatarの日本での提供は「別途ご案内」。AIグラスへの搭載は日本では未定 | Meta日本語版の発表、Meta日本語ブログ |
| 確定(一次資料) | Linkの購入保護は「現在、米国の居住者のみ」 | Link 購入保護規約 |
| 確定(一次資料) | 学習の設定は初回からオン。オフは過去分にも効き、連携先の情報も同じスイッチ | Metaヘルプ、Muse Privacy Policy |
| 確定(一次資料) | Powerは$20/月で毎週5億トークン、Maximumは$100/月で毎週30億トークン | Metaヘルプ |
| 確定(一次資料) | マネーフォワード MEは10月26日に連携開始を発表。参照だけで取引はできない | マネーフォワードのプレスリリース |
| 読み取り | 日本に住む人は、MuseでLinkを使っても購入保護の対象外 | Metaの案内とLinkの規約を突き合わせて判断 |
| 読み取り | 日本の利用者の準拠法はカリフォルニア州法 | Muse追加利用規約の第19条と、Meta利用規約の第4.4条をつないで判断 |
| 報道 | Powerは月2,799円、Maximumは月13,990円 | PC Watch、Impress Watch |
| 報道 | 北米で1か月に1,000万以上ダウンロード | Impress Watch |
以下はスポンサーによる広告です。記事の内容とは独立しています。
よくある質問
Museは日本でいくらかかりますか?
基本の機能は無料で、使える量に上限があります。有料プランは、Metaの日本語ヘルプだとPowerが月20ドル、Maximumが月100ドルです。円の値段はヘルプに無く、報道がPowerを月2,799円、Maximumを月13,990円と伝えています。最終的な金額は、申し込み前の画面で表示されます。
Museに買い物を頼んで、商品が壊れていたら補償されますか?
Linkの購入保護は、Stripeの規約では現在、米国の居住者だけが対象です。Museの規約は、Museの取引による金銭的な損失のリスクを利用者が負うとしています。日本では、お店の返品条件とカード会社の補償を先に確かめておくのが安全です。
Museとの会話をAIの学習に使わせないようにできますか?
できます。[設定]→[データコントロール]の「AIモデルの改善にご協力ください」をオフにします。最初はオンになっていて、オフにすると過去のやりとりにも適用されます。連携先から読んだ情報も、同じ設定で決まります。
マネーフォワード MEをつなぐと、Museがお金を動かせるようになりますか?
なりません。マネーフォワードの発表によると、連携はデータの参照専用です。売買や出金・振込はできず、MuseがマネーフォワードMEのデータを書き換えることもできません。銀行や証券会社の認証情報も、Museには共有されません。
Ray-Ban Metaで、Museに話しかけられますか?
日本ではまだです。Metaの日本語ブログは「日本におけるMuseのAIグラス搭載時期は未定です」と書いています。スマホのアプリとmuse.aiのMuseは、日本でも使えます。
有料プランを途中でやめたら、残りの日数分は返ってきますか?
返ってきません。ヘルプは、キャンセルは返金の対象外で、今の請求期間が終わるまでは特典を使えると書いています。App StoreやGoogle Playで申し込んだ場合は、そのストアの手続きで解約します。
Meta Oneに入っていれば、Museを多く使えますか?
Meta Oneの説明に、Museエージェントの利用枠は書かれていません。Meta Oneの「Museモデル」はMeta AIの画像・動画生成の土台になるモデルのことで、エージェントのMuseとは別の話です。Museの有料プランは、PowerとMaximumの2つです。
出典
- Meta、パーソナルAIエージェント「Muse」を日本で提供開始 — Meta Newsroom 日本語版(2026年10月23日)(一次資料。日本での提供・連携先・「別途ご案内」・オプトアウト)
- Muse登場:すべての方のために構築された世界初のパーソナルAIエージェント — Meta Newsroom 日本語版(2026年9月9日)(Linkの購入保護・WhatsApp・日本は「現時点で未定」)
- Meta Connect 2026:発表内容まとめ — Meta日本語ブログ(2026年9月23日)(AIグラスへの搭載、日本は未定)
- Everything We Announced at Meta Connect 2026 — Meta Blog(2026年9月23日)(英語版。日本向けの断り書きが無いこと)
- Museサブスクリプションについて — Metaヘルプセンター(プランと米ドル表記・18歳以上・自動更新)
- Museのデータを管理する方法 — Metaヘルプセンター(学習の設定・削除・リセット)
- Museでの支払いのしくみ — Metaヘルプセンター(Linkの保証の案内・取引の責任)
- Museがあなたのガイダンスと承認に基づいて機能する仕組み — Metaヘルプセンター(「常に許可」・取り消せない操作)
- Museとコネクターの連携 — Metaヘルプセンター(切断後も情報が残る可能性)
- Museのサブスクリプションをキャンセルする — Metaヘルプセンター(返金対象外・請求サイクルの終わりまで利用)
- 追加のMuseトークンの購入方法 — Metaヘルプセンター(有効期限なし・返金不可)
- Muse Supplemental Terms of Service — Meta(2026年9月8日更新)(金銭的損失のリスク・責任の上限・第19条)
- Muse Privacy Policy — Meta(学習の設定と連携先の情報)
- 利用規約 — Meta(2025年1月1日から適用)(第4.4条 紛争)
- Meta Subscription Terms of Service — Meta(返金・値上げの通知・アプリ内課金)
- Link 購入保護 — Stripe(2026年9月8日発効)(一次資料。米国の居住者のみ・Muse向けの第6.2条)
- Stripe helps Muse, Meta's new personal AI agent, shop across the internet with Link — Stripe Newsroom(2026年9月8日)(「US consumers」)
- 新たなサブスクリプション「Meta One」の提供を開始 — Meta Newsroom 日本語版(2026年9月16日)(Meta Oneの日本の料金・「Museモデル」)
- 『マネーフォワード ME』、MetaのパーソナルAIエージェント『Muse』と連携開始 — マネーフォワード(PR TIMES・2026年10月26日)(参照専用・取引不可)
- Muse from Meta — App Store(日本)(日本語対応・18+・課金一覧の表示なし)
- 人に頼む感覚でメールも予約も丸投げ。MetaのAIエージェント「Muse」が日本上陸 — PC Watch(2026年10月23日)(円の値段)
- MetaのパーソナルAIエージェント「Muse」、日本でスタート — Impress Watch(2026年10月23日)(円の値段・ダウンロード数)
- 「Muse」日本で提供開始 MetaのAIエージェント、メルカリやマネフォ、ぴあと連携へ — ITmedia NEWS(2026年10月23日)(国内3社との連携は「予定」)
※本記事の内容は、上記の出典を2026年10月28日に確認したものです。料金・提供される機能・規約は、更新や国ごとの展開で変わることがあります。
※本文中の図4枚(一目カードを含む)は、Meta・Stripe・マネーフォワードの公開資料をもとに当サイトが作成したものです。各社が提供している図ではありません。
📄 この記事の立場
- Metaの日本語版の発表3本と日本語・英語のブログ、Metaヘルプセンター7ページ、Museの追加利用規約・プライバシーポリシー、Meta本体とサブスクリプションの利用規約、StripeのLink購入保護規約と発表、マネーフォワードの発表、App Storeの掲載、報道3本を、2026年10月28日に読み比べました
- 運営者はMuseを契約・利用していません。 動作や使い心地の感想は書けません。書いているのは、公開されている文書から読み取れることだけです
- Meta・Stripe・マネーフォワードへのリンクは通常のリンクで、紹介料は受け取っていません
- 記事内の広告は光回線のもので、Meta・Stripe・Klook・メルカリ・マネーフォワード・ぴあとは関係ありません
※本記事にはアフィリエイトリンク(広告)を含みます。広告は光回線のもので、Meta・Stripe・Klook・メルカリ・マネーフォワード・ぴあとは関係ありません。